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2021年02月25日 イイね!

第二世代プジョー208の”Style”を選ぶ意義はあるのか

第二世代プジョー208は昨年2020年7月に日本で販売を開始しました。

最大のトピックスは何と言っても最新のプラットフォーム”CMP”の採用。

Bセグメント以下に採用となるCMPプラットフォームはEVにも対応できることはメリットです。つまり、208にはe-208なるEVが存在します。

グループPSAにとって将来の命運が掛かっていると言っても過言ではないでしょう。DS3CrossBackやOPEL eCORSAなどは兄弟モデルですし。

話逸れました。ICE(内燃機関)モデルに限ると、昨年7月の発売時のグレード展開としては、上位グレードから・・・ GT Line、Allure、Style の3グレード。

但し、Styleはなぜか受注生産の扱い。中間グレードAllureとの装備差(2020年7月発売当時)を調べてみました。

○セーフティ/セキュリティ
 ・エレクトリックパーキングブレーキ
 ・フロントソナー
 ・アクティブセーフティブレーキ (※Styleは二輪車、夜間検知機能がない。)
 ・レーンポジショニングアシスト
 ・アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付) ※但し、クルーズコントロールは装備


○エクステリア
 ・LEDヘッドライト
 ・LEDリアコンビネーションランプ
 ・インテリジェントハイビーム
 ・リアアンダーシャイニーブラックデコ
 ・スーパーティンテッドガラス(リアサイド/リア)


○インテリア
 ・オートエアコン ※但し、マニュアルエアコンは装備
 ・3Dデジタルヘッドアップインストルメントパネル
 ・プロキシミティスマートキー
 ・ドライブモード(スポーツ/ノーマル/エコ)
 ・ブレーキモード(Bモード/ノーマルモード)
 ・ハイセントラルコンソール
 ・シート素材(ファブリック/テップレザー) ※但し、ファブリックは装備
 ・USBソケット(充電用:3個)


○その他
 ・16インチアロイホイール ※但し、16インチスチールホイールは装備

2020年7月発売当時の両者の価格は、
  Allure:259万9,000円
  Style :239万9,000円
ちょうど20万円の差ということになります。

それほど大きな価格差ではありませんが、果たして”Style”を選ぶ意義はあるのか、ちょっと検証してみましょう。

「セーフティ」では、「アクティブセーフティブレーキ」は二輪車であっても、夜間走行時であっても作動することはマストでしょう。欠かすことのできない装備です。

「アクティブクルーズコントロール」は前走車に追従する際、適切な車間距離を保ってくれるのはメリットがあります。もちろん前走車の減速にも対応。疲労時のドライビングには最適と言えます。決して装備を過信しないのは言うまでもありません。

これら装備だけを考慮しても、Styleの価格からさらに20万円を追加すれば、より高い安全性を担保してくれる可能性と価値はありそうです。

販売する側としても、あえて積極的に”Style”を勧める理由はないのかもしれませんね。

日本市場における”Style”の存在は、208はこの価格から買えますよ…という見せかけのグレードと言えるでしょう。だから受注生産扱いなのかと考えられます。

ところで、つい先日2月24日には、早速マイナーチェンジを実施した模様。発売開始してからまだ8ヶ月も経っていないのにです。

carviewニュースから引用します。(リンクは下に貼っています。)

(引用開始)
グループPSAジャパンは2021年2月24日、プジョー・ブランドのBセグメントハッチバックの208およびe-208のマイナーチェンジを行い、合わせて従来のGTラインをGTに名称変更して、同日より発売した。
(~中略~)
今回の商品改良は、ガソリンエンジン車の燃費向上や各グレードでの装備アイテムの追加などがメインメニューだ。

まず、“PureTech”1199cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力100ps/5500rpm、最大トルク205Nm/1750rpm)を搭載する208は、全グレードでWLTCモード燃費が5%アップ(17.9km/リットル、従来は17.0km/リットル)。排ガス基準の四つ星(50%低減レベル認定車)を取得し、エコカー減税の対象となった。
(引用終了)

まず、なぜこのタイミング?っていうツッコミはさておいて(^_^;)

燃費向上のいきさつはよくわかりませんが、e-208に目が行きがちだった208にとって、ICE(内燃機関)を選ぶ理由ができたかもしれませんね。そもそもEVは価格がまだまだ高いですが、、、

