今回は公道デビューに向けて不具合箇所の修正と追加で部品を装着します。
修正対象箇所はスピードメーターです。検査場に向け走行していた際に30km/hを超えた辺りでキュルキュルというかなり大きな異音がしました。速度計検査の際にもしっかりと異音を発していましたが、幸い検査官の指摘は受けませんでした。ネットで検索すると中の機構が油切れを起こしている可能性が高いと判断されたため注油する事にしました。
早速メーターを取り外して分解します。
スピードメーターを分解しました。2度目の作業となりますが、カシメを外す作業はとても面倒です。
右側のワイヤーに繋がる部分で油切れを起こすと異音を発するようです。よくダンパーオイルが切れて針が暴れたり、オイルが固まって針の戻りが悪くなったりという話を聞きますが、両メーターとも今のところ大丈夫そうです、
続いて特に問題のないタコメーターも分解して同様に注油します。
下の写真の針の軸に付いている筒状の部分がダンパーオイルのタンクの様です。ここのオイルの補充・交換は針を外したりプレートのカシメを外したりとかなり難易度が高い作業となり、2〜3個メーターを壊す覚悟で挑戦しなければならない作業と思われたため、今回は見送ります。
完成後、ワイヤーを付けて電動ドリルでワイヤーを回してみます。異音なく240km/hまでスムーズに動く事を確認しました。
同様にタコメーターも11000回転までスムーズに動くことを確認しました。
元通りにして完成です。因みに上記と同様の作業を業者に依頼すると費用は5〜6万円で納期は2〜3ヶ月とのことです。今回マイルからキロに変換する歯車とキロ表示の文字盤に替えようと思い概算見積もりを依頼したところスピードメーターのみで8万円、両方で10万円を軽く超えるため諦めました。プロの仕事なので完璧なのだと思いますが、納期も費用も掛かりますね。それなら4万円で2つのメーターとブラケットが買える新品のリプロメーターで充分と思います。しかし、このLTDのメーターはMK2のメーターと同じ物なので、距離換算の面倒を我慢してこのまま使いたいと思います。
メーターをブラケットに付けて車体に取り付けます。
配線を通してライトケースを取り付けます。
ここからは公道デビューに向けて用意していた部品を取付けます。まずは他の大型2台と同様にウインカーポジションユニットをライトケース内に取り付けます。
これはICで制御するユニットのためシングル球のバルブをポジション化できます。配線後ポジションライトの明るさを設定します。ウインカー点灯時の概ね50%程度の明るさに調整します。
下の写真の向かって左側がウインカー点灯、右側がポジション点灯です。写真だと少し分かり辛いですが、肉眼では照度の差がハッキリと分かります。
ウインカー作動側(写真左)は完全に点滅します。反対側(同右)はウインカー作動中もポジション点灯を維持します。この仕様は、ホンダ現行車の純正仕様と同じですが、Z900RSを同仕様でカワサキプラザに定期点検に出した所、カワサキの基準でNGとなり整備不良扱いとなりました。カワサキではウインカー作動時、反対側は消灯させないと車検を通さない様です。メーカー毎に法律の解釈が違うのかも知れません。次回のユーザー車検時は試しにホンダ仕様のまま通してみようと思います。
続いてスマホホルダーを取付けます。これも他の大型2台と同じく非接触充電器を内蔵したタイプです。スマホをセットするだけで充電が始まるのでとても便利です。
MK2ではハンドル周りをコンパクトにしたのでこの位置が装着可能な唯一のポジションでした。ギリギリタコメーターも見えます。
装着前にバルブの写真を撮り忘れましたが、LEDヘッドライトバルブを取付けます。こちらはCB750FのバルブをH4タイプのLEDバルブに交換した際、自動車用を購入したので2個入っており、予備としてストックしていた物です。
ウインカーポジションユニットやLEDバルブのコントローラー、それらの配線等を何とか押し込めてヘッドライトを装着しました。これで完成です。
ポジションを点灯させてみます。
次にヘッドライト。明るそうで良い感じです。
スマホホルダーにも電源が来ており、ハンドル周りも完成形となりました。
まだ寒い日々が続いていますが、天気の良い日に念願の公道デビューを果たしたいと思います。
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2024/01/26 11:17:44