
九州商船のフェリーが中通島の奈良尾港に間もなく到着するところ。

天草から島原へフェリーで渡って島原半島を巡ったつづき、千々石展望台に立ち寄ったのは9時半。

島原半島の口之津港に到着してここまで初めて訪れるところばかり。

現在地は島原半島の付け根あたりになる。

千々石展望台から見る島原半島と海の風景。

このお店があるので朝からたくさんの人がいた。
長崎ということでカステラだ。

愛野展望所へ。

千々石展望台からすぐ近くなので見える風景はそれほど変わらない。

今回九州へ行こうと決めた時に宇久島や小値賀島へ渡りたかったがフェリーの関係で断念した。
しかし、ここで2年前に行ったことがある中通島へ渡ろうと九州商船の予約センターに電話をした。
過去の経験で当日予約は出来ないことは知っていたが、車両甲板に空きがあるか聞きたかった。

電話をすると、このあと12時25分長崎港発のフェリーはまだ車の積載に余裕があるとのこと。
そうとなれば、今から長崎港へ直行することにした。

10時半すぎ、長崎港フェリーターミナルに到着。

長崎港は2年前の2023年8月、福江島に渡るときに来た。
その時は福江島と中通島の2島を巡って再び長崎港へ戻った。

まずは乗船券の購入へ。

窓口で中通島行きのフェリーに空きがあることを確認して、その場で今日の宿を予約した。
しかしながら翌日の夕方に戻るフェリーに車は載せられないと言われて、う~ん、どうしようか、
中通島にさらにもう1泊して、翌々日の午前発のフェリーで長崎港に戻ることにした。

九州商船が運行するフェリーで中通島にはもう一つ、有川~佐世保という航路がある。
あとで考えると、帰りのフェリーは一旦保留して、すぐに九州商船の予約センターへ問い合わせて、
明日の有川~佐世保の空き状況を確認してから、帰りのフェリーを考えた方が良かったと思った。
このあたりがインターネット予約と違って、電話や対面でその瞬間に決断を迫られる難しさがある。

ここからは車を乗せられないジェットフォイルや高速船が出る。

福江島と中通島へ行く九州商船のジェットフォイル。
九州商船も人だけを運ぶこのジェットフォイルならインターネット予約が出来るが、
車を乗せるフェリーはその都度、電話で空き状況を確認してから予約することになる。

有名な軍艦島の乗り場もここだったかなと思う。

みんなこの船の写真を撮っていた。

同じ離島へ再び渡るというのは今回が初めてとなる。

2年前の中通島は正午ごろ到着して一泊、そして翌朝のフェリーで長崎港へ戻った。
初日は晴天で良かったものの、翌朝は曇天模様でまだまだ満足できておらず、
また機会をみて再び渡りたいと思っていた。

多くの観光客が訪れるであろう稲佐山はまだ行ったことがない。

福江島へ向かうジェットフォイルがゆっくり動き出す。

そして飛行機が飛び立つかのような音と共に去っていった。

入れ違いで乗船するフェリーがやって来た。

2年前にここから福江島に渡った時と同じ九州商船「椿」。

正午ごろ、船内へ入る。

購入した乗船券は2等指定。

この船の客室は2等と2等指定があり、前回の乗船でも2等指定を購入して、
指定なので指定席だと思い込み、よく分からず乗組員に聞きに行ったことがあった。
2等指定の客室を自由席のような感じで利用するのが2等指定である。

長崎港を12時25分に出港して、中通島の奈良尾港には15時到着予定、
およそ2時間半の乗船となり、朝も早かったので途中で少し眠りたい。

売店はなく、自販機コーナーのみ。

まだ徒歩乗船の人が入る前の2等客室。

今から行くのは中通島の奈良尾港だが、もうひとつ奈留島という島があって、
この奈留島も九州商船が運行するフェリーが発着するものだからややこしい。
運行ダイヤと航路図を照らし合わせないと、間違えそうになる。

予約する時に単純に中通島へ行くと伝えることが出来ればそんなことは考えなくても良いが、
中通島には奈良尾と有川の2ヶ所のフェリー乗り場があるため、どちらかハッキリ言う必要がある。
初めて五島列島を巡ろうとする時に、このあたりがなんのこっちゃという感じになる。

12時25分、ダイヤ通り出港。

本日2度目の出港を体験する。

およそ6時間前に天草から島鉄フェリーに乗船したことが遠い昔の出来事のように感じる。

長崎港へは2日後のこの時間帯に戻って来る予定。

出港後はあの女神大橋へ。

長崎と言えば坂の街。

間もなく女神大橋を通過する。

関西~九州航路の明石海峡大橋や、太平洋フェリーの名港西大橋といったように、
フェリー乗船で橋の下の通過はビッグイベントとなるので是非とも見届けたい。

女神大橋を通過。

ゆっくり近づいて、通過する瞬間はあっという間。

前方には伊王島と伊王島大橋が見える。

もしフェリーに空きが無かった、あるいは中通島へ渡らないことになっていたら、
写真中央の山の上にポツンとある香焼総合公園展望台や、伊王島灯台へ行っていたと思う。
あの香焼総合公園展望台は前回訪れて、かなりレベルの高い絶景が期待できると思った。

その場合、西側の海沿いを進んで本土四極の最西端の場所まで行っていたかもしれない。
そうすると泊まるのは佐世保か伊万里あたりだったかも。

出港して20分ほどが経過、伊王島灯台を通過。

これで陸地をしばらく離れるので船内にもどる。
お盆休みでも午後の便は想像以上に乗客が少なかった。

客室で少し休むことに。

14時10分、中通島の奈良尾港到着まであと45分。
前の写真を撮ってから1時間以上間があるので、この間にひと眠りしたのだと思う。

外に出る。

航跡がキレイ。

前方に見えるのは中通島。

2年ぶりの中通島が目前に迫る。

中通島の奈良尾港にまもなく到着する。

14時57分、車両甲板へ移動。

下船後、まずは米山展望台を目指す。

15時20分、米山展望台の駐車場に到着。

階段を上って展望台へ。

米山展望台は2年前の最後に訪れた場所。

前回は曇り空のため青い絶景が見られず、必ずまた来ようと思っていた。

乗船したフェリーはすでに出航して今度は福江島へ向かっていた。

前回感じたがこの米山展望台、晴れている時に来ると素晴らしいブルーの景色だ。

下船した奈良尾港は手前にギリギリ見えるか見えないか。

反対側の若松島方面。

ブルーグリーンがキレイ。

若松島は前回まったく行っていない場所、もう今日はそんなに時間が無いので、
これから若松大橋を渡って、若松島をいくつか回って終わろうと思う。

やはり米山展望台は素晴らしかった。

駐車場へ戻って次へ向かう。