
2012年の外国メーカーによる輸入乗用車新規登録台数は239,546台となり、前年比17.5%増(203,800台)となった。日本メーカーも含めた乗用車台数だと前年比15.3%増の300,594台。
御三家の状況はというと、メルセデスが26.2%増の41,911台、BMWが20.2%増の41,102台、そしてVWが11%増の56,191台となった。VWグループでいくとアウディは14.2%増の24,163台となり、イメージ的にはメルセデス&BMWより売れている感じがしていたが、宣伝しているわりには思ったより売れていないのかもしれない。MINIは13%増の16,212台となり新聞広告が多いわりにはそれ程でもない。
さて、去年のスポーツカーに関しては次の通り。
フェラーリ 33.9%増 517台
前年の390台程度から大躍進。フェラーリ・ジャパンから中国に負けるなとハッパがディーラーにかけられたか。去年のフェラーリの日本向け出荷台数がまだ公表されていないが、ディーラー登録があるだろーから、今年も新古車も含めての販売に力を入れるのかも。
グランドハイアットでのラインアップ展示会もちょっと中途半端な感じで、広く一般の人達を招待しているわけでもなく、一生懸命販売促進しているわけでもなく、まあ、こんなこともやってます的なことを本社にアピールしているのかな。
ランボルギーニ 78.8%増 177台
販売台数がそもそも少なく、やっとアヴェンタドールが本格的に輸入されたこともあり、販売増は当然といったところか。でもV10よりもV12の方が売れているだろーから利益率は高そう。結構オートサロンに展示されていたので、業者購入台数がそこそこあるのも一因か。
今年は50周年ということで、急にフェルッチオの写真とかだしてヘリテイジを強調しているが、アウディ資本下では全く違う会社と思っている人はたくさんいる。
ポルシェ 27.4%増 4,661台
New 991が売れまくっている感じの販売台数。ボクスター&ケイマン、そして911派生シリーズが今後どしどし出てくるだろーから、暫くはウハウハなのかも。確かに女性ドライバーが増えたような気がする。何といってもトラブル少なそうだし、安心して所有できるんだろー。
アルファ・ロメオ 139%増 4,452台
前年の1800台程度からメチャクチャ増えてるアルファ。と、言うか去年以前は売るものがなかったということか。ジュリエッタが主な要因だと思うが、その割には街中であまり見ないのは気のせいか。クライスラーを含めてフィアット・グループで販売を強化していく方針だから、イタリア国内で始めたように各モデルを1ヶ所で展示する可能性も。近所のアルファ・ディーラーがいつの間にかアバルトに変わっていた。
ロータス 3.3%減 262台
お家騒動も影響しているのか軒並み他メーカーが販売数を増やしている中での減少。新車ラッシュもなくなり、株主も不安定な状態で今後の展開が不明。
マセラティ 24.9%増 311台
年間300台の大台を回復。今年はNewクワトロポルテの販売が開始されるし、随時Newモデルの投入をはかることで全世界での販売台数の増加を目論む。その前提でいくと、国内でも数年前の販売台数まで回復させなくてはいけないのだが。
アストン・マーティン 18.6%増 166台
根強い人気のアストン。ちょっとずつ台数を増やしてきているが、リーマンショック前までのレベルにはまだまだ。これくらいの台数が丁度いいのかもしれない。
因みに去年から新規に国内マーケットに参入したマクラーレン。MP4-12Cは順調に販売台数を伸ばし半年程度で42台にもなった。
Posted at 2013/01/22 18:41:21 | |
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