東洋経済オンラインに記事が有りました。
発売3年、ホンダ初の量産EV「ホンダe」が生産終了
https://toyokeizai.net/articles/-/720926
改めてホンダeの仕様などを列記します。
全長/全幅/全高(m)3.895/1.750/1.510
車両重量(kg)RR:1,540
バッテりー容量 35.5kWh
一充電走行距離(国土交通省審査値):WLTCモード(km)RR:259.0km 、JC08モード(km)RR:274.0km
交流電力量消費率 WLTC:138Wh/km 、JC08:135Wh/km
100V AC電源(1500W)
ワイドスクリーン Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器〈ナビゲーション連動〉
プレミアムサウンドシステム
マルチビューカメラシステム
センターカメラミラーシステム
4,950,000円(国の補助金により最大551,000円 優遇=約440万円)
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発売時に仕様を見て、あまり売れないのでは?と思っていました。
ホンダが提供するeMP対応の充電会員である「Honda Charging Service」が2023年9月末で新規受付終了していたのも今回の前振りだったのかもしれません。
車両サイズ・重量
大きすぎず、小さ過ぎずをイメージしたのだと思いますが、全長は良いものの、全幅が広すぎ。せめて5ナンバーサイズにしないと。
「普通車・3ナンバー」「小型車・5ナンバー」「軽自動車」では多くの人が求めるもの、感じるものが違います。
車両重量も2t未満の税金が請求されるとなると・・・。
バッテりー容量・一充電走行距離
「普通車・3ナンバー」で有ることを考えると、一充電走行距離は短いと感じる人が多いのも納得です。
今の基準(イメージ)だと、もう少し先の軽BEVレベルの性能と言っても言い過ぎではないと思います。
N-VAN e:(電気のN-van) 辺りの30kWhで見積もってみると・・・9km/kWh×30kWh=270km?ですし。
主な装備(特にワイドスクリーン Honda CONNECTディスプレー)
中国メーカー製BEVのように飛び道具を追加して目新しさを出していましたが、EVとしての納得の性能が有ったうえでのプラスαであって、「これが有るからホンダeを購入しよう!」と言う人はなかなかいないと思っていましたが・・・。
価格
ホンダ以外はクルマでない!と言う人以外は「ナンボ出したら何が買えるの?」と言う目線も有ると思います。
「補助金抜きで495万円」目線で見ると・・・
日産
・リーフ40kWh:約410~465万円
・リーフ60kWh:約525~583万円
ヒョンデ
・IONIQ5(58kWh):479万円
・IONIQ5(72.6kWh):519~599万円
・KONA(48.6kWh):約400万円
・KONA(64.8kWh):約452~490万円
BYD
・ATTO3(58.56kWh):440万円
・ドルフィン(44.9kWh):363万円
・ドルフィン(58.56kWh):407万円
上記の通り、ホンダ以外はクルマでない!と言う人以外でホンダeを選ぶ人が少なかったのは仕方ないかな?と思います。
とは言え、今年発売予定のN-VAN e:(電気のNーvan)は、今後の軽BEVのベンチマークになるのでは?と思っています。
https://www.honda.co.jp/N-VAN-e/new/
・普通充電(6kW対応で)約5時間(=駆動用電池搭載量30kWh?)
・急速充電(125A放電する充電器で充電ランプ点灯時点から、充電量80%まで)約30分
少なくとも三菱eKクロスEVや日産サクラの駆動用電池搭載量(20kWh)、普通充電(3kW)、急速充電(85A)と比べてワンランク上の性能です。
「2025年頃には発売する」と各メーカーが公式に発言している軽乗用BEVの内容、車両価格、駆動用電池の容量保証&保証適用時の対応方法、eMP対応の充電会員の内容と価格の動向を見守ろうと思っています。
Posted at 2023/12/12 19:24:14 | |
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