それにしても、GT LineがGTに呼称変更したのは最大の謎。

本国サイトを覗いてみたら、たしかラインナップとしてあったはずのGT Lineはドロップアウトしているようです。(GTは元からありました。)

さて、先のCarviewニュースの続きにはこんな記載がありました。以下引用します。

各グレードの変更点を見ていこう。
まず208 GT/e-208 GTは、グレード名称の変更に即して車体各部のエンブレムを“GT”に刷新。また、208 GTの17インチアロイホイールのダークグレーカラー化(e-208 GTのアロイホイールは従来と同仕様)やフロントシートヒーターの標準装備化を実施した。一方、208アリュール/e-208アリュールは、前述した208のガソリンエンジン仕様の燃費改善を除いて、基本的に従来と共通のエクイップメントを採用。そして208スタイルは、LEDヘッドライトやグレー仕上げの16インチアロイホイールを新規に装備した。

(引用終了)

GTへの呼称変更に際して、Cピラーのグレードを表すエンブレムも”GT”へと変更されるようですね。
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  ≪画像は拝借しました。≫
外観だけで初期型(GT Line)かそうでないかがわかってしまうわけですね( ゚Д゚)

上述のニュースの記載で、あやうくスルーしそうな気になる記載があります。

>そして208スタイルは、LEDヘッドライトやグレー仕上げの16インチアロイホイールを新規に装備した。

日本発売当初の”Style”ですが、個人的には16インチスチールホイール装備というのが萌えます。
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  ≪画像は拝借しました。Style(スチールホイール仕様)≫

今後はコレになるようです↓
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  ≪画像は拝借しました。Style(アロイホイール仕様)≫

仔細に見ないと区別は全然わかりませんが、やはりヨーロッパのベーシックモデルはスチールホイールがとても似合います。何だったら、ホイールキャップは外してホイール剥き出しでも良いくらい。

このマイナーチェンジによって”Style”はアロイホイールとLEDヘッドライトが追加されましたが、ちょうど10万円上がって249万9,000円。

”Allure”は燃費向上以外は装備の変更は一切ないもよう。そのためなのか、3万円しかアップせず、262万9,000円。マイナーチェンジによって”Style”との価格差は20万円から13万円にまで縮まりました( ゚Д゚)

そもそも第二世代になって以降は”Style”のMTを選べなくなったことは残念のひと言。

完全に余談ですが、本国サイトを覗いてみると、”Style”のさらにロアグレードとして”Active”というグレードがあり、さらにロアグレード、つまりベーシックグレード”Life”なるグレードが存在します。
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ライオンの牙にDRLの装備がないグレードなんですね。

良いじゃないですか。こういうグレードを日本市場にも導入してくれても良いのにと思いました(笑

さて、標題の結論です。日本発売当初からわずか8ヶ月も経たずして10万円もアップしてしまったのが、”Style”の現状です。

安全装備の簡略化はマイナスのポイント。私見を言わせてもらうのであれば、”Style”を選ぶ意義はないかなぁ。

せめて”Allure”並みの安全装備にして、価格を抑えてもらえるのであれば、買いだと思います。PSAジャパン様の英断に期待したいところです(^^;
Posted at 2021/02/25 23:28:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | プジョー | 日記
2021年02月21日 イイね!

シトロエンBXとCX救急車の3インチミニカー

ちょっと旧いフランス車ミニカーとの出会いを何となく探しながら楽しみにしています。とは言うものの、1/43スケールは金銭面の問題で小さなサイズ狙いです(^_^;)

もう何年か前のFBMでの話。メイングラウンドを珍しいフランス車を眺めながらフリーマーケットを巡っていた時のこと。

シトロエンBXとCX救急車の3インチスケールミニカーに出会ってしまいました!
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  左:BX(たぶん16TRS)  右:CX救急車

これらの存在は知らなかったので運命を感じ、即GET!

BXミニカーですが、
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ノレブミニジェット製。さすがはノレブ。小さくとも細部に至るまで精緻なつくりは感心します。

手にとって傷みがまったく見当たりません。と言うことは、前所有者は鑑賞用に飾っていた大人なのかな。これが子供だと傷だらけになっているはずなので、こうはいきません(^_^;)

リアから。
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キャンピングトレーラーや水上バイク等を牽引するヒッチメンバー搭載。

ボディ下(裏)。
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”MADE IN FRANCE”の刻印が確認できます。近年は中国製がほとんどのようですが、製造国にもちろん差はないことは理解していますが、やはり安心と信頼を強く感じます。

さて一方のCX救急車。
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こちらはマッチボックス製。

ちょっと残念なのがBXミニカーと違って塗装の剥がれが目立ちます。子供の遊び道具と化していたのかもしれませんね。

こうした傷があるのも旧いミニカーと所有者が関わった履歴を表すものであり、興味深さを感じます。一台と同じ傷のつき方のミニカーは世に存在しないのも面白いことですね。

リアから。
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CXブレークがベースとなっている車両なんですね。

救急車として転用するなら何もスペースの狭いCXでなくとも商用車を採用すれば良いはずですが、やはりCXの最大のメリットはハイドラクティブサスペンション。ドライバーにとって安心安楽に病人怪我人をいち早く搬送できるでしょう。

さて、CX救急車についてちょっと調べてみたら、わかったことがあります。

  Color:White  
  Tampo:Red and Black ”Ambulance” tampo
  Window Color:Blue
  Interior Color:Red 

ということから1983年から1985年頃までの製造品ということがわかりました。

ボディ下(裏)側から。
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”MADE IN ENGLAND” 。

イギリス発祥のメーカーゆえイギリス製のようですね。実はこのCXミニカーは後年には”MADE IN MACAU” となるので、イギリス製造としては最後になるようです。

と言うことで、旧いミニカーは止められません。積極的なカタログコレクションを止めてしまった今、のんびりと3インチスケールミニカーを探すことが目下の楽しみ。一期一会を大切にしたいですね(^^; 
Posted at 2021/02/21 16:57:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | ミニカー | 日記
2021年02月14日 イイね!

VWゴルフ8予約注文開始に触れて

VWゴルフ8予約注文開始に触れて先日、所用でVWディーラーを訪れました。

雑談の中で担当セールスマン氏によると、昨年はT-CROSSやT-ROCといったSUVがVWニューモデルの目玉だったようで、新規顧客の開拓が進んだとか。ビートルも大好評のうちに完売したようですね。

一方、一番の稼ぎ頭のゴルフは第7(7.5)世代がモデル末期だったので、最終買い得モデルを売り切ってしまい、さすがに困ったとか。最終モデルが熟成しているので、それ狙いの顧客もきっと多かったでしょう。

さて、今年2021年はVWにとって最大のトピックはやはりゴルフ第8世代の導入でしょう。
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  ≪画像は拝借しました。≫
公式フォトはすでに出回っていて何度か目にしているので、目新しさはありませんが、ゴルフは世界のベンチマーク。

現行7.5世代オーナーとしてはやはり気にならずにはいられません。7世代のブラッシュアップのようなモデルチェンジらしく、デザインの全体を見通すとたしかに7世代と近似性を感じる部分は多いですね。

セールスマン氏よりプレカタログをいただきました。

全6ページの薄っぺらいもの。どのように変化をもたらしたのかを写真多用で解説しています。(内容は紹介を控えます。)

マイルドハイブリッド化に至ったのは環境を重視したことによるもの。従来1.2LだったものがポロやT-CROSSと同じ1Lへと変更。1.4Lは1.5Lへと変更。

グレード体系はこれまでのコンフォートライン相当が"Active"1L。ハイライン相当が"Style"1.5Lへと呼称も変更。新たに"R-Line"同じく1.5Lが追加。

インパネは大きく変化を遂げました。

  ≪画像は拝借しました。≫
ナビやTVを映し出すモニターがメーターの目線に上がったことによって、目の移動が少なくなったことは喜ばしいことですね。メーターのすぐ横にあるのはさらに良いこと。

スマートフォンによる活用によって、例えば、ドアロックの解錠や施錠が車から離れていてもできるというのは進んでいますね。もうついていけません(>_<)

今後は、

■GTI

  ≪画像は拝借しました。≫

■R

  ≪画像は拝借しました。≫

■GTE

  ≪画像は拝借しました。≫

■バリアント(画像はオールトラック)

  ≪画像は拝借しました。≫

と言った、派生モデルが追加発売されますね。私含めてゴルフファンは楽しみでなりません。

ゴルフは1974年に初代が発売しました。

  ≪画像は拝借しました。≫
以来47年で8世代に亘って世界のベンチマークとして君臨してきました。誇るべきことですね。

セールスマン氏に伺ったところによると、すでにディーラーでは予約注文が数件入ったとのことです( ゚Д゚)  興味を持ち、即行動を起こすファンがいるものなのだと感心しました。

と言うことで、まだまだわからないことが多いゴルフ8ですが、プレカタログを眺めて研究する楽しみができました(^^)

※8世代に亘るゴルフの歴史を紹介する動画を見つけたのでご覧ください。
Posted at 2021/02/14 18:45:29 | コメント(2) | トラックバック(0) | ドイツ車 | 日記
2021年02月08日 イイね!

208の日なので2シリーズプジョーのミニカーを並べてみる

本日は208の日。208オーナーの皆さんおめでとうございます!

現行は第二世代となります。デザインが巧く凝っていて良いですね。また、208自体の評判も至極上等のようですね。

ICE・BEVともAllure、GTLineに試乗する機会がありました。4タイプを試乗した印象としてはBEVのAllureにすっかり心を奪われました。

ところで、「208と私」と題して述べるならば、先代208ⅠのGTi をわずか期間、C4ピカソのサブ機(要はアソビ車)として所有していました。

当初は週末にコロガそうと想定し使い分けようと画策したのですが、週末も何だかんだで遠出や買い物でC4ピカソが大活躍し、どうもうまくいきませんでした。

行く末を考えた結果、乗ってあげられない車を手元に置いておくのは208にとっても可哀想と考え、残念ながら手放すに至りました。

208GTiの名誉のために言うならば、とても面白いクルマです。3ペダルMTは意のままに操れますし、ワインディングロードは楽しかったなぁ。街中では小回りも効いてとても扱いやすかったです。

ところで、208GTiが205GTIに対するオマージュであることは、Cピラーに配されている"GTi"エンブレムに表れています。
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  ≪208GTi(画像は拝借しました。)≫

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  ≪205GTI(画像は拝借しました。)≫

往年の名モデルに敬意を払うプジョーの姿勢に好感を持ちますね。

ところで、先日ミニカーの整理をしていたところ、2シリーズプジョーのミニカーが揃っていることに気付きました。

■205
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■206
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■207
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■208Ⅰ
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206だけがマジョレットで、それ以外はすべてノレブ。この当時のマジョレットはクオリティがちょっと低いかな。ご愛嬌で(^_^;) 208Ⅱは今後導入するかもです。

やっぱり並べてみたくなりました。
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Bセグメントを担う重要な位置付けのプジョーとして大きな存在感を誇示します。

最後にまったくの余談になりますが、PSE(PEUGEOT SPORT ENGINERED)の208がとても気になります。ホットハッチとして是非とも登場して欲しいところです。
Posted at 2021/02/08 21:55:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミニカー | 日記
2021年02月04日 イイね!

グループPSAジャパンの劇的なトップ就任劇

ことし2021年1月1日にグループPSAジャパンの社長が交代しました。
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≪写真は拝借しました。≫
木村隆之氏。

ご存じの方は多いでしょうけど、昨年までボルボ・カー・ジャパンの社長を務めていた人物。

トヨタ自動車やファーストリテイリンググループ、日産自動車、そして、ボルボ・カー・ジャパンとグローバルな企業でエンジニアながらマネジメントに携わった華麗な経歴の持ち主です。

前職ボルボ・カー・ジャパンは2014年7月から2020年12月までトップとして務めています。

それまで任期が短い外国人社長が続いた中、日本のボルボ車の販売でディーラーと販売方針が合わないと契約を解除していたそうですが、木村氏が社長になって以降は、やるべきサービスを提供できるディーラーのみを残す方針に変えたそうです。

53社あったディーラーは40社に減ったそうですが、折しもボルボのブランドイメージも向上し、日本のボルボ車販売は飛躍的にアップし、大きく貢献しました。

実績を残しているので、当然のことながらトップは続けるものだと思っていました。それが、まさかのヘッドハンティングでグループPSAジャパンの社長に就任です。

と言うことで、木村社長は日本におけるブランドをどのように育てていきたいと考えるのか。興味深いインタビュー記事を見つけたので、引用します。

-グループPSAジャパンではどんな面でカスタマー・サティスファクションを強化したいと考えていますか?

