今年最後の夜勤も終わろうとする30日の朝
職場に届いた新聞を読んでいると気になる
記事 を発見!
記事によると公用車を業務として使わない休日に無料で貸し出して
カーシェアによる車の台数の抑制だけでなく、EVへの乗り換えを促す効果を狙っているそうな。
半日単位ですが、なんと言ってもタダで借りられるのが良いですね。
また土日に乗れるのでメリットは大きいと思います。
以前にも書きましたが、京都は急速充電設備が結構充実しているので
EVの良さを体感できる街でもあるのでメリットは大きいです。
また予約が出来たのちに参加しないといけない
説明会 も
2011年1月14日(金)、1月22日(土)、1月29日(土)のいずれでも参加可能なので
とりあえず車両の予約のための「ID番号」と「パスワード」を取得するために
インターネットから利用登録をしておきました。
気になる方は
サイト をチェック!
以下、
朝日新聞の記事 の写し
EV貸します 公用車のカーシェアが人気 2010年12月30日
エコと渋滞緩和の「一石二鳥」を狙い、公用車として買った電気自動車(EV)を市民と共有する
カーシェアリングが全国の自治体に広がって、人気となっている。
財政難で公用車を手放した大阪市も、温暖化対策としてEVを普及させようと、
今月から業者を巻き込んでカーシェアの社会実験を始めた。
充電スタンドの設置などに補助金を出し、業者にビジネスを続けてもらおうとする。
29日午後4時過ぎ。京都市西京区の阪急桂駅近くのコインパーキングに、
市のEV公用車でドライブを楽しんだ会社員の男性(48)が戻ってきた。
市内の自宅からドイツ車のマイカーを運転し、午前10時ごろパーキングに到着。
EVに乗り換え、四条烏丸や東山付近を回ったという。
利用はこの日が3度目。今年夏に市のホームページでEV公用車カーシェアを知り、登録した。
静かなうえ、ガソリン車と変わらない走りが気に入った。
遠出にはマイカーを使うが、市中心部に出かけたい時に予約が取れれば、小回りがきくEVを使う。
「エコな方がいい。次の車検時までに価格が下がって、
充電スタンドも増えたらEVへの乗り換えも考えます」
京都市はEV公用車のカーシェアの先駆け的な存在だ。
昨年10月、公用車としてEV5台を購入し、
公務で使わない土日や祝日に会員登録した市民が抽選で丸1日、利用できるようにした。
無料とあって、約80回の利用枠に希望者2千人近くが殺到した。
人気に驚いた市は今年6月から、
平日にも3台をシェアできるようにし、貸し出しも半日単位に切り替えた。
約370人が会員登録し、稼働率60%と好調だ。同市環境管理課の担当者は
「カーシェアによる車の台数の抑制だけでなく、EVへの乗り換えを促す効果もある」と話す。
札幌市西区も昨年11月、公用車としてリースしたEV2台を使ってカーシェアを始めた。
市民が会員登録すれば、月3千円と15分200円、1キロ20円でEVを利用できる。
今年11月末で2台の総走行距離は計6454キロ、1回の平均走行距離は13.2キロ。
同型の軽自動車より二酸化炭素(CO2)排出量が7割少ないという。
「利用者には、エコ活動の一端を担っているという満足感もあるみたいです」と市の担当者。
当初は今年9月末で終える予定だったが、「予約や時間延長がネットで簡単にできて便利」
「マイカーがいらず経済的」と好評で、継続が決まった。
11月末で市民584人と職員55人、27法人の100人が登録している。
このほか、神奈川、鳥取両県や福岡市、北九州市、東京都荒川区なども、
EV公用車のカーシェアをしている。
一方、財政難のため、2006~07年に「市幹部のぜいたくぶりの象徴」
と批判された高級車を含む公用車121台を売却した大阪市。
温暖化対策として、CO2削減のために市内でEV11万台を普及させる目標を掲げている。
EV公用車は持たないが、EVカーシェアの取り組みは何とか進めたいとして、
市は12月下旬から3カ月間、公募で選んだ2業者に協力してもらう形で実験を始めた。
「携帯電話の専用サイトで簡単に予約できます。電話で予約代行も受けますよ」
24日、大阪市中央区の駐車場であったEV体験会。
強風が吹くなかで夫婦で訪れた同市北区の主婦(67)は、
カーシェアの仕組みの説明に真剣な表情で聴き入っていた。
マイカーは利用頻度が減ったため数年前に手放したが、
「重い荷物を運ぶのに、月2回ほど車を使いたい。エコなところも気に入りました」。
市内2カ所の体験会では、約100人が会員登録した。
実験に参加する業者に選ばれた「マツダレンタカー」と「パーク24」は
25日、EV5台でカーシェアをスタート。
市民かどうかに関係なく、会員登録さえすれば15分200円でEVを利用できる。
EVの購入費(国の補助を差し引くと実質1台約280万円)は業者の負担だが、
市は充電スタンドの工事費やEVの移動距離などを調べる車載器の代金などに、
今年度は計2千万円の補助金を出す。
2台をリースする札幌市(初年度2050万円)とほぼ同じ額で、
昨年度約1億円、今年度は約5千万円を支出した京都市より安上がりだ。
大阪市が望む通り、2業者は来年4月以降もEVカーシェアを続ける意向という。
市計画調整局の野口浩・総合交通体系担当課長は
「EVカーシェアが普及すれば温室効果ガス削減につながる。
実験でわかった課題やノウハウを他の業者にも提供し、民間ベースで広げたい」と期待する。
EV普及に不可欠な充電スタンドも、2月までに市役所の地下駐車場など市内10カ所に新設する。
民間施設も含めた市内のスタンドは、今年度内に35カ所になる見込みだ。(坪倉由佳子)
〈カーシェアリング〉 複数の会員で車を共同利用するシステムで、1980年代に欧州で始まった。
国内でも2008年ごろから本格的に普及。交通エコロジー・モビリティ財団の直近の推計では、
会員約5万7千人が約3千台をシェア(共有)している。
レンタカーが有人営業所で1回ごとに手続きをし、利用時間も数時間単位なのに対し、
カーシェアは会員登録すればネットで予約でき、15分単位など短時間でも利用できる。