
三才ブックスからパトカー本のベストセラー『パトカーマニアックス』シリーズが刊行されなくなってしまったようで意気消沈していた所、立ち寄ったツタヤの車雑誌コーナーにこのような本が!
『パトカー&警察車両徹底ガイド』
別冊宝島 2197
宝島社/発売
2014年7月12日初版第一刷発行
ISBN978-4-8002-2375-3
最初は、以前酷評した
この本並みにひどい出鱈目な警察&自動車の知識だけで、自己満足のために書いている本ではないか?と思いましたが案外そうでもありませんでした。
車の知識もしっかりとしており、警察知識も間違いは見受けられません。
BP型・BR型レガシィツーリングワゴンがB4の形式であるBL型・BM型と記述されていることと、2400ccであるキザシが2000cc車であると書かれていたくらいでしょうか、気になる記述ミスは。
国費・県費配備の違いやパトカーの一生、パトカーを見れるイベント等、読み物記事も充実しているのが嬉しいですね。私のようにパトカー本を昔から色々と読み続けているコアな読者には既に知っている内容ばかりですが、何となくこの本を読んでみた一般の読者や、駆け出しのパトカーファンにとってもわかり易い内容d欠けていると思います^^
掲載されている車両などに関しても、最新の車両の掲載が多いです!
GRX133マークX高速隊覆面車(前期・後期を両方掲載)、BM9レガシィB4 2.5GT交通取締り覆面パトカー(国費配備の後期型だけでなく、福島県警の県費配備された前期型も!)、そして香川県警のKV36後期型スカイライン370GTの高速隊覆面車など、情報が少ない貴重&最新パトカーまで網羅できている点は素晴らしいです!
でもね、香川県警V36の項目で「パールホワイトが覆面らしさを際立たせている」と書いてたけど、寧ろ逆ですよ?有料カラーである色は覆面らしくないんですよ。ユー、アンダスタン??←
他にも配備が始まったばかりの新型白バイ、ヤマハFJR1300Pも見開き2ページで特集されているのも素晴らしいです!
…が、このFJR1300Pを始めとした
白バイも交通取締り覆面も、後半の白黒ページに掲載されているというのが痛いです…(汗)
と言うか、
この本の後半半分が白黒ページと言う点も惜しいです(;´Д`)
更に言うと、話題性の高いFJR1300P特集を冒頭に持ってきていないという構成の悪さが悔やまれます…
内容自体は悪くないのですが、カラーページの少なさと記事の構成の悪さでこの本の魅力をスポイルしてしまっているような気がします…実に勿体無い(汗)
カラーページに関しては予算などの兼ね合いで仕方なかったのかもしれないですが、せめて記事の特集くらいは多少いじれたかもしれないのに…^^;
1200円という値段はパトカー本としては安いですが、このカラーページの少なさ(と、それに関する上記の記事構成の問題)で割高に感じてしまうのが残念な点です。
本当に内容自体は良い本なので、フルカラーで1500~2000円ほどで売ったほうが良いと思いました…
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Posted at
2014/06/14 21:33:20