午前、
午後 と盛りだくさんだった昨日。
今日は職場からボランティア休暇を取得しているので
(ちなみに昨日は元々から休日でした)
「シャリオが不動になったのでボランティアには行けなかった」とは言えないので、今日は
JRで宇治へ。
宇治にJRで行くには一端京都まで行かないといけないんですね。
JRを下りてボランティアセンターの宇治市総合福祉会館
までの道中で昼食を買おうと歩いて気がついたら
宇治市総合福祉会館まで着いていました。(写真)
受付時に昼食について聞いてみると「途中で段取りできるか解らない」
とのことで受付の前に宇治市総合福祉会館近くの駅とは反対方向のコンビニへ。
15日には
宇治市救援物資で食中毒 が発生していたので
弁当やおにぎり類は止めてパンに。しかも中に具が入っていないメロンパン等を購入。
昼食を段取りして改めて受付。
用紙に書き込んで赤い布テープの名札を貼り付けて提出しようとすると
「ちょっと待っててもらえませんか?」と待っていると
横に4人並んだところで「今日はこの4名の方がグループです」とグループ結成。
一番左にいて携帯電話を持っているとのことで人生で2日目のボランティアでいきなりリーダーに。
私のグループは、私より少し年下(と思われる)男性と女性、
そして60歳過ぎ?と思われる女性と私の4名グループ。
自己紹介で私が兵庫県から来たことを告げるとビックリされました。
他の3人の方は宇治市内の方だったので。
スタッフからグループ毎に注意事項を告げられたのですが、
一番の注意点は、もし今日で作業が終わらない場合でも
ボランティアが「また明日来ます」とは言わないで。と言うこと。
その日その日でどこにボランティアを派遣するか決めるので
派遣されたボランティアが勝手に「明日来ます」と言ってしまうと
収拾が着かなくなるそうです。派遣して欲しい場合は、
ボランティアセンターに電話で要請しないと
センターとして把握できず、電話で要請してきたところに
ボランティアを派遣するというルールで行ってるとのことです。
前日と同じく事務局へ「ボランティア活動参加証明書」の発行を依頼。
スタッフから派遣先の個人宅の資料を受け取り4人でどんな道具を借りるか検討。
幸い他の3人の方も既に宇治でのボランティアを経験されている方
だったので「これがあった方が良い」と道具も決まり、いざ依頼先へ。
あとのグループの準備がもう少し掛かりそうだったので
ハイエースに道具を積み込み、我々のグループ4名だけで出発。
今日は五ケ庄地区へ。
一番被害の大きかった地区なんですが、TVで何度も放映された辺りは
ボランティアには危険とのことで少し離れた地域の個人宅へ。
派遣先の家に行ってみると直前のグループが既にボランティアに入ってて
資料を付き合わせてみると間違いなかったものの
事務局もきちんと状況を把握できていないようでした。
8名グループとなり先発グループから状況を聞くと全く手付かず
と言うわけではないものの完了にはちょっと遠いという状況でした。
「パッと見の成果としては少なくても精度をあげてキッチリと」をテーマに手分けして作業。
私は雨戸を外して木製の雨戸の戸袋の中に箒を突っ込んで泥だし。
たいした作業ではないですが、なかなか泥は出尽くしません。
他の方は床下の隙間に残った泥だしなどいろいろな作業を行いました。
この日も暑い晴天だったのでこまめに休みを取りながら作業。
お昼になり、一度派遣先を出て向かいの空き地で昼食。
先発グループのリーダーは聞いてみると元々は関東にお住まいなのですが
東日本大震災で東北でボランティア中に北部九州の豪雨でボランティアに行き
東に戻る途中で宇治に寄り道したというなかなかの強者。
通りでボランティア慣れしてる訳だ。。。
休憩しつつ派遣先のお隣前を見てみると、朝来た時とは比べものにならない量の土嚢袋が。
先発グループのリーダーが状況を確認すると、今日もボランティアが入っているのですが
明らかに人数が足らないとのことで私のグループの男性2名が午後からはお隣に応援に。
午後からは、昨日の午前中と同じく「庭に堆積した川の土の除去」
ご近所に派遣されたボランティア13~14人で作業。
昨日作業したお宅とは比べものにはならない量が午前中に作業した後でもまだ残っていました。
聞いてみると、下流で川が塞がれ流れなくなった水が川沿いのこの家に一気に流れ込んだそうな。
ボランティアセンターに戻ってからの後片付けの時間もあるので15時頃に作業終了。
作業時間が終わる頃には私のグループで持参した土嚢袋
150袋もほぼ使い切っておおよその除去は完了。
迎えはマイクロバスで派遣先の周囲の道が狭く近くまでには行けないとのことで
借りた道具の員数を確認して集合場所まで道具と共に移動。
集合場所に行ってみると[災害対策法に基づき、ここから一般車通行禁止]の立て看板が。
本当に手助けがいる所にボランティアに行けないもどかしさを感じつつ、
道具は別便で引取に来るとのことで道路脇に置いて迎えのマイクロバスに乗りました。
ボランティアセンターに戻り、朝預かった依頼書に依頼先の状況などを記入して
我々のグループ4名が無事に戻ってきてケガがないかを確認して解散。
私は事務局に行って朝作成を依頼していた「ボランティア活動参加証明書」を受取り、
シャワーが使えるとのことで2階の浴室へ。
ちなみにこの日は朝出発前にトイレに行ってから会場を離れる直前までトイレには
行きませんでした。途中途中にスポーツドリンクなどで水分補給をしたのですが。
水分を飲んでも全て汗で出てしまっていたようです。
シャワーを使わせてもらい着替えをして
先発グループのリーダーがまだスタッフと話していた ので一声掛けて会場を後に。
仕事に影響のない範囲と言うことで、今回の災害ボランティアは今日で終了。
朝と同じく、JRに宇治駅から乗り京都経由で帰宅しました。
P.S
これまでにボランティアを経験された人にとっては
当たり前のことかもしれないことも含めてブログに書きました。
これからボランティアに参加する方にとって少しでもお役に立てば幸いです。
また、全ての災害ボランティアが上記と同じ体制かどうかも解りません。
一つの例としてお考え下さい。
宇治市ボランティアセンターの当日の記述を下記に転記します。
-8月20日(月)の活動を振り返って-
8月20日(月曜日)は、個人参加が延べ83名、
団体や企業からの参加が延べ18名(1団体)、合計101名のご参加をいただきました。
ボランティアの皆さんのご協力をいただき、およそ19件の支援活動を行うことができました。
ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。お盆休みが終わり、
また、土日が終わった初めての平日だったためボランティア数は急減しました。
豪雨が京都府南部を、宇治市を襲って今日で1週間。
まだまだ泥だしや家の片付けに追われている地域の方はたくさんおられます。
皆さまのご協力をお願いいたします。
下水や河川があふれ、家や庭に溜まった泥を出す作業がまだまだあります。
暑さも手伝い、大腸菌などが繁殖しやすい状況での作業です。
特に足元については、長ズボンと長靴で活動を行ってください。