昔だったらル・マンweekはF1のレースがないのに昨今のF1開催数の増加でカナダGPとのダブルヘッダーである意味忙しい週末でした。例年、レース直前の大幅なBoP修正でひと悶着ある感じですが、今年のACOは暴挙に出なかったようです。予選ではキャデラックがワンツーでフロントを占めましたが、24時間のレースであまり意味をもたないのが現実です。もちろん下馬評ではフェラーリの速さが言われてましたが、雨で荒れたレースになればまた波乱が起こるんでしょうが2日間とも青天でした、今年のフェラーリの陣容はこんな感じ。スターターはフェデラーです。6号車のポルシェが今回の唯一の対抗馬でした。速さが感じられないトヨタ。参戦40年目の記念カラーで参戦した7号車でしたが。8号車は前タイヤが外れてジ・エンド。やはり競合がいると勝てませんね。国内でもほとんどレースのプロモーションをしていないし。スタート数時間で3台のフェラーリがトップ集団を形成しました。最終的にGT3クラス2位で終わった21号車。何か起こりそうな夜間でも何も起こらず。他の2台のフェラーリがミスしてタイムを落とす一方で、最後までミスせずに走りぬいたクビサの精神力が勝利をもたらしました。クビサの右手は完全に治っていたわけではなかったんですね。クルマを降りた時も表彰台でもJ-Sportsのインタビューを受けた時も淡々としてました。