
毎日毎日多忙な仕事に追われてばかりで、休日は寝て過ごすので精一杯…
そんな休日ばかりではダメだと思い、GZG50masayaさんに誘われて、久々にロングドライブに出向いてきました。
今回の目的は、
以前より興味があったものの食べる機会がなかった、現在では余り見られなくなった麺類の自動販売機を味わうための旅に出てきました。
朝7時に大阪市内を出発し、高速には乗らずに国道173号線を北上しながら走破して京都府内へ。そして11時過ぎに到着した先は舞鶴市。
舞鶴市で麺類自動販売機といえば…
ドライブインダルマです!
約40年前に開業した時から使われている、川鉄計量器製の麺類自動販売機(CV-10型)が3台並んでいるのですが、実はかなり貴重な存在となってきており、全国でも殆ど稼働しているところが少ないのだとか。

販売されているのはラーメン(上2枚)と天ぷらうどん(下2枚)、そしてきつねうどんの3種類。
自動販売機で販売しているとは言え、中身はきちんと併設された食堂で調理された自家製。
冷蔵庫で保存されたおり、注文があると湯通しして出汁を注いで出されます。その時間、たった27秒!因みに一杯250円也
私が最初に注文した時、機械の調子が悪いのかお金を入れても商品が出てこず…。仕方ないので食堂のおばちゃんに声を掛けて、直してもらいました^^;
もう40年近く昔の機械なので、こういうことがよくあるのだとか。メーカーにも部品は無さそうです…
この時、自販機内も見せてもらいましたが、写真は手ブレで撮影失敗(汗)
中には80食分ストック可能ですが、現在はそこまで大量にストックせず、ちょっとずつ補充し、売り切れたらその都度補充していくのだとか。
ラーメンは出汁がしっかりしており、チャーシューも肉厚でジューシーでした^^
そして天ぷらうどんは日替わりで天ぷらの具が変わるのだとか。この日は桜えびの天ぷらでした。
味付けが意外なほど濃いので、思わず二杯目も注文してしまいましたw

そしてその隣には、これまた貴重な存在となりつつある富士電機製のハンバーガー自動販売機が。
元々自動販売機用のハンバーガーの製造元が撤退して撤去される自動販売機が増えている中、ここではハンバーガーも店の手作り品に切り替えることで現役で使われ続けています。
自販機内のサンプルはキチンとした専用の箱ですが、実際は白い無地の箱。まあ、その箱を使っていた製造元も倒産したので仕方ないことですが^^;
とは言え…ネットで見た時にはもっと古いタイプの自販機を使っていたようですが。まあ、商品供給の問題と機器の不調とは別問題ですからね^^;
販売されているハンバーガーは、レタスバーガーとロースハムホットドッグ、そしてハンバーグホットドッグの3種類。自販機では6種類売っているように見えますが、実際は2つのボタンで1種類の商品です。いずれもひとつ200円。
中身は市販のロールパンをカットし、中にカレーキャベツとチーズ、そして具を挟んだもの。
素朴な味と見た目ながら、カレー風味のキャベツが良いアクセントになっているように感じました。
ロースハムは市販の薄いハム1枚なので素朴な懐かしい美味しさでしたが、GZG50masayaさんが注文されていたハンバーグホットドッグのほうがボリュームは有馬そうでした。次に来た時はそちらも注文しなくては!
自販機がレトロなら、店内にあるものもかなりレトロ。

今では見ることも少なくなった懐かしいコンシューマーゲーム機が多数!
パックマンだとか熱血硬派くにおくんだとか、懐かしいものばかり。
懐かしいUFOキャッチャーや脱衣麻雀なども…
普段は電源が抜かれていますが、遊びたいときにはコンセントを刺して自由に遊んでよいのだとか。
自動車関係だと、レイブレーサーが有りました。シートの座面も擦り切れてクッション材が出てきたりしていますが、座面にクッションが置いてある心遣いが嬉しいものです。
…が、
プレイしてみると車が真っ直ぐ走らない?!勝手に右に曲がっていくじゃないですか
どうやら、修理か何かの際に適切に修理されなかったのでしょう…完走することすらできませんでしたwww
ゲーム機も懐かしいですが、それ以上に懐かしいと感じたのは…
実働するジュークボックス!
これはなかなか見られませんよ!
収録されている曲も70~80年代の懐メロばかり。
先日まで壊れていたようですが、大阪市内から業者さんが来て修理したのだとか。店内に流れる曲もまた懐かしいものでした。

それにしてもこのお店、お客さんが意外と多いのが印象的でした。
私達のように自販機目当てでくるお客さんも居ましたが、それ以上に通りすがりに寄ってみたというお客さんが多かったことに驚きました。
自販機のことも知らずに寄り、興味を持って注文して見る方が一番多かったですね。すぐに自販機の麺類が売り切れになってしまうほどでした(驚)
食堂の営業時間中ならすぐに補充されますが、閉まっている夜中に売り切れると…^^;
2時間以上滞在した後は、もう一件のレトロ自販機を目指して神戸を目指すことに。

東灘区のサンシャインワーフ神戸近くの工業地帯の中にあるコンビニ、
石田鶏卵です。
店頭に並ぶ自動販売機の中に、一台だけ麺類の自動販売機が混じっています。

麺類自動販売機としては最もメジャー(?)な、富士電機麺類自動販売機VFN900J型です。
ニキシー管の調理時間カウンターが良い味を出しています^^
生産台数は前述の川鉄計量器製の方が多いにも関わらず、実際に稼働し続けている台数ではこちらのほうがはるかに多いです。生産期間がこちらのほうが長く、平成になってからも作られていたことが関係しているのでしょうか?

富士電機製ならではの”豪快な湯切り”(笑)で調理されたとは思えないほど美味しそうな天ぷらうどん。
サクサクの天ぷらが大変美味しゅうございましたm(__)m

その後はいつも通り第三突堤第七岸壁へと2台で向かい、オフ会してから解散となりました。
常連さんに今日の思い出話をしたりしました…
今ではコンビニなどの24時間営業の店舗が増えた事により、このような麺類やハンバーガーなどの自販機の活躍の場は奪われていき姿を消していきましたが、コンビニの弁当などよりも美味しく、そしてなによりも”手作りである”ことのあたたかみも感じられます。今も残り続けている自販機も、末永く大切に使い続けてもらいたいものです。