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2013年08月13日 イイね!

ラジエターの放熱について考えてみる

ラジエターの放熱について考えてみる先日阿讃サーキットを走って最高水温が99℃になったことをきっかけに、みん友の皆さんとの話題から、ラジエターについて考えてみました。

説明するまでも無く、ラジエターは主にエンジンの冷却を担っている、とても重要な部品ですが、それ以外にも、軽量、耐錆など、色々求められる機能があります。

当然、最も重要なのは冷却性能ですが冷却(熱交換)の方法を物理的に分類すると3つの方法があるようです。

その3つの方法とは、
1.熱伝導
固体内での熱の移動(物質の移動を伴わずに高温側から低温側への熱移動)

2.熱伝達(対流)
固体から流体(液体や気体)への熱移動

3.熱放射(輻射)
電磁波を放射することによる熱移動

があります。

まずはラジエター素材によく使われる、アルミ、銅について、1.熱伝導、2.熱伝達を考えてみます。

1.熱伝導性は、素材中の熱の伝わりやすさを表す数字です。熱伝導率が高ければ、ラジエターコアの一つ一つの細かいフィンの末端までLLCの熱が伝わりやすくなります。この熱伝導率は、銅がアルミより1.82倍大きいです。
※熱伝導率→アルミ(204W/mK)、銅(372W/mK)

2.熱伝達率は比熱の大きさに関係し、その素材が吸収・放出する熱量(まぁ熱を貯めておけるのバケツの大きさかな?)を表す数字です。比熱が大きければ、暖まりにくく、冷めにくい(温度変化が緩やか)になります。この比熱は、アルミが銅より2.15倍大きいです。
※比熱→アルミ(900J/kg℃)、銅(419J/kg℃)

しかし、比熱は単位重量当たりの熱容量で、アルミと銅では、同じ重量での体積が大きく異なります。比重は、銅の方がアルミより約3.3倍大きいです。
※比重→アルミ(2.7g/cm3)、銅(8.9g/cm3)

そこで、同じ体積の熱容量を計算すると、銅はアルミより約1.53倍大きいです。

ラジエターの放熱を考えれば、LLCの高温をフィンの末端までロスなく伝達させ、高温となったフィンから冷却風(空気)へ素早く熱を渡すのが理想です。

ということは、熱伝導率は銅が高く、体積辺りの熱容量はアルミが小さいので、それぞれの素材で一長一短というところのようです。

これらからわかってくるそれぞれの特徴としては、

★アルミ製ラジエター
重量が軽量で、熱容量も小さいので蓄熱が少ないため、素早く熱交換が可能(=熱変動が大きい)。熱伝導性は大型のフィンになればなるほど、末端まで銅製ほど熱が伝わりずらい。
→軽量でコアの小さい、コンパクトなラジエターに向いている。

★銅製ラジエター
重量が重く、熱容量もアルミより大きいので熱交換に時間がかかる(=熱変動が小さい)。熱伝導性が良いため、大型フィンを採用してもフィンの末端まで熱が伝わりやすい。
→重量が重くなっても、大容量のカロリー交換できる大型ラジエターに向いている。

※銅とアルミでは変形に対する強度も変わるため、ラジエター熱交換フィンの形状や、コア厚さにより冷却媒質である空気の流れ易さも大きく異なってくるので、あくまで目安です。

そして、残った、3.熱放射(輻射)について。

これはなかなか分かり辛い部分ですが、ラジエター表面が無塗装、普通の黒塗装、放熱塗装の3種類に大別できると思ってます。
塗料自体の熱伝導率や比熱がわからず、また計算が正しいかどうか少々自身がありませんが、
ネットで拾った数値から自前で計算した放熱のしやすさを比較すると、

黒塗装は、無塗装の3.9%熱放射効率が良い
放熱塗装は、無塗装の4.6%熱放射効率が良い

という結果になりました。

この熱放射は空気の流れとは全く無関係であるため、走行風が期待できない渋滞や信号待ちなどに効果があると思われます。

ただし、私が拾った数字の実験構成は、液体の冷却でなく、気体(空気)の温度変化であったため、熱容量が比較にならないほど大きいLLCの冷却に関しては、多分焼け石に水、程度の効果しか望めないんじゃないかな?とも思いますが、レースなどでは、このほんの僅かな積み重ねが大切なんでしょうね。

※ちなみに、R32GT-Rのコレクタータンクや、インタークーラーが黒色塗装されているのは、この効果を狙ったものと思われます。

以上、色々計算はしてみたものの、実はその前に、今の純正ラジエターが100%の仕事がきちんとできているか、フィンの目が詰まって効率が落ちていないかなどの点検をするのが先決だと、途中で気が付きました。

アフター物のラジエターの検討は、そのあと、ですね^^;
Posted at 2013/08/13 22:07:58 | コメント(2) | トラックバック(0) | 車いじり | クルマ
2013年08月10日 イイね!

たとも32R号の現状仕様と今後について考えてみる

たとも32R号の現状仕様と今後について考えてみる先日の8月7日に阿讃サーキットを走ってみて、実はタイムよりも一番気にしていたのは、オイルライン、ウォーターラインなどの液漏れ等の不具合がでないか、ということでした。

結果は何も問題なく、おまけに当日の目標とした46秒台にも届き、現時点では満足な仕上がりとなっていることを確認しました。

最近では足回りやエンジン補器類、マフラーなど走りに直接かかわる部分のほかに、ミッションマウント、UVカットガラス、フィルム、エンブレムリフレッシュなどで一段落した感があり、このタイミングで今の主要な仕様を(パーツ)まとめておこうと思います。

【足回り関係】
YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD08 245/40R17タイヤ
RAYS VOLK RACING RE30 17インチ 9Jホイール
CST ZERO-1 DAMPER
TEIN EDFCダンパーコントローラー
SWIFT F:12k R:10kスプリング
DIXCEL PD 熱処理加工 ブレーキローター(F)
BNR32純正N1 ブレーキローター(R)
制動屋 GT600 ブレーキパッド(F)
Projectμ LEVEL MAX 900 ブレーキパッド(R)

【パワー関係】
NGK IRITOP8番プラグ
HKS スライドカムプーリー
BNR34純正STD改(排気バイパスバルブ拡大加工)タービン
BNR34純正アクチュエーター
BNR34純正タービンアウトレット
フジツボ 等長フロントパイプ
ナイトスポーツ メタリットキャタライザー
APEX ECVコントロールバルブ
柿本改 HYPER 2000 FULLMEGA N1+Singleマフラー
BNR32純正ECU+オリジナルROM
BNR32純正PCMバルブ+オリフィス加工(ブースト1.0k)

【冷却関係】
BCNR33カップリングファン
TRUST GReddy オイルクーラーキット(オイルエレメント移動タイプ)
オリジナルオイルクーラー排気ダクト
オリジナルブレーキ導風板

こうやって書くと、この1年半くらいの間に結構いじったなぁっていう感想ですが、まだ少し手を加えたい部分がまだあります。

まずはとにかくタイヤ。ADVAN NEOVAと言えば聞こえはいいですが、09年製でコンパウンドが相当固く、ハイグリップタイヤとしては既に終了品です。ここはやっぱり新品に換えたいです。

次いで2番目は、これまでノーケアだったラジエター。これは必須とまでは考えていませんが、やはりこの時期のサーキット走行では、連続周回4~5周で99℃(走行継続すればまだ上がろうとしていた)は少し厳しいですね。

水温計を装着してなく、ECUの診断データをPCでモニタして判ったのですが、できることならもう少し余裕が欲しいところです。ラジエターを大容量のものに交換すると、

メリットは、
・最高水温が下がりノッキングマージンが稼げる。
・オーバーヒートを防ぎ、夏場のサーキットでも安心して連続周回できるようになる。
・見た目に「やってる!」感が出る←(爆)。
・DIYできる←(アホ)。

デメリットは、
・ラジエター代がかかる。
・LLC代がかかる。
・フロントが重くなる場合がある。

あたりでしょうか。

パワーがノーマルじゃない時点で交換候補なのかもしれませんが、冬場であれば多分必要なさそうですし、夏場のレースに出ないのであれば、ラジエターは交換しなくていいようにも思います。

ブレーキもそうなんですが、連続周回しないのであれば、効きや耐久性の面でどうしても大径ローターにしなければならない、ということもなく、また重量がかなり増えるので、現状の軽量であるメリットもなかなか捨てがたいものがあります。まぁ、大径ローター化には、単にコストが高くて手が出ないのが、一番の理由だったりしますけど^^;

しかし、なんだかんだ言っても、これらは趣味の世界の話でもあります。

必要か、否かをとことん突き詰めていけば、たとえばホイールにしても、てっちんホイールでも十分サーキット走れるでしょうし、そもそも論でサーキット走る必要なんて無いんですよね。

そのような中、基準や線引きを決めるのは、あくまで自分。その内容やレベルで自分が満足、納得できるかどうかで、決まるものだと思います。

私の線引きは・・・。

阿讃で45秒台出せるまでは、色々頑張ってみようと思ってます^^b

この仕様のまま冬まで待って、今のセッティングで45秒台でれば、超満足なんですけどね^^
Posted at 2013/08/10 22:23:15 | コメント(5) | トラックバック(0) | 車いじり | クルマ
2013年08月05日 イイね!

真夏だって阿讃サーキット走りたい!

真夏だって阿讃サーキット走りたい!ここ何年かを振り返っても、今年の夏は例年に無く暑い気がします><

人に厳しい暑さは、車にも厳しい・・・・ですが!

8月7日(水)に走ってこようと思います。ベスト更新は多分難しいとは思いますが、前回走行後、BNR34タービン(改)に交換、ブースト調整、柿本マフラーに交換、ECU再セッティングとそれなりに変更してますので、どんな結果になるか、走ってみないと判らない部分もあります。



今回のタイヤは、普段履きの17インチのAD08ネオバ(09年製^^;)で行こうと思ってます。確かにコンパウンドはもうカチカチですが、夏の暑さで柔らかくなってくれないかな、と期待してますし、5月に46.8s位は出てましたので、46秒台に乗ればまぁまぁかな、と思ってます。甘いでしょうか^^;



それと、整備記録には先にアップしましたが、予備として購入していた、純正のダイレクトイグニッションコイルとハーネスを交換してみました。

狙いは、

①走行後などエンジンが熱い状態からのエンジンの再始動で、最近エンジンがかかりづらいことがあるのですが、これが改善しないか

②購入したコイルとハーネスは中古品なので問題ないか

の確認です。

もともとの装着していたハーネスのコイルカプラは、こげ茶色のような色でしたが、



交換するハーネスのコイルカプラは、明るめの茶色で、ハーネス自体も少しまだ柔らかく、新しいようです^^コイルの接点がバネ式だったので、後期のもののようです。



交換直後の冷間(とはいっても真夏なので34℃位はありますが^^;)始動でややもたついたので、効果はないかな、と思いましたが、今日200kmほど走った後、停車して荷物を降ろし、その後の再始動はとても良好でした^^



まぁ、たまたまかもしれませんので、少し様子を見たいと思います^^

それにしても、久しぶりの阿讃が楽しみです。あ、パッド交換しないと・・・^^;
Posted at 2013/08/05 20:29:18 | コメント(5) | トラックバック(0) | 車いじり | クルマ
2013年07月29日 イイね!

甦れ、スカイライン・エンブレム!

甦れ、スカイライン・エンブレム!最近は大掛かりな整備などなく、コマゴマした部分を小さくイジって楽しんでます^^

今回は、ボンネット前端のスカイライン・エンブレムと、ボディサイドのGTエンブレムをリフレッシュしてみました。

例によって整備手帳もアップしましたので、よろしければご覧ください^^

このスカイライン・エンブレムのリフレッシュですが、これまでは他の部分のリフレッシュやチューニングを優先させてきましたので、ずーっと後回しにしておりましたが、ようやくここに手を入れることになりました。



もとは「S」の部分が赤で塗られていたはずですので、タッチペンを買ってきて、朱入れ。



鮮やかな赤が入ると、思っていたより雰囲気が変わって、すごくびっくり、とてもいい感じです^^

これに気をよくして、相当退色してしまっている、ボディサイドのGTエンブレムにも挑戦。

Before



After



アップにするとアレだけど^^;、でも遠目ではなかなかいい感じでしょ^^



スカイライン直系の証・・・。



グランドツーリングの印・・・。



「スカイライン」「GT」、そしてそのレーシング・プロトタイプともいうべき「R」。


「スカイライン GT-R」。



自分の車ながら、なんか迫力のあるイイ感じの車になったなぁって思っちゃいました。←アホ^^;。

以上、自己満ブログでした^^;
Posted at 2013/07/29 00:10:11 | コメント(6) | トラックバック(0) | 車いじり | クルマ
2013年07月25日 イイね!

今すぐに必要、というわけではないんですが・・・、着弾。

今すぐに必要、というわけではないんですが・・・、着弾。エンジンも調子が良く、エアコンも快調、更に最近フロントウィンドウ全てにUV&IRカット機能が入って、超ご機嫌な、たとも32R。

32R購入依頼、今が最もコンディションがいい状態なので、非常に満足、ここからさらに上を求めているわけでもないのですが、しかし夜な夜なネット徘徊する悪癖は治まりません・・・^^;



そして、画像のものが着弾・・・。



中身は、というと・・・。



コレです^^



特段、点火系に不具合があるというわけではないのですが、到着したのはBNR32純正イグニッションコイル&ハーネスのセットです。

暇つぶしにネットで色々なパーツを眺めていたのですが、まさかこの価格で落札は無いだろう、もし落札できればラッキーという軽い気持ちで入札していました。

すると、誰も入札しない・・・。そして、そのまま落札、という、よくあるパターンで到着してしまいました。

到着した部品自体の程度は、価格が価格なのであまり期待していませんでしたが、なかなかのコンディションのようです。これでまた一つ、32Rのスペアパーツがストックされることになりました。

先日下した32R純正タービン、アウトレットは売却処分しましたが、5ZIGENマフラーやキャニスターブレーキパッドなどの大物が残っているほか、それ以外でも細々と色々と貯まってきています・・・。



エンジンオイルやブレーキフルード、ブレーキパッドなどの消耗品は別にして、32R純正のECU、FPCM、キャニスター、タイミングベルトカバー辺りが、今のところのストック品です。

それ以外として、

①F運転席エンジン側の純正ドライブシャフトブーツ一式



②純正ミッションマウント一式



③オートゲージ排気温度計



が、今後の作業予定リストにあるにはあるのですが、いずれも緊急な必要性は無いものなので、しばらく作業しない可能性大です(思い立ってやるかもしれませんが・・・)。

そういえば、過去にDIY取り付けしたA/Fセンサーの配線処理ですが、処理が甘かったようで、この夏の気温で、配線カプラーの自重により、支えていた両面テープが剥がれ、配線が垂れてきてしまいました。

取り付け当初は、少し様子を見て手直しするつもりではいましたが、すっかり忘れておりました^^;

今回は、問題の原因となっている、配線中央部のカプラー部を、フレーム穴を使ってしっかりタイラップで吊って固定しましたので、例え前後の配線を固定している両面テープが剥がれたとしても、少し見栄えが悪くなるだけで、配線が垂れ下がってしまうようなことが2度と起こらないように、対処しておきました。



DIY作業が原因で発生する問題は、当然自分に責任がありますので、しっかり見極めて、問題が発生しないように作業しないといけないといけませんね。
Posted at 2013/07/25 23:13:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | 車いじり | クルマ

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「E350、NOxセンサー故障・・・なのか? http://cvw.jp/b/1374039/48613992/
何シテル?   08/22 19:16
【所有車歴】 S13→HCR32→S15→JZS171→BMW F10→ 走りのBNR32、上質さとゆとりを愉しむW212、更なる非日常を求めたCBR600...
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