グッドライダーミーティング

オフ会のような名称ですが、所謂運転技術講習会なんです。
県の免許センターが会場で、「日本二輪車普及安全協会」が主催しています。
KTMのＤラーでお勧めしており、「東次さんはあんまり楽しめないと思うよ」と言われましたが、
参加費1000円とメチャ安ですから、1回試してこようと思いエントリーしてみました。


3つのクラス分けがあり、「初心者」　運転経験6か月以下　3000Km以下
「初級者」　運転経験　2年未満　10000km以下　とその他の「一般」です。
当然「一般」でエントリーしたのですが、実は落とし穴がありました。
このクラス分けを行うと、色分けしたゼッケンを貰うのですが、
一般は赤ゼッケンです。そして講師の方は「赤ゼッケンは上級者の方だから」を連呼
一般と上級者は違うんじゃない？なんて違和感はすぐに判りました。
実はこの協会では各県別で競技会をやっており、多分全国大会もあるんでしょう。
赤ゼッケンはその競技会に出る人多数（笑）そこに紛れた羊な私（爆）
プログラムはコーナーリング、低速走行、ブレーキングの3つで
各1時間程度あり、赤ゼッケンはできるだけ走行時間を確保したいとの事で、
事前の説明は省略バージョンです。
講師の方が「初めての方」と聞かれますので手を挙げると
「他のクラスの講習は受けているんでしょ？」と聞かれます。
初参加の旨を伝えると、外気温が3度位下がりました（笑）
「へ～講習を一回も受けずに赤ゼッケン背負うんだ」
「舐めてるでしょう」
「アホじゃない」
「こいつの後ろだと時間がかかるから離れておこう」
そんな空気が私の回りを取り囲みます。
感覚的には基礎スキーの検定前の講習会に
「基礎スキーってなに？」って一般ピープルが混じっちゃった感じ。
とは言え、私だってそれなりに経験値はありますから、
ここはチョットは頑張りたいところです。

まず最初のカリキュラムはコーナーリング。
パイロンスラローム、タイトターンの繰り返しで、ブレーキは使っちゃダメ。
しかも慣れたら片手のみでの運転を強いられます。
Dukeは単気筒ですが、3000以下ではトルク変動が大きすぎるので
半クラッチを微妙に使って調整していたのが、片手では不可能です。
後ろを走る講師からは、「アクセルコントロールをもっと丁寧に」との指導が来ますが、
そんなに簡単じゃありませんって（笑）
それでもバイクは倒せているし、デビュー戦としては悪くなかったようです。

少し休憩して、次は低速走行。
パイロンスラローム、Ｓ字狭路、直線狭路、曲線狭路、一本橋、千鳥と言ったコースを
繰り返し、繰り返し走ります。
一本橋は教習所以来ですので、流石に最初は全然ダメでしたが、
慣れてくると何とか格好が付いてきます。
白バイ隊の方からのアドバイスは、Ｒブレーキは常に掛けて置き、
その強弱でスピードコントロールをするのが良いそうです。
私的には、このカリキュラムが一番きつかったかな。

そして昼食をはさんで、午後はブレーキング。
40キロからの急制動、旗の指示による危険回避、
目標に向けてのブレーキ、旗に反応してのブレーキ等
こちらもコースを巡回しての反復練習です。
これは比較的楽ちんでした。
なんと言ってもサーキットでのブレーキングで慣れています。
旗の指示による危険回避も、40キロで行う分には余裕でした。

そんなこんなで、デビューはマズマズの感じで終えることが出来ましたが、
赤ゼッケンのクラスのレベルは高いです。
目指せ白バイ的ライディングな、方々が多数来ており、
良い意味での刺激がありますが、
検定に生き残ることをテーマにしている部分もありますので、
ちょっと堅苦しい感じも否めません。

私は検定には興味はありませんが、良い経験だったと思いますし、
次も出てみたいと思いました。