
おはようございます。
今日は晴れのち曇りの函館です。
気温は8℃と暖かめです。
さて、土曜日に作業した、ハブベアリングの交換について、詳しくレポートします。
まず、交換に至った経緯についての説明をします。
いつの頃からか覚えはありませんが、気がつくと走行中の車体から「ウオンウオン」と音がしました。
40km/hぐらいから「ウオン ウオン ウオン」と定期的に音がします。
しかも、速度に比例して速くなっていきます。
それが最近ひどくなり、原因を探りました。
最初はタイヤが大きな石を噛んでいるのでは?と思いましたが、噛んでません。
もうハブベアリングしか無い!と判断して、部品を発注しました。
普通なら前2輪とか後ろ2輪とか一気にやるんですけど、自分で交換するので、工賃無し。
なので、悪くなったら交換すれば良いという考えで1輪だけにしました。
工具ですが、特殊工具が3個必要でした。
1 ハブセンターの大きなボルト
これは12角のソケットだとわかりました。
締め付けトルク200Nとのことで、インパクト用のゴッツイのが手持ちに無かったので、KTCのAS308-24Wを購入しました。
単体で3344円也
2 ハブベアリングを外すソケットその1
こちらは6角のトルクス ビットソケット T55だとわかりました。
KTCのBT4T55を購入。
1436円也
3 ハブベアリングを外すソケットその2
こちらは12角の差し込むソケットM12だとわかりました。
Amazonで商品名が「トリプルスクエアスプラインビット」で、M12だけ買うと割高なので、セット品を購入。
M5~M18まで10本セットで3790円也
4 ロアアーム外し用16のディープソケットorメガネレンチ
交換部品はマイレ製にしました。
純正部品番号1K04076211KTで、ボルト4本で留める奴です。
ここを間違えると、いけません。
交換ボルト4本+センターボルト1本が付属してきました。
16200円也
これは左右共通部品でした。
純正はECSだと2個で90000円+送料
ここで、ハブベアリング取り付けボルトを舐める原因が出てきました。
ゴルフに元々着いていたボルトは12角のトリプルスクエアでした。
マイレに付いて来たのが6角のトルクスでした。
なので、ゴルフに着いているのも6角だろうと決め込んでしまいました。
何も考えずに12角のボルトに6角を差し込む私。
ん?ぐいぐい。手応え無いな??ぐいぐい。
よく見ないで12角に6角を差し込んで舐めた私。
馬鹿ですね。
そこからが地獄です。
タガネで頭を叩いて回そうとしましたが全然回りません。
1時間ぐらい格闘しましたが、ダメでした。
諦めかけたところに妙案が。
ハブベアリング側に雌ねじがあります。
ハブベアリングは捨てるので、どうなっても大丈夫。
なので、雌ねじを割ることにしました。
ここからはグラインダーで削って終了。
あっさり取れてきました。
いちじはどうなるかと思いましたが、ベアリングがASSY交換なので雌ねじを犠牲に出来て良かったです。
また、他の3本のボルトは12角のトリプルスクエアのビットで回しましたが、何とも舐めそうで嫌な感じでした。
舐めそうなのに、締め付けトルクが強く、微妙です。
あらためて交換手順を
1 前輪を両輪ジャッキアップ。
2 エンジンをかけて、ギアをドライブに入れて空回しします。(危険!)
3 異音が右か左かを確認(今回は右でした)
4 交換開始
5 ホイールを外す
6 ブレーキを踏んでもらいセンターボルトを外す
※かなり力が必要です。自分はダメだと思いましたが、2回目で緩みました。
エアインパクトがあると楽だと思います。
7 キャリパーとローターを外す
8 サスのロアアームを外す
※ボルト3本、16のディープソケットでした。
9 ドラシャを抜く
※ドラシャを抜かないとハブベアリングのボルトにアクセスできません。
10 ハブベアリングのボルトを抜く12角M12
11 ハブベアリングASSYを交換する。
12 以後逆手順
ハブベアリングを交換したあとは、凄く静かになりました。
早く交換しておけば良かったと思いました。
この作業に関しては、センターボルトが強烈。
ハブベアリング取り付けボルトが舐めそう。
なので、お勧めしません。
こんな作業を毎日やっている、プロの方は凄いですね。
交換後にベアリングをバラしてみました。
ベアリングは2組入っていて、インナーとアウターどちらも大きなキズや当たり凹みなどは見当たりませんでした。
こんなにキレイなのに異音がするなんて、ベアリングって超精密で、デリケートなモノなのですね。
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Posted at
2024/11/20 10:28:36