
関西に住んでいるドライバーにとって「ここをスムーズに運転出来れば一人前」とも言われる阪神高速道路の大阪&兵庫の料金体系が大きく変わりそうです。まずはニュース記事の写しをどーぞ!
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阪神高速が来年1月から新料金導入へ。府議会で維新が賛成方針(走行距離に応じて課金)
阪神高速道路会社が来年1月から、
距離に応じて500円~900円(普通車)とする新料金案を導入する見通しになった。
新料金案に反対していた大阪府議会過半数の大阪維新の会(代表=橋下徹・大阪府知事)が
18日、同社の経営合理化案などを評価し、賛成方針に転じたため、料金改定に必要な大阪、兵庫両府県と3政令市の議会の同意がそろうめどが立った。
阪神高速の料金は現在、阪神間の3圏域ごとに均一(普通車で500円と700円)で、
圏域をまたぐと最大1700円になる。新料金案では、最大料金は900円に下がる。
しかし、維新側は、名神高速との乗り継ぎ割引など、2013年度まで適用が決まっている
各種割引制度がなくなった場合、全利用者のうち値上げ対象が46%を占め、
値下げ対象の32%を上回ると反発。料金上限を700円に抑えることや同社の経営合理化、
関西圏の高速道路の料金体系一元化などを国土交通省と同社に求めていた。
これを受け、同社は来年度から役員報酬を10~5%削減するなどの経営合理化案を示し、
国交省も料金一元化について、13年度までに一定の方向性を示すと約束したため、
維新側はこの日、開会中の今議会で賛成する方針を固めた。
新料金案を巡っては、兵庫県議会と大阪、神戸両市議会はすでに同意、
堺市議会でも11月の臨時議会で同意議案を可決する見通しになっている。
(2011年10月19日 読売新聞)
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新神戸トンネル 阪神高速移管で距離別料金制に
神戸市道路公社が運営する新神戸トンネル(神戸市中央区‐北区、約8・5キロ)について、
国土交通省は22日までに、阪神高速道路会社に移管することを決めた。
時期や新料金などは今後の協議となるが、利用区間などによっては通行料が割安になるほか、
阪神高速と一体となったネットワーク化により、利用増などが期待される。
同市が抱えるトンネル建設費など約700億円(2009年度末)の債務については、
国交省と阪神高速が処理する方向で同市と協議する。
同トンネルをめぐっては05年、同市と兵庫県、国交省、阪神高速が検討会を発足させ、
移管に向けた協議を続けてきたが、未償還債務が膨大なことから難航していた。
移管を求める同市は06年、阪神高速との円滑な乗り継ぎに向け、
同トンネルを国道2号の出入り口まで延伸。
08年度には、当時約900億円あった未償還債務のうち
160億円を山麓バイパスに移し替えるなど、債務整理を行ってきた。
国交省は12年中に阪神高速を距離別料金制にしたい方針で、
制度導入に合わせ、同トンネルを移管する案が有力という。
昨年4月に国交省が示した阪神高速の新料金素案は、普通車(ETC搭載車)が下限500円で、
6キロを超すごとに100円ずつ加算し、上限900円とする仕組み。
阪神高速と同トンネルを同時利用すると、二つの料金を加算する現在より割安になる。
トンネル単体の利用は現在と同じ600円となるが、国交省は12~13年度に限って
一部区間で割引を実施するとし、同トンネルについては500円に値下げされる可能性が高い。
(黒田勝俊)(2011/02/23 06:40 神戸新聞)
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新神戸トンネル 来夏、阪神高速に移管へ
神戸市道路公社から阪神高速道路会社への移管が決まっている新神戸トンネル
(神戸市中央区‐北区、約8・5キロ)について、
国土交通省などは18日までに、2012年夏までに移管する方針を固めた。
国交省が目指す阪神高速の距離別料金制導入が前提となるが、
移管により料金制度が一本化され、おおむね現在より割安になるほか、
バイクの通行も現行通り認められる見通し。
一方、約700億円に上る同トンネルの債務は
国交省・阪神高速側と、神戸市側の双方で分担する。
同市は、市道路公社への出資金や同公社の積立金で処理するといい、
「新たな市民負担は生じない」としている。
国交省が12年1月の導入を目指す阪神高速の距離別料金制は、
走行距離に応じて500~900円を課金する。
同トンネルも移管後は、この新料金体系に組み込まれる。
阪神高速と同トンネルを連続利用すると、
2種類の料金が加算される現在より、大半の区間で割安になる見込み。
また、現在は同トンネルで通行が認められている125cc以下のバイク
(50cc以下を除く)の移管後の扱いについても、関係機関が協議中。
阪神高速が管理する自動車専用道では通行できないが、
「もともと自動車専用道でない新神戸トンネルについては、
現行通り通行可能とする方向で調整したい」(神戸市建設局)としている。
(黒田勝俊)(2011/10/19 09:04 神戸新聞)
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以前から何度か話題になっていた阪神高速の料金体系。
最大900円と言う数字をだけを見ると値上げ?とも思えますが、
慣れるまで時間のかかる料金圏がなくなるので
2つ以上の料金圏をまたぐような走り方だと値下げになりそうです。
案だと普通車(ETC搭載車)が6キロまでが500円で、
6キロごとに100円ずつ加算し、(24km以上走れば)上限900円だそうです。
自分の整理も含めて細かくまとめてみました。
0~6km:500円
6~12km:600円
12~18km:700円
18~24km:800円
24km以上:900円
値上がり例(ETCの曜日別・時間帯別割引含まず)
距離は阪高ナビで調べました。
池田→堺(45.8km) 700→900円
泉大津→りんくう(14.2km)500→700円
豊中南→松原(25.9km) 700→900円
伊川谷→西宮山口(32.3km)500→900円
値下がり例(ETCの曜日別・時間帯別割引含まず)
六甲アイランド→りんくう(55.8km)1700円→900円
松原→月見山(56.4km)1200円→900円
でもどちらかと言えば値上げになる場合が多そうな予感。
あとは正式に料金体系が道路会社から発表された際に再検討してみようと思います。
それ以上に神戸市が実家の私にとっての一大ニュースが
記事の2つめと3つめに書いてある、現在神戸市道路公社が所管している
新神戸トンネルが2012年夏に阪神高速へ移管されることがいよいよ現実になりそうなことです。
本来ならば私が実家へ行くときのメインルートになっても良さそうな道なんですが
料金の高さがネックになって自分のマイカーでいつ利用したか覚えていない位です。
それが阪神高速の一部となれば、現在阪神高速・阪神西線と合わせて利用すれば
阪神高速500円+新神戸トンネル600円=1100円が900円と値下げになりますし、
りんくうから利用すれば現在の2300円が900円と大幅値下げとなります。
湾岸線と第二神明北線の接続が何時になるか解らない現在、
新神戸トンネルの阪神高速への移管は神戸線の負荷低減に大いに役立ちそうです。