
2022年04月12日のホンダによる「
四輪電動ビジネスの取り組みに関する会見」の中で、日本のEV展開は「
2024年前半に、商用の軽EVを100万円台で投入」と発表されていましたが、本日新たな情報が明らかになりました。
ホンダのニュースリリース によると、『Hondaの軽バン「N-VAN(エヌバン)」をベースとした、新型軽商用EV(電気自動車)を2024年春に発売する』みたいです。
解りやすく言うと「電気のN-VAN」
現在の「N-VAN」が商用だけでなく、個人ユースでも多く利用されていることを考えると妥当な選択だと思います。
そこで気になるのが、ミニキャブMiEVバンの今後。
このブログ のコメントに記載していますが、衝突被害軽減ブレーキの義務化が、国産車の継続生産車でも2025年12月に義務化が課せられるので、三菱も何らかの対応をしてくるはず。
個人的に有り得そうと思いついたシナリオを列記します。
シナリオ1
仮称「eKスペースEVバン」を発売?
eKクロスEVのプラットフォームはエンジン版のeKクロスと共通です。
現在のeKクロスEVのプラットフォームとeKスペースのボディを組み合わせれば、仮称「eKスペースEVバン」を発売することは技術的には容易だと考えます。
ただN-VANのライバルだったダイハツ「ハイゼットキャディー」の販売が終了したことを考えるとキッチリ作りこまないと「電気のN-VAN」のライバルにならない可能性があります。
シナリオ2
仮称「ジャパンKカーゴEV」をOEM供給してもらう?
現行のミニキャブMiEVバンと同じキャブオーバー型軽BEVで見れば、スズキ、ダイハツ、トヨタを始めとする4社連合で「
2023年度に商用軽バン電気自動車を2023年度に導入する」とグローバルトヨタのサイトで公式に発表されています。
現在のミニキャブバン(エンジン版)がスズキからOEM供給してもらっていることを考慮すると、自社開発ではなくOEM供給してもらう可能性も大いに有り得ると思っています。
もう少し俯瞰的に見ると、エンジン軽キャブオーバーバンを製造しているのは現在ダイハツ製とスズキ製しかなく、ダイハツ製はダイハツ&スバル、スズキ製はスズキ&日産&三菱&マツダで販売されています。
いきなりエンジン軽キャブオーバーバン以上の販売台数は見込みにくいことを考えると、何だかんだでキャブオーバー型軽BEVは実質ワンメイクになる可能性も有ると思っています。
シナリオ3
NMKVでキャブオーバー型軽BEVを独自開発?
個人的には、NMKVでの独自開発を期待したい気持ちは有りますが、エンジン軽キャブオーバーバンでも独自開発を断念している経緯を考えると厳しそうに思っています。
これまで実質「ミニキャブMiEVバン」オンリーワンだった軽商用BEV
あと1年後には「ミニキャブMiEVバン」、「電気のN-VAN」、仮称「ジャパンKカーゴEV」の3車種が選べるようになりそうです。
個人的にはスズキ、ダイハツよりも先行して三菱がEVを販売している強みの1つだと思っているのが、「自社販売店での急速充電スポット設置数」です。
某三菱には問合せフォームから新車販売拠点の代替として中古車販売拠点への急速充電設備の設置を複数回要望していますがイマイチな反応。危機感を感じていないのかな?
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電気自動車(EV)&PHEV関連 | 日記
Posted at
2022/12/08 20:47:27