今年に入ってから、自動車カタログ(主に日本車)の断捨離を進めました。
輸入車カタログは悩みに悩んで手放す(処分という言葉は使いたくはない。)という結論に至らず、残すことにしました。
今回は、今でも大好きなフランス車からプジョーのカタログについて、備忘録として取り上げます。
古くは西武自販が取り扱っていた時代の604と504。504はさらに西武自販が取り扱っていた以前の新東洋企業という会社が取り扱っていた時代のカタログもありました。
新東洋企業時代の504は、まんま北米仕様だったそうですね。505はGTI(前期型)、V6(後期型)です。
205、309、405などはかつてスズキでも取扱っていた時代がありました。西武自販はほとんど取り扱い例はなく、NIMCO(日商岩井)やローバージャパンなども取り扱っていた時代がありました。懐かしいですね。なので、一部、それらのカタログがあります。
605、06世代の106、306、406などはプジョージャポンの取り扱いでしたね。今振り返って見ても、この世代以前のプジョーが好きで心惹かれます。
後述しますが、206カタログは最多で38冊ありました。ラインナップは幅広かったですし、販売期間が長かったこともあるでしょう。
206の後期当たりからカタログのサイズが小さくなりました。情報量は少なくなったように感じます。詳細を知りたい場合はネットでどうぞということなのでしょうけど、コレクターとしてはつまらなくなったように思います。
この辺りからぐっと現代に近づきます。3008や5008といった、三桁には該当しない独自性の高い四桁数字のモデルが登場し始めました。(1007もそうですね。)
RCZはこれまでのプジョーにはない概念のモデルと言えるでしょう。リフターは1st.エディションをGETしました。508Ⅱは珍しくカタログが大きいのですが、訴求力をアピールしたかったのでしょうね。
208や308はトランスミッションやパワートレーンの変更、仕様変更が結構あったため、都度研究のため入手したため、たくさん集まりました。結局のところ、細かすぎて整理がつかなくなり何のことやらわからなくなってしまいました。。。
折しも、コロナ禍自粛中だったこともあり、どうだって良いのですが、ヒマに任せて整理し、ついでに冊数を調べてみました。
○ 1位 38冊 206
○ 2位 37冊 208Ⅰ
○ 3位 32冊 307
○ 4位 27冊 207
○ 5位 25冊 406
○ 6位 23冊 306
○ 7位 21冊 308Ⅱ
○ 8位 16冊 308Ⅰ
○ 9位 11冊 106 ・ 2008
○11位 9冊 3008Ⅰ・ 3008Ⅱ
○13位 6冊 508 ・ RCZ
○15位 5冊 205 ・ 405 ・ 407
○18位 3冊 605 ・ 607 ・ 1007 ・508Ⅱ
○22位 2冊 604 ・ 504 ・ 505 ・ 5008Ⅰ・ 5008Ⅱ ・ 複数掲載限定車
○28位 1冊 309 ・ リフター
こういった具合で集まっていました。406や306は実際に所有していたことから、熱心にイヤーモデルごとに集めては研究していましたっけ(笑
実は1位以上に集まっていたプジョーカタログがありまして、それは総合カタログです。
総合カタログはブランドのすべてのモデルが登場するので、小さなモデルからフラッグシップモデル、スポーティモデルに至るまで、ブランドの考えが反映されているのが一度に眺められるので、興味深いのです。
ここまで、総合カタログを含めると、総355冊になりました。これからもニューモデルはデビューしますし、フェイスリフトもあります。さらに増え続けることを考えても、すでに嵩張っていて、置き場所に困るのが悩みのタネです、、、
次回は、シトロエンです。(たぶん)
C4カクタスの後継モデルなのか、はたまたC4とC4カクタスの統廃合の後継モデルなのかはよくわかりませんが、発表されましたね!