木村 グループPSAジャパンは素晴らしいブランドを持っています。それに新規のお客さまの多くがウェブで商品情報を検索して来店なさり、受注に繋がっています。とはいえ、一般論でいえば、そういうお客さまが増えていくと、既存オーナーへの気配りや提案がおろそかになりがちになるものです。つねに手厚いケアでファンを育てて、最終的には“信者”になっていただきたい、と、思っています。

新車の販売は“水物”かもしれません。競争も厳しいですし、絶対成功すると思っても“ハズレる”クルマもあります。したがって、ローン制度や保険、整備、中古車販売の強化といったいろいろな側面で、ディーラー・ビジネスを健全にすることが、ブランドとしてもインポーターとしても非常に大切になります。ひとことでいえば手本はトヨタです。“まずはディーラーが儲かるように”という仕組みで、そこがポイントだと思います。

たとえば中古車販売は“一物一価”で、自分で仕入れて自分で売るわけですから、基本的には収益が出るビジネスであると考えています。過大な販売目標や値引きなど、新車の販売で無理をすると、中古車のバリューが下がっていくので、ディーラーは苦しくなっていく。新車がしっかり売れて、しかし中古車が値崩れしないようにするバランスは結構難しいんです。


新車・中古車販売はトヨタのノウハウが導入されるようですね。顧客がブランドを好きになってもらうためには、ブランドを売るセールスマンのモチベーションが高くなければなりません。

新車販売が過大な販売目標のために未走行登録車両を多くつくり、結果、中古車市場にダブつくほどのそうした車両が流通すると、中古車価格が下がり、さらにはブランド価値が下がることに繋がりかねません。

それは避けて、ディーラーが儲かる仕組みを作り上げることは結構難しそうですが、ルールに則れば、意外と容易く構築できそうです。

続いて、

-オペルの再導入についての進捗はいかがですか?

木村 昨年2月に発表したスケジュールのとおり、着々と進めており、新規でお付き合いするディーラーさんにくわえて、かつてオペルを扱ったディーラーさんにも手を上げていただいています。

かつてヤナセや日本GMが取り扱った時代のディーラーが名乗りを挙げているんですね。約20年ぶりの日本市場復活です。再導入は未知数ですが、期待したいところです。

続いて、

-これからのPSAのそれぞれのブランドは、どう変えていくのか、あるいは変わっていくのでしょうか?

木村 日本におけるプジョーのポジショニングを分析すると、非常にユニークで、メーカーが狙っているとおりのイメージに支えられているので、ターゲットを絞ったマーケティングを実施していきたいですね。いっぽうDSは、まだ新しいブランドなので、かつてのシトロエンDSまで歴史を立ち戻るのかどうかも含め、これからブランドストーリーを確立しなければならないと思います。

世の中、クルマでも携帯電話でも、多数のブランドの相互の距離感は近寄ってきていて、差別化が難しくなっていると思います。世界中を情報が駆け巡る時代、デザインも機能も優れたものから影響を受けてしまう。そんななかで、長続きする差別化が図れるとすれば商品自体の良さです。

最近、プレミアムブランドのクルマはどれもボディサイズが大きくなってしまい、辟易している人が多いはずです。私はプジョー「2008」と「DS3クロスバック」に乗っていますが、その点、PSAの車は日本に持ってきてもサイズが適正で、パッケージングに優れている点はアピールできると思います。

日本市場でプジョーやシトロエン販売は成功していると思われるので、おそらく踏襲していくのでしょうね。

DSはプレミアムブランドとしてまだ歴史は浅いです。いかにブランド価値を高めて確立させるかはトップの手腕によるところが大きいでしょう。

ニッチ商法が決して悪いとは言いませんが、本国には数多存在する魅力的モデルを日本に導入しないことはもったいなさと寂しさを感じます。

今後、プジョーやシトロエン、DS、そして控えているオペルがこの日本においてどのように向かっていくのか。エンジニアでありながら経営にも明るい木村氏の手腕に大いに期待したいところです。
Posted at 2021/02/04 22:22:11 | コメント(0) | PSAプジョー&シトロエン | 日記

プロフィール

「@svx-407-c5 さん、チベットスナギツネに似せたのかってくらいに似ていますね(笑 LMに至ってはレクサスで一番儲けていそうです。儲けていそうです。価格設定も正しいのか怪しいですよね(-_-;)」
何シテル?   04/23 22:17
クルマ大好きです。日本車、ドイツ車、イギリス車、イタリア車、フランス車、スウェーデン車などなど。ブログではいろいろなことを記していて、時には違った切り口で記して...
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