ミノスケ@KV36のブログ一覧

今日で東日本大震災から丸二年が経過しました。
今もなお復興とは程遠い状態の場所や行方不明の方も多く、心が痛むばかりです。
一日も早く街が復興し、一名でも多くの方が見つかることを祈ります。

実は私、震災時は就職活動のために上京しており、東武東上線の車内で震災に遭遇しました。
以下に、その時のことを昨年のツイートより転載します。

私は震災時、就活で埼玉にいました。面接後の東武東上線車内で被災しました。その時は関東に震度5クラスの地震が発生したとばかり考えており、まさか東北を大津波が襲うほどとは思ってもいませんでした。事の深刻さを知ったのは、運行再開が絶望的なので電車から降りて駅の改札に向かってからでした。

— ミノスケ@怪しいER34乗りさん (@mnskER34) 2012年3月11日

首都圏の鉄道網は全滅、バスは来ない、タクシー待ちも長すぎる…初めて訪れた見知らぬ街で私はどうすれば良いか分からず途方に暮れましたが、公衆電話からホテルにチェックインが遅れる旨の連絡を入れ、歩いてホテルを目指す事にしました。富士見市からさいたま新都心まで、相当な距離がありましたが…

— ミノスケ@怪しいER34乗りさん (@mnskER34) 2012年3月11日

タクシーを拾おうと、一駅手前のターミナル駅まで戻って見ましたが、隣のふじみ野市に入った途端、停電で街は真っ暗で陽も暮れてしまい、絶望としか言えない心境でした。真っ暗なターミナル駅でもタクシーは来ず、二時間待ったのち、歩いてさいたま新都心まで歩く事に決めました。

— ミノスケ@怪しいER34乗りさん (@mnskER34) 2012年3月11日

三月とは言え夜はかなり冷え、おまけにリクルートスーツにコート一枚で耐寒も十分とは言えず、地図もバッテリー切れかけなガラケーの精度が悪く、全く見れない粗い地図のみ…仕方ないので遠回りになるが交通標識を頼りに幹線道路沿いに新都心を目指す事にしました。

— ミノスケ@怪しいER34乗りさん (@mnskER34) 2012年3月11日

見知らぬ真っ暗な街で彷徨う心細さに心が折れて泣きそうになったとき、目の前にコンフォートタクシーが止まっていました。行灯に明かりは灯り、「支払」の表示が…私は藁にも縋る思いで駆け寄りました。

— ミノスケ@怪しいER34乗りさん (@mnskER34) 2012年3月11日

偶然客を降ろした直後のタクシーを拾う事ができました。運転手にさいたま新都心まで行けるかと聞いたところ、営業所方面だから大丈夫と、快く載せて頂けました。

— ミノスケ@怪しいER34乗りさん (@mnskER34) 2012年3月11日

タクシーの回転率がその日は非常に高く、息つく間もなく次々に5~6人の客を乗せ、ガスの充填もトイレで用を足す間もないとの事でした。さいたま新都心で私を降ろした後も、私と同様に空車になった直後を見つけた女性客を乗せ、またすぐに春日部方面へ向かったようです。

— ミノスケ@怪しいER34乗りさん (@mnskER34) 2012年3月11日

私を乗せて下さったタクシー運転手さん、本当にありがとうございました。また、休憩する間もなく次々と客を運び、お疲れ様でした。今覚えている事はふじみ野市・富士見市付近でコンフォートorクラコンを使う、青緑っぽい車体色のタクシー会社としか覚えていませんが、改めて御礼を伝えたいです。

— ミノスケ@怪しいER34乗りさん (@mnskER34) 2012年3月11日

両親にも感謝しなければなりません。私が地震に巻き込まれた旨のメールを見て、私がいたふじみ野市近辺のホテルなどに片っ端から連絡を入れて、今からでもロビーなどでいいから泊めさせて欲しいと宿泊先を探してくれていたのはありがたいと思いました。本当にありがとう！

— ミノスケ@怪しいER34乗りさん (@mnskER34) 2012年3月11日

もし予約していたさいたま新都心のホテルまでたどり着けなさそうだったら、マクドやファミレス、或いはネットカフェ、最悪でも警察署などに頼み込んでブタ箱にでも泊めてもらう覚悟はできていた。

— ミノスケ@怪しいER34乗りさん (@mnskER34) 2012年3月11日

まさか関東の交通網全体が麻痺する地震が起きるとは想定出来ませんでした。それ故にタクシーもフル回転状態で全く捕まらなかったりしてすごく心細かった事を今でもハッキリ覚えています。
ホテルに着いてからテレビで見た震災の様子には絶句するしかありませんでした。
町が大津波に飲まれ、町が火の海になっている様子はパニック映画を見ているようなものでした。
その後も続く余震でホテルの建物は一晩中揺れ続け、携帯電話は緊急地震速報を受信してひっきりなしに鳴り続けていました。
翌朝には予定していた新幹線よりも早い列車で帰阪することにしましたが、しばらくは自身の恐怖が頭から離れませんでした。
関西でも何回大震災がいつ起こるかわからない状態ですし、日頃から常に危機意識を持ち、いつか来る大震災に備えたいものです。

東日本大震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、一日も早く被災地が復興するよう、お祈り申し上げます。