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宝塚過激団のブログ一覧

2017年09月20日 イイね!

続・いすゞプラザを見学しました

続・いすゞプラザを見学しましたいすゞプラザ見学記の続編です。

タイトル画像は、過去に生産された乗用車のうちの1台で、いすゞが生産した乗用車の中でも名車として知られる「117クーペ」です。さすがはジウジアーロのデザイン、優美な曲線が何とも言えませんね。

2Fに上がり、いすゞ車を「作る」展示が並んでいました。新型車のデザインから量産車の生産まで、事細かに展示されています。


まずは、デザインスケッチから。私達も色彩を選択してデザインを体験できるのです。私の色彩のデザイン、無難そのものです(笑)


これは、クレイ(粘土)モデルと着色した樹脂モデルです。う~ん、このまんまのデザインで発売していたらどんなにかっこいいでしょう…無理か(苦笑) モデルだけでなく、近くにはクレイモデルを作るための道具(ヘラなど)も展示されていました


試作車を製作する工程の映像もあり、実際に作られた部品や工具の展示も。あの…こんなのまで見せてくれるのですか?


試作品と量産品の違い、ですって。う~ん、こんなに事細かに説明して下さるとは!


量産が始まると、まずはボデーパネルの製作から。


これは、名刺4枚分程度の紙を鉄板に見立てて、金型による切り抜きや型押しを体験する装置です


何が出来たか分かりにくくて申し訳ありませんが、完成品?です。できたものは記念にお持ち帰り下さいって…この太っ腹!


実際に鉄板から作られるドアパネルで、金型を猛烈な圧力で何度も押し当てて完成するんですって。これ用の金型は1個10t以上あるシロモノで、いくつかに分割して金型メーカーから送られるそうです。この金型にも途方も無いノウハウと熟練の技が…金型一つとっても奥が深い世界ですね


完成したボデーパネルを溶接するための装置の展示です



今度は塗装の説明ですが、上のトリコロール?は下塗り・中塗り・上塗りを再現したもので、下はプロジェクションマッピングを応用した塗装の体験コーナーです。よく見ると液ダレまで再現されている!

出荷時点での基本塗装は白一色ですが、ニッツ~さんやフクツ~さん等の大口顧客向け車両の場合は、最初から黄土色や緑色のベース色を塗ると、案内係の方が教えて下さいました。この方とは先程の金型や日立物流さん向け特大車の事などで、大いに話が盛り上がりました(笑) こんな私の相手をして下さり、感謝します。


パーツの組立作業の映像とその冶具、工程のジオラマがあります。それにしてもこのジオラマの完成度の高いこと…よく見ると国内向けと輸出向けの車両がきちんと作り分けられている!

いすゞとしては、特装車向けでもない限り「キャブ付きシャシ」となった時点で完成ですが、ユーザー側から見ればボデーの無い未完成の車両。架装メーカーによるボデー架装の解説もあります。


いすゞの子会社にしていすゞ車(とUD車)の標準ボデーを架装する、日本フルハーフでのボデー架装の映像がありました。即納仕様の標準ボデー「G-CARGO」と言えども、ボデーパネルを1枚ずつ組み上げる丁寧な仕事ぶりには、「こんなにきっちり作っているのか」と感動します

写真はありませんが、車両の日常点検の体感コーナーやドライブシミュレータ、そして車体やエンジンのカットモデルによる車両構造の解説など、実際に体験するコーナーもあります。日常点検では、ライトの点灯やタイヤの状態を点検するのですが、前輪は新品同様なのに後輪はスリップサイン丸出しになっているなど、油断も隙もありません(笑)

もちろん、いすゞの歴代のトラックや乗用車の展示も。


1963年製の初代エルフです。まさにご先祖様! 現行モデルのカクカクぶりと違い、可愛らしささえ感じます。「ELF」のエンブレムがどこかハングルっぽい!?


輸出用のピックアップ「LUV」です。確か子供の頃、これと似たような車両が走っていた事を僅かながら覚えていますよ


逆スラントの初代ジェミニですね。これの後期車(スラントノーズ化されたやつ)は学研のひみつシリーズ「自動車のひみつ」で登場する車だったので、思い入れがあります。できれば「街の遊撃手」こと二代目も展示して欲しかったですね



先代エルフの姿も。これ、私にとっては運転しやすくて好きな車両です。下の写真の通り、真っ平なインパネが使いやすくて良かったですよ


2Fには展望台があり、藤沢工場が見られます。


展望台からは、こんな風に藤沢工場が見えるのです


工場の敷地内では、完成した商品車を所定の位置に移動させるため、係の方が乗り込んでいました。出荷先はわかりませんが、右ハンドルと左ハンドルが入り混じっています


その中で、気になった車両がこれ。現在も継続生産される先代エルフ(輸出専用)ですが、左ハンドルで後輪シングルタイヤ、そして左右のバックミラーが無い! どこの国に輸出されるのか気になりますね


片隅にたくさん置かれていた生首…もとい左ハンドル仕様のキャブです。海外の工場に出荷されるKD向けの製品らしく、ワイドキャブまたはダブルキャブが置かれていました


受付の隣で、いすゞのグッズを販売しています。


やはり、車両のミニチュアは欠かせません…が、大きいだけあって¥23.000-ナリ。買えまへん(笑)


こっ…これは欲しいぞ! いすゞの前掛けがあるとは。こんなの職場で使ったら目立つだろうな…でもこんなのがある事を想定していなかったので、手持ちの資金が不足で、泣く泣く断念。今度、これを買いに来ようかな~っと(笑)


見学したいと思っていたこの施設ですが、思っていたのとは比較にならない程の満足感でした。私達でさえ間近に見られない自衛隊車両やD-MAX等のいすゞ車に触れる事が出来ましたし、ジオラマやミニチュアの完成度の高さは特筆モノ。そして資料を多数展示するだけでなく、体験できるコーナーも多数あって、そんじょそこらの有料博物館とは比べ物にならない程、満足感が高いですね。それなのに…最寄り駅の送迎も含めて無料! もう言う事なし。ただでさえ好きないすゞが、ますます好きになりました。

以上、レポートでした。
Posted at 2017/09/24 05:10:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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