その時のアンスには、自分が既に死んでいることがわかっていなかった。
ウィリアム・フォークナー「死の床に横たわりて」
肩がいま半歩、全快に辿り着きません。
いい機会なので、整備三昧でございます。
シンプルな正立のフロントフォーク。
純正では粘度10 のオイルが入っています。
しかし世界各地の山中にて活動的メイソウに耽るイルミナティたちは5〜7.5の粘度がトレンドな模様。
我もまたミネルヴァの梟.....
「おい、店主! 粘度5のフォークオイルを貰おうか!キンキンに冷えたやつな!」
「ないけど?」
「え...ないの?」
「0wならあるよ」
「0ってアナタそらいくらなんでも柔らか過ぎるんじゃないの、知らないけれどもさ?
0って。
0ってアナタ。
サバサバじゃん。0っつったら「御家人斬九郎」の若村麻由美くらいサバッサバじゃないのソレ?
大好きなんですけど、蔦吉姐さん...
てか0なんてあるんだ、へぇ....」
...でもまあどうでもいっか、なんでもやってみるもんさ、なははははは!
ちなみに入っていたオイルは泥水のように薄汚れていました。
ついでに、フロントフォークの突き出しを調整。
手元を...こうね...上に突き出させることで、トレール幅が変化。キャスター角も微妙に立ちます。
ロング・ストーリー・ショート。
ハンドリングがクイックになり直進安定性が低下するのです。
おーし、まずは10mmくらい出してみるとしよう。
10mmはちょっと出し過ぎてる気もするけど、そこから調整すればいいか....ら.......こう....出し加減を調整.....んでネジを締めて.....ようし!
これで.....12mm(白目
...これさじ加減、難しいな.....でもまあなんでもいっかとりあえずこれでいこう、のははははは。
突き出したぶん、フロントは下がります。
かてて加えて、リア外径が大きくなるタイヤを履いているのでバイクがかなり前傾。
その姿は、まさに獲物を捕らえんとする猛禽のそれ。
さらに付け加えるならば、なにひとつ体感では変化なし。
鈍いのだろうか....(鈍いのです
あ。フォークの動きはchouette です。
Posted at 2020/10/18 20:06:22 | |
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