この記事は、
エクリプスクロスPHEVは65.9%で電池交換について書いています。
これまで三菱自動車製EV/PHEVの容量保証は、i-MiEV発売の2009年以降一貫して「初度登録後8年以内(但し走行16万km以内)で駆動用バッテリー容量の70%を下回った場合、無償で修理・交換を実施」としていました。
一例として、アウトランダーPHEV(17型以降)のPCサイトの写しを掲示します。
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/afterservice/service/warranty/outlander_phev/17model.html
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/afterservice/service/warranty/i-miev/before_model.html
しかしながら昨年末に発売が開始になった「エクリプス クロス(PHEVモデル)」は、初度登録後8年以内(但し走行16万km以内)は同じものの、駆動用バッテリー容量の66%を下回らないと、無償で修理・交換を実施してくれなくなりました。
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/afterservice/service/warranty/eclipse-cross/
明らかに保証が適用となる条件が厳しく改悪されています。
某三菱販売店に確認したところ「ホントですか?確認します」とのことで確認をお願いすると折り返し電話が有り、「世界的情勢うんぬんかんぬん条件を見直しました」と内部資料が有るそうな。
以下は個人的な想像ですが・・・
日産リーフは、ご存知のように新車時12個の目盛りが8個になったら9個以上に復帰させると有ります。
日産リーフは、バッテリー容量を「8年160,000km」保証しています。
正常な使用条件下において新車登録から8年間または160,000kmまでのどちらか早い方において、アドバンスドドライブアシストディスプレイのリチウムイオンバッテリー容量計が9セグメントを割り込んだ(=8セグメントになった)場合に、修理や部品交換を行い9セグメント以上へ復帰することを保証しています。
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/charge/battery.html
と言うことで、計算してみると100÷12×8=66.66%
現在三菱自動車の筆頭株主である日産自動車の8セグで保証対象と言う部分に合わせて三菱も改悪したと言うのが真相のような気がしています。
「2050年CO2ゼロ」を菅総理が発言され、EVやPHEVに追い風が吹いている中での保証条件の改悪です。
電動車両購入をためらう要因の一つである「電池が劣化したら・・・」を更に助長させると言っても過言では有りません。
少なくとも新世代電池が搭載されると予想される三菱で言う「新型軽EV」、日産で言う「IMk」発売時には「初度登録後10年以内(但し走行20万km以内)で駆動用バッテリー容量の70%を下回った場合、無償で修理・交換を実施」とし、駆動用バッテリーに対する不安を払拭するべきだと感じました。
Posted at 2021/01/04 21:41:56 | |
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電気自動車(EV)&PHEV関連 | 日記