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イイね!
2021年02月28日

凍結道路にはご用心! その2

凍結道路にはご用心! その2 前回の、「BNR32で朝練中に、危うく全損しかけた夢の話」の続きです。

お山をあがってくる間に、ドライバーもクルマもすっかりウォーミングアップが完了。続いて下りセクションへ。

上りと下り、どちらが難しい(リスキー)か、といえば、もちろん下り。

例えば、進入速度を見誤り、速度超過でコーナーに入ってしまうと、もう大変。ハンドルきってもズルズルとアウトに膨らみ、曲がりきれなければThe END。もちろん、そんなことになるのはまっぴら御免だ。

だから上りよりも下りのほうが、ドライビングスキルや経験が求められる。そう、だからこそ面白い。

走りなれた道、時間帯。

コーナーの奥で巻き込むようになっていたり、砂利や木の葉の吹き溜まりとなっていて滑りやすかったり。危ないポイントはわかっている。

下りで最初のコーナーが迫ってきた。

このコーナーはアクセルを軽く抜いてやり過ごすくらいの、Rが緩めの中速コーナー。いい具合に速度がノッてきており、次に続くストレートにつないでいく。

アクセルを緩め、じわりとハンドルを右に切り込む。

すると長いフロントノーズもそれに合わせて入って・・・、いかない!?

まずい状況になっていることを瞬時に察知!

全身の毛穴が一気に開き、ゾクッとするいやな感触とともに、なぜこうなっているのかまったく理解できずに、一瞬パニックに陥りそうになる・・・。

そこをグッとこらえて、とにかくこの急場を切り抜けるために体が自然と反応する!!

とにかく車速を落とし、スリップアングルを最小限に!

少しでも車速を落としたいが、減速するスペースはもう残されてないためにブレーキは踏めず、アクセルも急激には動かせない!こういうときには、BNR32のフロントヘビーを思い知らされる一方で、アテーサE-TSのスピンモード抑止能力に助けられる・・・。

わけがわからない、いきなりのドアンダーステアの中、未だかまだかとフロントグリップが戻ることを祈りつつも、路肩の白線が徐々に近づいてくる!

無常にもクルマはコーナーアウト側に吸い寄せられ、ついには左フロントが白線をまたいでいくッ!

いつもなら何の問題も無く駆け抜けていけるはずのスピードなのに、だらしなくズルズルといつまでも滑り続けるフロントタイヤ・・・。

BNR32とはもう、このまま終わってしまう運命なのか・・・!?

その極限にまで高まった緊張の中、ハンドルを通して伝わる変化の兆し!

そのとき左フロントタイヤはアウト側の白線を通り越し、さらに外側の草むらを通過しはじめ、フロントタイヤのグリップが戻り始めた!

まだ続く右コーナーと落ちきらない車速。

まるで近づいては離れていく希望の光を、今にも切れそうな細い糸で手繰り寄せるように、脱出へのレコードラインを、僅かに残されたスペースの中に見出していく。

何としてでも相棒を救い出す!

脱出への遠い出口が、微かに見え始めた!

側溝ギリギリ手前を通過していた軌跡が、少しずつだが戻り始める!

そう、そうだ!頼む、踏みとどまってくれ!

そしてついに左フロントタイヤがアスファルトに戻り、(気持ちの中で)長かった右コーナーの出口が見えてきた!

いける!このまま切り抜けられる!ここで安堵しそうになりつつも、実はまだ気が抜けない。

なぜならコースアウトを回避するために発生させた右ヨーレートで、今や4輪とも滑っている状態にあり、コーナーは終わりに差し掛かっているのにノーズは全力で右に向かっている!

アテーサE-TSも万能ではない。このまま行けばスピンモードに突入してしまう。

間髪いれず次はハンドルを左へ切る!ただし、このときは余り大きく舵を切ってはいけない。なぜなら、大きすぎる修正舵は次のスピンモードを誘発してしまう。

低μ路を過ぎたとき、読み通り突然グリップが回復!と同時に強烈な左ヨーレートが襲ってくる!

直ちに右カウンターを入れ、アクセルオン!右に1車線分横っ飛び。間髪入れずハンドルを中立に戻し、スライドを最小限に食い止め、完全収束。

こうして、メチャクチャ危なかった局面を、なんとか切り抜けることができた・・・。






・・・で、どうしてこうなったんだ?

