
こんばんは。
今日は晴れた函館です。
気温は29℃と暑かったです。
F1のミニカーはブラバムBT46B以来1年半ぶりです。
今回はグラウンド・エフェクト・カーのロータス79になります。
特徴はなんと言ってもサイドポンツーンを巨大なウイング形状としたところでしょう。
ミニカーもしっかりと裏面を再現しています。
お見事。
ウイング形状とすることで、空気の流速を早め、ダウンフォースを獲得する方法です。
流速が速いと圧力が下がる。
所謂ベンチュリー効果です。
飛行機が飛ぶのも同効果ですし、キャブレターがガソリンを吸い上げるのも同じ原理です。
これ考えたチャップマンさんは天才ですね。
しかし、他チームも真似し始めて、ロータスの優位性は失われてゆく・・。
チャップマンさんはこの後も二重ボディとか凄いアイディアを考えるんですが、禁止されて、モチベーションが下がってしまったようです。
残念ですね~
そもそも、F1はアイディア勝負のところもあるので、エンジンの排気量だけ同一にして、後は何でもアリの方が楽しいと思うんだけど。
お馴染みのJPSのカラーです。
当時JSPのロゴもあったはずなのに、謎。

サイドポンツーンを少しでも大きくしようと、コクピットは最低限の幅しか無い。
サイドポンツーンにより多くの空気を入れようと、サスアーム周りには何も無し。
ナンバー5はマリオアンドレッティ選手。

フロントウイングにはバルボリン(オイル)のロゴ。
タイヤはモチのロンでGOOD YEAR。

スポンサーはオリンパスなんですねえ。
我らがNGKのロゴも見えます。

ラジエターはサイドポンツーンのウイングの中に入ってます。
なので、ウイング内にも空気を流している・・・はず。

スッキリしたリア周り。
空気の抜けのためにリアサスペンションは、車体側に垂直にマウント。
ロッドを介して作動させる方式に。
マフラーもサイドポンツーン内のウイングの中に収納して、空気の流れを妨げないようにした。
このように徹底して理詰めで作られています。
今見ても凄いとしか言いようが無いです。
Posted at 2025/07/20 21:34:27 | |
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