「ライオンは語りたい。」
広告にあるとおり、当時ラインナップにあった205からプジョーの良さを伝えるというもの。このあと6ページも続くシリーズの広告で、大々的で結構興味を惹く広告です。
一部引用します。
最近の誌面に登場する新型諸車が、かつての胸おどる感激を失いつつあるというのは、多くの読者に共通する感想のようです。 (~中略~) 車が、乗る人の心をときめかせる原点は何か? 今回は、私たちの205を素材に、その辺りの事情を探りたいと思います。例によって、我田引水が過ぎれば、お許し願いたく。
(引用終了)
何とも自信に満ち溢れたコピー。読み手を惹かせる内容となっていますね。
ここからは私自身が興味を持ったページを独断と偏見で取り上げます。ご了承のほど(^_^;)
「時の流れと勝負する。」
一部引用します。
プジョー自身のスタイリストの言う「時の流れによる陳腐化に耐える力を持つデザイン」こそが、面白みに欠ける車をつくらないための、私たちの不文律でもあるのです。この面でのパートナーとなったピニンファリーナ社のデザインが、あるインタビューの中で、自分の好きな作品として真っ先に「205」を挙げているのも、この鉄則への共感の結果と言えましょう。
(引用終了)
かつてプジョーとピニンファリーナ社とは切っても切れない関係にありました。いつの時代でも通用する普遍的デザインはピニンファリーナの仕事の凄さだったでしょう。
ピニンファリーナ自身が205を好きな作品だったと言っていることは、初めて知ったことです。サイズの制約の中で素晴らしく仕上がったことの自負なのでしょうね。
チューニングの妙手。
一部引用します。
車に関する面白みをめぐって、私たちは、ついに、最も難解な領域に歩を進めねばなりません。足回りを中心としたチューニング、いわゆる「乗り味」の問題です。コンパクトな実用車という制約は、当然、サスペンションの占有できる空間を限定しています。また、広い用途をカバーするためには、乗り心地を犠牲にすることは許されません。しかし、だからと言って、退屈な運転を強いることなど、私たちの望むところでもありません。
605を除くプジョー各車に共通するフルトレーリングアーム式後輪サスペンションは、その乗り味により「猫足」と形容されるプジョー独特のもの。ハイテク至上の仕掛けに頼ることなく、リンク類も最少に押さえた上で、ダンパーやスプリングの絶妙なチューニングと剛性の高いボディの相乗効果で、スペースをセーブしつつ、路面からの衝撃をしなやかに跨ぎ、安定感を向上させているのです。
(引用終了)
プジョーはかつて内製のショックアブソーバーを採用していました。(現代の事情はわかりません。)プジョーが最も得意とするのが足廻りですが、限られたスペースやコストの中で、絶妙なセッティングやチューニングに注力したメーカーと言えるでしょう。プジョーの素晴らしいところだと思います。
広告の最後を飾るのがコチラ。
205に萌え(^^)
GTIはホットハッチ系でカッコ良かった。WRC暴れまわっていましたね。5MTで293万円也。
CTIカブリオレはこれぞピニンファリーナ。デザイン力はさすがです。4ATで293万円也。
SIはフレンチベーシックモデル。搭載エンジン違いで、1.9 4ATが185万円也。1.6 4ATが179万円也。
ところで、1995年当時のプジョーラインナップは、205・306・405・605で言わば05世代。当時、日本の205としてはモデル末期の状態。それにも関わらず、これほどまでに大々的に広告にお金を掛けて、プジョーというブランドをアピールしていたなんて、今では考えにくいのではないかなぁ。
時代背景を考えると、まだまだ知名度は高くはなかったプジョーのこと。知名度を高めることが至上命題だったので、当時のインポーターだったプジョージャポンにとってはイメージ戦略の一環だったのでしょうね。
「前衛と独創」。これぞまさにシトロエンを端的に表す言葉であって、言い得て妙だと思います。
自身、シトロエンを離れてしまって久しいのですが、今でも好きなブランド。許されるのであれば、もう一度所有したい思いを持ち続けています。
所有当時は「シトロ炎」こそ感染はしていませんでしたが、それでも軽度だったのかもしれません(笑
それが証拠にイベントでは新旧さまざまのシトロエンたちをじっくり眺めたり、写真に収めたり。
また、カタログはプジョーやルノー以上に多く所有しています。西武自販時代のカタログを眺めているとなぜか心が癒されるのです。
さて、いつでも眺められるように、書斎の片隅にミニカーをディスプレイしています。
1/43スケールのミニカーが12台納められるケースで、このケースはすべてシトロエン。ここに写っているそのどれもが名車であり、かつ個性豊かなモデルばかり。
DS23は所有してみたい淡い夢は持っていますが、現実的にはとても無理な話。そうなると、ミニカーは良いですよね。往年のモデルから現代のモデルまで好みのものはだいたい押さえました。
好みのミニカーをディスプレイし、細部のつくりをじっくり眺め新たな発見をできることはこのケースの醍醐味であり大きなメリットと言えるでしょう。
納まりきらないミニカーがあるのは当然のことで、気が向いたら入れ替えができるのも、このケースのメリットです。
しかし、最近は懐の事情でミニカーコレクションはとんとご無沙汰です(涙
ちなみに今一番ほしいシトロエンミニカーはコチラです。
個人的に近年のシトロエンではひさびさの大ヒットです! 懐が温かくなったら是非とも確保したいです(^^)
Avatar blue カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2024/04/22 20:58:34 |
|
PSAのAH01ディーゼルエンジン年越せず終了か?? カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2023/11/21 20:54:57 |
|
メルセデス・ベンツがエントリーモデルを削減。高級路線にシフト カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2022/05/30 21:11:11 |
シトロエン C5 エアクロスSUV 正直なところ、SUVは一生縁がないものとずっと信じてきました。ところが、フェイスリフト版 ... |
|
プジョチャリ (プジョー その他) 2001年秋頃に307がデビューした際に、モニターキャンペーンを実施していて、プジョーの ... |
|
プジョー 406 セダン 左ハンドルかつMTという稀有な存在。日本仕様は「Sport」とネーミングされたグレード名 ... |
|
ルノー ルーテシア ルノー・スポール ルノークリオR.S.のコンパクトながらルノースポールが手掛けたエンジンなどのチューニング ... |
2024年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2023年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2022年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2021年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2020年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2019年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2018年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2017年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2016年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2015年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2014年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2013年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2012年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2011年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |