先日、職域接種ということで一回目のワクチンを打ってもらいました。
その後は何かと症状が出るのは承知の上でしたが、何やら打たれた箇所の痛み以外にも、倦怠感が結構長続きした気がしました…(;・∀・)
先週の土日も何もできないままひたすら寝ていました() このままブログの更新頻度が以前と同じくらいにまで空いてしまうんじゃないかと危惧しましたが、その後はかなり快調になりました!絶対にワクチン接種だけが原因ではなさそうですが、一体何だったんでしょうかねぇ…
さて、今回のブログのネタはミニカーネタ。
先日ラインで「某店にミノスケ好みの在庫が多数ある!」というタレコミが入り、久々に某リサイクルショップへと足を運んでみたら、
ガラスケース内に広がるパトカーやセダン系中心の1/43モデルカーの山…!
大半がケースがない丸裸の状態でしたが、それでも状態がきれいなものがメインで値段も良心的。その中から物欲を抑えつつもレアそうなものを何店か購入してまいりました(プチプチとテープは頂けるとのことだったので、最低限の養生は施して持ち帰りました)。
その中から天の邪鬼な私の心をつついたのがこちら!
170系クラウンの警視庁パトカーですね。昇降機もないので、交通取締用の3.0リッター車のJZS175改でしょうか。
でも何かおかしい…?
何かと違和感が強いです。
・警視庁のフォントが妙にでかい
・運転席側が妙に古臭く「庁視警」表記
・よく見たら車体下半分の黒塗装がつや消しブラック…?
・助手席ミラーに補助ミラーがついていない
・ルーフアンテナもなければコールサインも何もない
・よく見たらホイールがアスリート用純正アルミホイール
・前面警光灯がグリルに直に張り付いている?!
・旭日章がグリルではなくグリル上部、エンジンフード先端に付いている…??
・警視庁なのになぜか福岡ナンバー(笑)
…見るからに胡散臭いですね?
RAI'Sがこんな雑な考証のものを発売していた?!
いいえ、RAI'Sが関与していない上、下手するとRAI'S製品以上にレアかもしれない逸品かもしれないのです!?
実はコレ、RAI'Sなどで実車を元にした本格的な警察車両のモデルカーが発売されるよりも大分前に日本国外のみに展開されていた、「J-collection」シリーズの海外専売商品なのです。
中国はマカオにあるミニカーメーカー、ixo社が生産し、日本では京商が販売しているJ-collectionシリーズ。海外でも人気の日本車を製品化するシリーズで、安価な割に品質が良い名作シリーズだと言えますね。昔はコレが定価2000円台、ジョーシンなどでは1600円ほどで買える店もありました。今思うと本当に良い時代でしたねぇ(しみじみ) 今では京商自ら製品化・製造から販売までしていますね
(たまに出来が”…??”となるような物もなくはないですが^^;)
最近だと、同じものがアシェット社が刊行している分冊百科『国産名車コレクション』の付録などにも転用されていたりしますね。以前紹介した
ハイゼットカーゴみたいに。
で、元が海外メーカーだからか日本国内では販売されていない仕様も海外では展開されているわけで。その中の一台がこの17クラウンの警視庁パトカーなのです。最近だと上記のハイゼットも
警視庁某警察本部に配備されている捜査車両さとか、日本エアポートサービス(JSS)の社用車(空港構内用のナンバープレート付き!)という日本在住のマニア泣かせの仕様も展開されていたりします。たまーに一部のミニカーショップが独自のルートで仕入れて販売していたり、ヤフオクに出品されていたりしますね。
で、この17クラウンもそうした中の一種なのでしょう。警光灯から察するにRAI'S製品と共通のもののようですし、RAI'Sの初期と発売時期が近い(15年近く前??)なのでしょう。おそらく海外から(まだ当時は世界的に情報がワールドワイドに公開されていなかったであろう)日本のパトカーの情報を現地のスタッフが必死に再現し、時にはコストの関係で泣く泣く省略したりしながらも必死になって再現したのでしょう(予想ですが)。その結果、RAI'Sのようなリアリティ一辺倒ではなく程よい非現実さも入り混じった独特の魅力を放っていたのでしょう。因みに内装は市販車のアスリートと全く同じで、装備品がなにもない一般車のアスリートと同じ状態だったりします。そのせいか、結果的には実物のパトカーではなくドラマや映画の撮影に使われそうな劇用車に近い雰囲気に見えてしまうのは私だけでしょうか^^;
…それも西部警察よろしく、パトカーの破壊シーンあるような一昔前の刑事ドラマとか^^;
そう言えば福岡ナンバーを掲げていますが、福岡ってフィルムコミッションが盛んであったり、筑豊アクションプロジェクトによる”爆破インスタ”が資金話題になっていたりしますね。偶然にも時代があとから追いついた感じでしょうか?!
そう言えばこの映画の冒頭のシーンも福岡って設定でしたね…アクションは派手でしたが、ストーリーが胸糞悪いシナリオでしたね(遠い目)
と、実物のパトカーを意識した作りと車種チョイスながらも実車の再現度には遠く及ばなかったように思われるかもしれませんが、RAI'Sが発売されるまではこれでも相当リアルな方でした。日本車のモデルカー、それもGT-Rやらスープラやらのスポーツカーの製品化が中心だったそれまでのことを考えると、実車に即した17クラウンで前面警光灯などを再現しただけでも凄かったことでしょう。
寧ろ、この一台が製品化されていなかったらRAI'Sなどのようなリアル志向の警察車両モデルカーなんて生まれていなかったことでしょう。そう思うと、日本のモデルカー界の歴史に名を刻む一台と言えるでしょう。
※Jコレクション発売当初からのWebサイトが軒並み消えていたりするなどして、資料が乏しい中で書いた記事なので、ひょっとしたら間違いもあるかもしれません…もし間違いがありましたら、コメントやDM、或いはツイッターなどでご指摘頂けると幸いですm(_ _)m
Posted at 2021/06/29 22:08:13 | |
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