これまで何度かブログで記しているのですが、ただ今SUVにアツい眼差しを送っております。C4ピカソの次はSUVもイイかなぁなんて思ってみたり。
世界的に見て、これまでSUVとは縁遠かった高級ブランドやスーパーカーブランドがSUV参入しているのも特徴。世界的に流行しているんですね。
しかし、SUVは悪路や雪道を走る経験がなくともファッション(流行)と捉えられる傾向にあり、見方によっては「派手」に映ります。
私自身は「SUV欲しい!」と考える一方で、控えめに乗りたいのも事実。最近そのような考えに少しずつ変化を持ち始めているのは本当のところです。
じゃあSUVでなければ何なのか? 最近密かに注目をもって眺めているのが「ステーションワゴン」。キャラクターや用途がまったく異なるのですが、たくさんの荷物を積み込めるのは共通項。
駆動方式にこだわらなければ、ステーションワゴンの方がむしろ使えるのではないかと気付いたんです!
ステーションワゴンの良さに気付いて、以前から注目を持っていたのがボルボ。ボルボのステーションワゴンは歴史が長く、もはや一つのブランドとも言えるほどの存在。
そんなボルボステーションワゴンの最新モデルとして、去る9月に第二世代V60が日本で発売開始。
先日、発売開始したばかりのV60を観に早速ディーラー訪問してきました。とにかくいち早く観ておきたかったんですよ。
訪問前の予習で知ったことは、V60にはガソリンとPHEVの2とおりのパワートレーンであること。ディーゼルがV60では選べないんですよ。(ヨーロッパにはあるそうです。)
セールスマン氏によると、将来的に日本でもディーゼル追加の可能性はあるかもしれないが、果たしてどうなんでしょうねとのこと。
V90にはディーゼルを追加導入していますし、XC60にもディーゼルはラインナップにあるので、V60にもぜひ期待したいところ。あぁ、でもXC40にはないのか、、、
ところで、セールスマン氏と話していてボディサイズについて教えてくれました。V60はかつての850エステートやV70(初代)にとても近いサイズなんですよと。
さらにセールスマン氏に教えてもらったことなんですが、850やV70(初代)と同等サイズを日本のインポーターが強く要望した結果、本国に聞き入れてもらえたとのこと。
ほほぉ、それはとても興味深いこと! と言うことで、いつものようにディメンションをウチへ帰って調べてみました。
■V60 T5 Inscription(2018)
全長4,760mm × 全幅1,850mm × 全高1,435mm × ホイールベース2,870mm
■850GLT ESTATE(1995)
全長4,710mm × 全幅1,760mm × 全高1,460mm × ホイールベース2,665mm
■V70 2.5T(1998)
全長4,720mm × 全幅1,760mm × 全高1,460mm × ホイールベース2,665mm
■V90 D4 Inscription(2018) (参考)
全長4,935mm × 全幅1,890mm × 全高1,475mm × ホイールベース2,940mm
■V60 D4 Classic(2017) (参考)
全長4,635mm × 全幅1,865mm × 全高1,480mm × ホイールベース2,775mm
新しいV60は850やV70(初代)と同サイズということがわかります!
こうして見比べると、850は直線を基調としたデザインということがよくわかります。V60はフルモデルチェンジによって直線が取り入れられたものの流麗さが加わって美しいですね。
V90は参考として挙げてみましたが、全長5mに迫る長さはやはり大きいです。ここがV60との最大の違い。175mmの差は意外に大きいですね。
先代V60も挙げてみました。全長が125mm延び、全高が45mm低められ、スタイリッシュとなった印象があります。これだけのことですが、全体の印象も変わったように感じます。
前置き長くなりましたが、実は時間が遅かったのでV60を観るだけと考えていたのですが、セールスマン氏からもしよろしければ試乗どうぞ!とお誘いいただいたので、お言葉に甘えて試乗することに。
運転席に乗り込むとそこに広がる世界は・・・
≪画像は拝借しました。≫
2代目XC90から始まるインテリアデザインが踏襲されています。
特に目を惹くのが、空調やオーディオ、ナビなどの操作系がすべてセンターディスプレイに集約されていて、スウィッチ類が極端に少なくシンプルなこと。
それぞれの操作系がないため、占有していたスペースがないため、センターディスプレイが9インチの大サイズ。これがとても見やすいんですよね。
ただし、従来直感的に操作できたものがディスプレイのタッチ操作に取って替わったため、かなりの慣れが必要かもしれませんね。
試乗車は上位グレードのV60 T5 Inscription。
「アンバー」と呼ばれる淡いタンカラーの上質なファインナッパーレザーシート。色合いがとてもきれい。また、シート自体は掛け心地がとても良く、ゆったりと身体を預けられるのが抜群に良いです。
直4 2Lのターボチャージャーは最高出力が187kW(254ps)/5,500rpm、最大トルクが350Nm/1,500~4,800rpmとパワフルで、これに組み合わされるトランスミッションは8段AT。
ギクシャク感はほとんど感じず、スムーズそのもの。今や8段トルコンは珍しいものではありませんが、V60の場合はこれで十分といったところか。
残念ながら15分程度の試乗は終わり。クルマから降り、ラゲッジルームを観察。
≪画像は拝借しました。≫
さすがにV90ほどの広さではないですが、5名乗車で529Lとは十分な荷室容量。ちなみにC4ピカソ(7シーター)の場合は5名乗車で645Lなので、高さがあることを考慮すると、大した広さですよ。
V60を眺めながら、V60のあるカーライフをちょっと想像してしまいました。何か心を満たしてくれそうな気がします。
T5 Inscriptionの販売価格が599万円って装備内容からすると、却って安いのかもしれません。ディーゼルがラインナップにあればなぁなんて。。。 そうでなくてもPHEVにも興味を持っています。
まぁ、とても買える身分ではないので試乗で十分心を満たしました。でもV60は気になる存在には間違いないので、所有したいという願望だけは常に持ち続けておこうと思いました♪