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GTIのタイヤをスタッドレスに交換したのですが、バランスウエイトが1つ剥がれ落ちているのを見つけタイヤショップへ。

作業をしてもらっている間、そろそろスタッドレスも新しいものに替えなきゃなぁと思いながら、展示されていたタイヤを眺めていたら…

とても個性的なパターンのタイヤを発見。実は先日ヴァリアントの空気圧調整に来た時から気になっていました。携帯電話で有名なノキアです。社長に「そういや昔ノキア売ってたよね？」と聞くと、しばらく輸入されていなかったとのこと（ウソかホントかブリジストンが妨害したそうな）。今シーズン、試験的に販売が再開したそうです。



遠目でも「アレ？」と何か違うのに気付くのは、薄く切った円柱にそのままパターンを刻んだかのようにショルダーが角張っていることと、接地面が真っ平らなこと。



これは隣に展示してあったミシュランのX-ICE3。ちなみにサイズはどちらもゴルフ用の225/45R17。



スタッドレスってショルダー部ですぐに識別できることが多いのですが、ノキアは結構異色なことが写真からわかるでしょうか？

社長はお店で使っているゴルフ５のGTXに装着してテストするそうです。

ノキアのスタッドレスのことをよく覚えていたのは、スパイクタイヤが禁止されたとき、特殊なゴム製のスパイクピンを埋め込んだスタッドレス（厳密にはスタッドタイヤだが）を販売していたからですが、日本の保安基準の関係で本国のピンをそのまま使うことができず、日本仕様のピンを手作業で埋め込む必要がありました。私もその作業をよく見ていましたが、あまりに手間なので扱うのを止めてしまったとのこと。現在では日本仕様のピンに適合するタイヤの製造もされていないそうです。

ちなみに30年以上前、私が初めてスタッドレスを購入したのはこのお店ですが、当時乗っていたジェミニ・イルムシャーでスキーに行くためにユニロイヤルというメーカーのタイヤを購入しました。「そういやユニロイヤルって今もあるの？」と社長に聞くと、買収されてしまってブランド名がわずかに残っているとのこと。小規模のタイヤメーカーはどんどん吸収合併で無くなっていってるんだそうです。