
Youtube動画で日産サクラで普通充電と急速充電に関する情報が投稿されていたのでチェックしてみました。
この部分に関しては、三菱 eKクロスEVでも同様だと思うのでご紹介します。
※あくまで2つの動画をチェックしただけです。
電池温度や充電器の不具合などの個体差も有るので一例として参考にしてください。
まずは、普通充電からチェックします。
日産サクラに6kW普通充電設備を接続します。(40秒) Top写真
6kW普通充電設備に接続しても2.9kW表示のままです(2分50秒)

と言うことで、6kW普通充電に対応してないことが解りました。
動画そのものはこちら↓
【日産 SAKURA】はじめての充電 日産サクラでやってみた
ご自身でもご確認ください。
続いて急速充電をチェックします。
日産 サクラ で 高速走行後 最大で100A放電する40kW型の急速充電設備で検証したみたいです。
※外気温15-16℃
ちなみに日産サクラのサイトやカタログ値では30kWまで対応とされています。
充電開始前のメーター

急速充電前のSOCは18%と表示しています。
急速充電開始直後

電流は84Aで充電されています。
354V×84A=29,736W(=約29.7kW)
充電開始後、約3分。電流は83Aに。

367V×84A=30,828W(=約30.8kW)
充電開始後、約10分。
電流は80Aをキープしつつ電圧上昇

377V×80A=30,160W(=約30.1kW)
約10分経過してまもなく電流が80Aから低下し始めました。
(電流値としてはこの辺りまでが美味しいところ?)
充電開始後、約15分
電流は52A。電圧は充電開始後10分時点とほぼ同じ。

379V×52A=19,708W(=約19.7kW)
充電開始後、約20分
電流は42A。電圧は充電開始後10分時点と比べると少し上昇。

383V×42A=16,086W(=約16.0kW)
充電開始後、約25分
電流は36A。電圧は充電開始後10分時点と比べると10V上昇。

387V×36A=13,982W(=約13.9kW)
充電終了直前
電流は32A。電圧は充電開始後10分時点と比べると13V上昇。

390V×32A=12,480W(=約12.4kW)
充電終了時の画面

急速充電設備からは、11.1KWh放電されました。
充電終了後のメーター

SOCは80%と表示されています。
動画そのものはこちら↓
Nissan Sakura 日産 サクラ 18-80% 40kW型急速充電
ご自身でもご確認ください。
上記から推測すると・・・
・MiEVシリーズのように最大電流が一定ではなく、30kWを大きく超えないように電流値を調整しているようです。
・「美味しい領域」で充電を止めるなら11分から12分程度で充電を中止するのが良さそうです。
(電池温度のグラフの表示が見当たらなかったので、温度帯や冷却機能が働いているか否かなど不明な部分も多いです)
今回の例では、最大で84Aで充電していました。
充電設備の性能から考えると、一部の三菱販売店で設置されている最大87A放電するニチコン製35kWが上限みたい。
※重要!!
多くの三菱販売店に設置されている「ニチコン製30kWのCHAdeMO充電設備」は、最大で60Aしか放電しません。
(充電器横にラベルが貼ってあるはずなのでご確認ください)
今回の例通りだと、約10分経過時で 377V×60A=22,620W(=約22.62kW)程度しか充電しません。
純正メーター表示でも「22.6kW」と表示しない可能性も有ります。
これはクルマ側も充電設備側も異常ではありません。
決して「30kWの設備で充電しているのに、22.6kWでしか充電出来ない!!」等とクチコミサイト等に投稿しないようにしてくださいね。