どうしても腑に落ちない。あんな路面に引き返したくは無いが、もう2度とこんな状況になりたくない。

そんな気持ちでクルマをUターンさせ、現場に戻る。

少し遠くにクルマを止め、ひょっとして走ってくるかもしれない後続車その他に最新の注意を払いながら、路面を確かめてみる。



近づいていくと、路面が僅かに黒っぽくなっているのに気づく。実際に歩いてみると、







・・・・・・・・・・・・・・・!




メチャクチャ滑る!








路面は凍結しており、その脇の山肌に「つらら」を発見!



どうやらなんらかの変化があり、
・ここに山水が染み出すことで、この辺だけ濡れてしまったこと
・吹きさらしで冷気のたまり場と重なっていること
などの偶然が重なり、これまで出現の無かった場所で路面凍結が起こった、というのが、今回のハプニングの発端でした。


・・・ということで、妙にリアルな夢でした。

皆さんもご注意ください・・・。

ブログ一覧 | ドライブ | クルマ
Posted at 2021/02/28 22:57:14

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この記事へのコメント

2021年2月28日 23:09
夢でもなんかイメージできちゃって
ドキドキしました(^^;
無事で何よりです

2輪もそうですが
路面の状況って大事ですね(^^)d
コメントへの返答
2025年5月28日 19:18
ホント、(夢で)よかったです^^;

たまたまスマホに似たような写真があったので、ブログ記事に、ということにします( ´∀` )

こんなに滑るところに○×km/hで進入したと思うと、ゾッとします、夢ながらに。

2輪だったら完全に終わってますね、笑えない。

完全に油断と慢心でした。猛省です><
2021年2月28日 23:42
昔の某ベスモの中谷師匠の緊急回避を思い浮かべるかのような夢ですやん。。
(((;꒪ꈊ꒪;)))

https://youtu.be/FYlQ7BEBJpU

夢の中だけど無傷で済んで良かった。。
ε-(´∀`; )
コメントへの返答
2021年3月3日 1:13
このベスモの緊急回避、すごかったですね。

芝生エリアでの緊急走行時はドアンダーステアで、フェンスが真横に迫っても徐々にしか向きが変えられませんでしたが、芝生からアスファルトに戻った直後に大左カウンターステア。見応えありました。

ですが、実はそのあとの素早いハンドル戻しとアクセルONで駆け抜けることが出来るかどうか、ここがぶつける・ぶつけないの差だろうと思います。

夢の状況も物理現象としてはベスモと被りますね。

中谷師匠とは比べるべくもなくドラテクレベル差が相当ありますが、今回の危機回避成功はアテーサE-TS(とリアLSD)に相当助けられました。
2021年4月17日 13:37
お久しぶりです。お元気で何よりです。(* ̄∇ ̄)
かくいう私も北海道の冬の高速でスピン一回転して生き残った一人です。緊急回避のスキルは本能みたいなものですからね。私も滑ったらフリーズしてブレーキベタ踏みしてしまってガードレールへGo!なんてことに陥らぬよう日々精進してきました。(笑)
真冬に高速でスピンの時は幸いヘタにハンドルを切らなかったので360°回ってもと通りに向いたのでコツはありません。(爆) だって100キロで走ってましたのでこれは死ぬな、とまず思いました 皆様、ツルツル路面は気を付けましょう。( ´ー`)
コメントへの返答
2021年4月18日 15:44
ご無沙汰してます。お変わりないでしょうか、いや、お互い家族増えたりで変化しまくりですね。

時速100kmでのスピンは生きた心地しなかったでしょうね。ご無事で何よりでした。

路面が凍結してると、サマータイヤではもうどうしようもないですね。スタッドレスでも、程度の問題でしょうか。路面が凍結しそうなときは、さっさとスローダウンするのが自分のためであり、まわりのためですね。本当に気をつけましょう!

プロフィール

「朝練終了。燃料タンク交換後の初登山でしたが、特に不具合なくいつも通りのコンディションでした。タンク保護のため、特に夏場の間はなるべく満タン状態での長期保管は避けようと思ってます。キャニスターやチェックバルブの動作は確認済みですが、引き続きタンク内圧上昇抑止策は考えようと思います。」
何シテル?   08/09 06:14
【所有車歴】 S13→HCR32→S15→JZS171→BMW F10→ 走りのBNR32、上質さとゆとりを愉しむW212、更なる非日常を求めたCBR600...
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