オーサカ・ナオミとあんなことやこんなことを日々やっておられる不届きな
やーまちゃんさんのアップを拝読して興味が湧いたワタクシ。
さっそくお近くのニッサンへ行ってまいりました。
NISSAN DAYZ ハイウェイスターX
スペック
乗員定員 4名
全長*全幅*全高 3395*1475*1640mm
ホイールベース 2495mm
トレッド前/後 1300/1290mm
車両重量 830kg
エンジン
エンジン型式 BR06
最高出力 38ps(52kW)/6400rpm
最大トルク 6.1kg・m(60N・m)/3600rpm
総排気量 659cc
ボア*ストローク 62.7*71.2mm
圧縮比 12
燃料タンク容量 27L
使用燃料 無鉛レギュラー
足回り
ステアリング形式 ラック&ピニオン
サスペンション形式(前) マクファーソン式
サスペンション形式(後) トーションビーム
ブレーキ形式(前) ディスク
ブレーキ形式(後) リーディングトレーリング
タイヤサイズ 155/65 R14
ミソはエンジン。
せっかくの新開発なのにアライアンスエンジンのBR型ベース。しがらみは忘れるものじゃなくて断ち切るものって旅団の団長がゆってたよ、ニッサンサン。
えーと、内製5部品(ブロック、ヘッド、クランクシャフト、コンロッド、カムシャフト)の素材は愛知機械のラインで製造(NISSANのQR型やHR型も受け持っている)。
んで倉敷にあるMITSUBISHIの水島工場のラインで機械加工と組み立て、エンジンチェックして搭載。
ピストンなどの購入品は水島工場周辺のサプライヤー。
だそうです。
ベースは新興国向けのBR08。ボア*スト 69.0*71.2 の799cc。ストロークを流用してボアを62.7に小さくしたのがBR06。なんで重い。
S/B比は1.14。燃焼室形状を理想に近づけて火炎伝播を良くし、かつ冷却損失を減らすのがロングストロークの狙い。世はS/B比1.3の時代。菱形がらみのしがらみMITSUBISHIもがらみって1.14止まりでしょうか。
気筒あたり2つの吸気ポートにインジェクターも2つ。熱いバルブ傘の裏に精度高く燃料を当てて蒸発させ、良い混合気を吸い込みましょう。ポート壁面に燃料が付着しにくいらしい。....なんで?
全開ではバルブが開いているときに噴いて燃料が蒸発する前にシリンダーへ入れる。潜熱でノッキング抑制して点火進角できて幸せ。
ピストン冠面裏にはリブ。クーリングチャンネルをつけるより安上がり。ヒートシンクの役目を果たしてノッキング抑制。目方は増えるが剛性もあがる。
頑張ってるなぁ(感服
エクステリア
変な顔。
ライトの位置が高いので、この手の車種は眩しいのです。まったく。
デザインの潮流ってわかんないけど、車にさして興味ない人ってBMWミニとかチンクとかをkawaii☆って言いません? なんての、アーバン・レトロ風味? いかに定義を希釈してモテをご飯の友みたいにふりかけるのかが、早いサイクルで消費される現代価値観の渦の中で明暗を分けるとも思うのですが、尖りすぎては角が立つし、意地を通せば窮屈ですものね。とかく中田ヤスタカは偉大だって元千円札の人も言ってた気がする。
難しいです。
内装
わかりません。いいと思います(粉ミカン
私はファブリックシートが好きなのでなにも文句はありません。樹脂素材の質感もちょっと軽じゃない感じ。もう記憶がおぼろげなのですが、以前乗ったスイスポより上等なんじゃないでしょうか? 内装に興味ない私はこれがリーフとかセレナとかスカイラインの内装でも不満無いと思います。わかりません、私がざっかけないだけかな?
そして遮音性。本当に軽自動車ですか。凄ぇな....
規格に暗いのですが、軽自動車ってボディも薄いですよね?
伺ったら、防音材? 遮音材? を奢っているのだそうです。
リア広い。天井高い! その分荷室は狭い。というか無い。シート前にズラす事で多少は確保できます。プラス、元スペアタイヤスペースに荷物が入る。
走行
音! 静か! エンジン音も軽っぽくない。今回乗せていただいたのはハイウェイスターX(もうちょっと名前どうにかなんねぇか? 「水島 軽肆 乙式」とか「クワイエット・ウルフZ」とかさ)。NAです。踏むと当然エンジンが不憫なくらい唸るわけですが、結構いい音です。雑〜ないわゆる軽の音じゃない。しかも車内が静かなので気になりません。
エアコンがマックスにゴイゴイいっている中で坂道だらけの街中を登ると.....うん、進みません。でもなんだろう、これ? CVT? 4000rpmくらいまで必死に回って進もうと頑張るエンジンとふらふら動くCVTの制御が同期しません。
どう踏んであげれば上手にパワー乗せてあげられるんだろう、といきなり多めに踏んでみたり、じわじわと加速に従って踏んでいってみたりするのですが、どう踏んでも回転数がふらふら。CVTがどうして欲しいのかよくわかりませんでした。単純にエアコンマックスで急な坂道加速するのどうあがいても無理なだけかもしれませんが。
平地は加速凄くいいです。軽としては破格ではないでしょうか。NAのエンジンは3600rpmでピークトルク。きちんと走ります。
でもやっぱりCVT気になります。強く踏み込むとシフトアップのような制御をしながら加速しますが、ギクシャクしてる気が...。
まあ、CVTのなにも知らない素人なので、上手に使ってあげられないだけか。
ステアフィールは普通。
足がちょっと気になりました。
ハーシュネスいなせない。先の熊本地震からか、かなり酷い路面も多い温泉国。結構突き上げます。揺り戻しはほぼなく収まる。ちょっと速度上げて十字路曲がるとロール感がきつい。リアがふにゃっとするので怖い。
もちろんこの全幅*全高の軽自動車ですから、ロールの安定感が(キリッ とか言うつもりはさらさらありません。でもそれならハーシュネスなにそれ...なセッティングでもいいのでは? 水の上走ってんのかよ、な足でもなく。走るしっかりした足でもなさそう。
狙いが私にはわからんです。
軽自動車のセッティングってまた、色々私の知らないノウハウがあるのでしょうね。
制約の中で知恵を絞る軽自動車ジャンルはメーカーさんの努力がよく見えて感心しきりでした。たまーにチョイ乗りで運転したことがある程度の軽自動車経験しかない車素人の私の、これまた試乗レベルでの感想です。眉に唾してお読みください。
でも確かに軽自動車としては驚くほど内装も走りも高級感がありました。
いい車。
ディーラーさん、ありがとうございました!
Posted at 2019/08/17 21:06:27 | |
トラックバック(0) |
試乗 | 日記