≪画像は拝借しました。≫
3代目となる新しいC4。
最早オーソドックスなハッチバックではなく、クーペフォルムの流れるデザインのそれ。しかもその出で立ちからしてSUVなんですね。
前衛と革新がキーワードのシトロエンにとって攻めたデザインなのかもしれませんが、この手法はすでに世界的に採用例はたくさんあります。
身近なところでは・・・
≪画像は拝借しました。≫
ルノー・アルカーナ(Arkana)。2019年にデビュー。
ただのSUVでは飽き足らない人のために、セダンクーペにしてSUVに仕立て上げた、言わばニッチモデル。
自動車業界は混沌としていて、差別化を図ってアピールしなければ、最早生き残れないのでしょう。
ところで、3代目C4ですが、ちょっと違った視点で捉えてみたいと思います。親会社のグループPSAでの立ち位置はどうでしょう。
プジョー、DSの他に、オペル&ヴォクスホールをも傘下に収め、巨大企業として歩んでいかなければなりません。
プジョーは308が着実に販売実績を残しています。C4も308ほどではないにしても、それなりに実績は残していることでしょう。
但し、中長期的展望として先を見据えた時に、同じハッチバックとして生き残りを掛けられるのかと考えると、C4は別の道を歩ませた方が良いのではないかと経営陣は判断した・・・のかどうかはわかりませんが。
思えば、クロスオーバーだった初代プジョー3008、ミニバンだった初代5008の次期モデルとして歩んだ道がSUVでした。結果的には世界的な流行の波に乗ることができ、ヒットしていますね。
それと同じようなことがC4にも起きているのかもしれませんね。
さて、これまで歴代のC4を振り返って見てみると・・・
■初代C4
≪画像は拝借しました。≫
■2代目C4
≪画像は拝借しました。≫
■3代目C4
≪画像は拝借しました。≫
ダブルシェブロンがなければ、まるでシトロエンとは思えないトンだ(富んだ)デザイン。内燃機関の他に、BEVもラインナップにあるそうですね。
他にはPHC(プログレッシブ・ハイドローリック・クッション)も採用されているということなので、乗り心地は期待できるモデルなのかもしれませんね。
もしかしたら、C4のこのデザインの方針が今後のシトロエンブランドのカギを握っているのかもしれないですね。
≪画像は拝借しました。≫
3代目C4。シトロエンにとっても、グループPSAにとっても命運が掛かっている重要な位置付けなのかもしれませんね。
かつて存在したスウェーデンの自動車メーカー、サーブ。
航空機製造に端を発するブランドで、その姿勢が車づくりにも生かされていました。GMの傘下に収まり、その後は紆余曲折を経て、中国のNEVS社に買収をされました。
NEVS社の方針としてはサーブを電動化ブランドにすることも検討したようですが、自社のNEVSブランドで電動化ブランドにすることとなったようです。
結果的にサーブのブランド自体を消滅させるに至りました。70年の永きに亘る歴史を静かに幕を下ろしました。せっかくNEVS社が買収したのであれば、何らかの形でブランドを残して欲しかったですね。
(参照: 70年の歴史に幕を下ろすサーブに思うこと )
サーブは本当に好きなブランドで、クラシック900は特に好きでした。
≪画像は拝借しました。≫
トランスミッションは3ATという前時代の面はありましたが、インパネ廻りがまるで航空機のコックピットのようで、こんなところに航空機メーカーが原点であることを感じるものでマニアックです。
また、エアコン操作ボタンが大型化されていましたが、気温がマイナスの極寒の地で厚手のグローブを装着したままでも操作がしやすいように配慮がなされていました。
日本での輸入販売は永年、西武自販が担ってきました。1992年を以って業務を終了し、翌1993年からはミツワインターナショナル(かつてポルシェでお馴染みミツワの子会社)へ業務移管しました。1996年までのわずか3年間でした。
1997年7月1日からは輸入車の輸入販売最大手のヤナセが担うこととなりました。信頼のブランドでもあるヤナセが担うとあれば、盤石と言っても良いでしょう。
(参照: ヤナセが取扱うことになったスウェーデンの名門サーブ【1997年7月】 )
さて、ようやく本題です。
今回取り上げるのは、ヤナセが業務を取り扱ってから一年後の1998年8月の当時の全国紙の広告から。
2000ccの航空機。
個性を主張する3タイプのサーブ。航空機メーカーの伝統が結晶した、ヨーロピアン・プレミアム・カー。全国のヤナセ・ネットワークから、お届けします。
この広告によると、「ヤナセサーブショウ」と銘打って、大々的に広告を出していたようです。ヤナセの盤石なネットワーク(販売網)を生かして、サーブは安心して選ばれたの違いないでしょう。
ただ、サーブはメーカーとしては決して大きくはないですし、知名度もそれほど高くはありません。ヤナセが取り扱うことになって、どれくらい販売に貢献できたのかは20数年経った今でも興味がありますね。
また、広告によると、豪華客船「飛鳥」にご招待のキャンペーンを実施していたようなので、ヤナセってさすがです。
この広告が1998年のことなので、20年後にはよもやブランド自体が消滅するなんて、当時は予想すらできません。未来永劫、存在し続けるものだと信じ込んでいましたし。
自動車業界は現在は安泰であっても、やはり一寸先は闇ということを改めて知らされますね。
Avatar blue カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2024/04/22 20:58:34 |
|
PSAのAH01ディーゼルエンジン年越せず終了か?? カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2023/11/21 20:54:57 |
|
メルセデス・ベンツがエントリーモデルを削減。高級路線にシフト カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2022/05/30 21:11:11 |
シトロエン C5 エアクロスSUV 正直なところ、SUVは一生縁がないものとずっと信じてきました。ところが、フェイスリフト版 ... |
|
プジョチャリ (プジョー その他) 2001年秋頃に307がデビューした際に、モニターキャンペーンを実施していて、プジョーの ... |
|
プジョー 406 セダン 左ハンドルかつMTという稀有な存在。日本仕様は「Sport」とネーミングされたグレード名 ... |
|
ルノー ルーテシア ルノー・スポール ルノークリオR.S.のコンパクトながらルノースポールが手掛けたエンジンなどのチューニング ... |
2024年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2023年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2022年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2021年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2020年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2019年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2018年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2017年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2016年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2015年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2014年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2013年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2012年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2011年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |