
以前のろくむし号・・・GDBインプレッサにはdefiの追加メーターがイッパイ付いてたんですが現在のろくむし号・・つまりGRBろくむし号は追加メーターをあえてほとんど付けていません。当初のGRBろくむし号のコンセプトとしては
「シックでエレガント」路線ってのがあったので(笑)外観もあえて定番のWRブルーではなくほとんど黒にしか見えないミッドナイトブルーパールという色を選びましたし、マフラーもノーマル、追加エアロの類もまったくなしのほぼノーマル、っていう状態を現在も維持しております(ノーマルのままである最大の理由は経済的なものなんですけどね)。
そんなGRBろくむし号ではありますが、ブーストメーターだけはけっこう早い段階で取り付けました。やっぱりターボ車ですし、ましてやインプレッサはかなりの高圧ブーストがノーマルでもかかるという特徴もありますし、オーバーシュートの状態もモニタリングしたかったですしね。
とはいっても、defiのメータのようにエンジンルーム内に配線をするのも面倒だ、ってコトになり・・当時新発売になったばかりのpivotの
X3というメータを取り付けたのでした。。
このX3というのはOBDコネクタ、つまり故障診断コネクタという最近の車には標準で付いているサービスコネクタを利用してデータを取って表示をするっていう仕組みで動くメータなんですね。なので配線はステアリングコラム下にあるこのOBDコネクタひとつに配線をするだけというお手軽なもの。まぁいろいろとデメリットもあるんですけども、ワタシの用途ではこれで十分だと判断して取り付けたのでした。
さらにこのOBDコネクタからはいろんなデータが取り出せるということを利用して、X3ではブーストだけでなくエンジン回転、水温も切り替えでモニタできるという特徴があったんです。
その後、X3の特徴でもあったカクカクとした針の動きがどうにも気に入らず、その後発売になった
X2というブーストメータ+水温計+それぞれのピークホールド機能つき、っていうタイプの新製品に交換してしばらくは使っておりました。
さらにその後・・・アプライドBモデルに追加になった機能である瞬間燃費計をA型であるろくむし号にも
インストールしようとして失敗してしまい(涙)なんとか瞬間燃費計を取り付けたいな〜なんて思っていたところにオークションでナイスなパーツを見つけてしまい、これを装着。
これは最近はけっこういろんなメーカーから発売されている
「マルチメーター」っていうヤツで、とにかくいろんなデータをエンジンのECUから取り出して表示することができるっていうシロモノです(^^)
これはメーカーモノではなく、個人が作ったもので、なんの切り替え表示もないシンプルな表示が最大の特徴っていうものです(^_^;) ワタシとしてはこのシンプルなモノクロのテキスト表示っていうのがメカニカルで気に入ってるんですけどね。
具体的に表示されているデータは以下のとおり。
速度
エンジン回転数
シフトポジション
アクセル開度
インマニエア量
空燃比
ノッキング値
点火タイミング
水温
吸気温度
バッテリー電圧
瞬間燃費
ブースト
瞬間燃費グラフ(平均燃費)
まぁこんだけのデータが一度に表示されているので視認性としてはあんまり良くはないですけどね(^_^;)
ただ、一つ困ったことがありまして・・。
というのも、このマルチメータを接続するコネクタもOBDなんですね(汗)
実はこの故障診断コネクタであるOBDというのは・・・
接続できる機器は原則として1つだけ
という制限があるのです(滝汗)そんなわけで、マルチメータを取り付けたろくむし号のステアリングコラム上のX2は配線を外されて、たんなる飾りになってしまったのでした・・・。
それから1年以上も経過したつい最近のこと。ネットを徘徊していてたまたまとあるパーツを見つけたのです。
それはpivotのサイトでした。
OBD2配線キット
という製品なのですが・・・これ、早い話がOBDコネクタを利用するメータなどの機器を複数取り付けるためののれん分けハーネスキットなんですよ。
なんと! ひとつしか取り付けられないと思っていたOBDコネクタ利用メータが複数取り付けられる!? それならろくむし号のマルチメータとX2を両方とも動作させることができるやん!(^o^)
喜び勇んでさっそくこのケーブルを購入しようとしたのですが、なにやら
「注意事項」があるようなんですね(汗)それを読んでみると、OBDコネクタを利用するpivotの製品には大きく3つの種類があって、別の種類のメータなら併用することが可能だけども、同じ種類になるメータは併用不可、とあります。。。
調べてみると、他社製品であるワタシの使っているマルチメータとX2はどちらも同じ種類のメータになるらしい・・つまり、、
併用は不可 ってことになるようなんですね(滝汗)
う〜ん、、、ダメなのかなぁ・・・と思いながらいろいろとサイト内を調べていたのですが・・・この配線キット、よくよく配線を観ていると、単に配線を二股に分けているだけのようにも見えるんですよ。だとしたら、別にこの配線キットを買わなくても普通に二股に配線を作ってやれば大丈夫なんじゃないか?? と思ったわけですね。
とはいっても同じ種類のメータってことになるから、やっぱりダメなのかも知れないけれども・・・それでもチャレンジしてみる価値はあり! と思ったのです(^^)/
OBDのコネクタは16ピンあり、便宜的に番号を割り振ると、ワタシの使っているマルチメーターが使っているピンは1番と5番と16番。
これに対してX2の使っているピンは1番と4番と16番。つまり、1番と16番のピンは共通で、3本あるケーブルのうち1本だけが別の端子を使っている、ということが分かりました。
ならば! ってことでマルチメータ用のコネクタの1番と16番のピンにX2のメーターの配線を束ねて配線し、4番の空いている端子にX2のケーブルを新たに配線してやりました。
これで、物理的に必要な配線はできたはずです。ということで実際にコネクタを接続して動作確認をしてみることに。
OBDのコネクタはちょっと変わってて、電源OFFのときに接続したのではきちんと動作せず、エンジンをかけて通電している状態でコネクタを接続しないとダメなんですよ。
なのでエンジンをかけてコネクタを接続してみました。
すると・・・マルチメータのほうはきちんと動作しているんですけども、X2のほうは通電はしていてメータ証明は点いてるんですが、針のほうはなにやらガクガクと妙な動きをするばかりでマトモに動いてくれません(>_<) う〜む、接触不良かと思っていろいろと試してみたのですが・・・X2がきちんと動いたと思ったら、その状態ではマルチメータの方が動作せず、マルチメータの配線を通電させるとX2のほうが動作しない、という状況になることが判明。。
すなわち、pivotのサイトに書かれていた通りで
「同じ種類のメータは並立配線しても動作しない」という結果を立証してしまったのでした(号泣)
どうにも理由が釈然としないのですが、とにかく実際に配線してもこの二つのメータは同時に使用することはできない、ってわけですね(涙)
結局マルチメータのほうだけを活かすことになってしまいました・・・。はい、今までとなんにも変わらないっていうわけですね(苦笑)しかもこの実験のためにX2のほうのケーブルは切り刻んでしまったのでもう元には戻らず、今までならその気になればマルチメータを休ませて、X2のコネクタをOBDに接続することでX2に切り替えることもできてたのですが、これからはそんなこともできなくなってしまいましたorz・・。はぁ(ため息)
なかなか最近の車のエレクトロニクスってのはややこしくて面倒なことになっているんですね(^_^;) しかしなんでダメなのかなぁ??? OBDコネクタからデータをもらうだけじゃなくて、何らかのデータをメータの方からもECUのほうに返してるんでしょうかね??
ってなわけで、久しぶりのDIYは見事に失敗、という結果になったのでした(涙)
とほほぉ〜(>_<)