
この写真じゃなかったかもしれない。
これを見ると今でもそれでも忘れない。
今日は雲1つない青空で、日差しは厳しく暑かったものの
まだ風は爽やかというくらい。
お寺さんにお参りの日だった。
あれもこれもと欲張り祈り、命が違っても、と。
毎月、この日には、そしてお寺さんに向かうたびに声をかける。
そしてこの道を通る時は、もうずっと。
この先の交差点を右に曲がると並びの住宅街。
もう二年くらい前の・・・・・・・たぶん、10月くらいの少しずつ冷えてくる頃。
用事ででかけた帰りにほんのちょっと遅くなったので早めに帰ろうと山の上を目指して走っていたら道路の真ん中で猫がひかれていた。
あわててクルマを先にとめて戻ってまだ動けるなら病院でも、と近づくと息絶えていた。。。。
けれど今にも「あれ?」と起きて動きそうな、きれいな顔で。
クルマにひかれたんだ。。。。。見捨てておけない、警察に電話して場所をなんとか伝えて来てもらうまでの間に他のクルマにこれ以上ひかれてはいけないと猫の前に立ってやってくるクルマすべてに頭を下げながら合間にずっと冥福を祈って「あんたがひいたのね」という視線も気にする余裕もないくらいに。
しばらくして警察の人がやってきて猫ちゃんを袋に。。。。「どうするんですか」と聞くと市役所の動物専用? の埋葬してくれるところがあるので持っていきます、とのこと。
頭を下げてお願いしてなんだか混乱というのかやりきれない思いを一人で抱えなければならないことにも限界を感じながら暴れるように帰宅した。 日付が変わって足が冷え切って眠れなかった。
一人では抱えきれずにとあるサイトにはきだして。
たまたまそういう仕事をしている人が
「今度、もしそんなことがあったら道路の端に寄せてあげてね」
とのアドバイスをいただきその時に自分がそんな事にも気づかず道をふさいでしまったことを心の底から恥じた凹
それから数日。。。。
哀しみも残っているものの医者に行くのに山からの下り坂。
先日の猫ちゃんのいたところから角を曲がってすぐ、の通りで。
また猫がひかれているのを見かけた。
胸をナイフでつかれたような気持ちで。 今度はぐちゃぐちゃの気持ちになりながらも冷静に「待っててな」と医者に行き、帰りに新聞紙をいただいて祈りながら戻った。
戻ると今回は午後で近所の子供達やお母さんもいて先に市役所に電話してくれていたとのこと、
クルマを端に停めたら新聞紙で猫をくるんで動かない足と猫をなんとかひきずって(けっこう重たい) 道路の真ん中から端に寄せた。
市役所のかたが来るまで待ちながら「私には無理だわぁ」と猫を移動するのをためらっていたお母さんから話を聞くとこの前の家のおばあちゃん? がよく猫にごはんやおやつをあげるので猫が通っていた、とのこと。
きっとおやつもらおうと道を渡る時にひかれたんだろう。。。。と。
ほどなく市役所の人が来て、やはり猫をくるんで「ちゃんと埋葬します」と聞いて見送ってから帰ってきた。
が2回も続くとさすがに「なんで?」となるし辛くて仕方ない。
家から山の下におりてくる縦の道と横の道。
通るたびにくちびるを噛み締めてしまってた。
悔しかったのかなにもできなかった自分が恥ずかしいのかなぜこんなに猫が犠牲にならなければいけないのか。
唇をかみしめながらずーーーーっと祈って願って、それから通るたびにずっと。
なにかあるとくちびるを噛み締めてしまう。 もしトカゲの尻尾のように再生するなら噛んで切り落としてしまうくらい。
「続いたから、もしかしたら、また。。。。。。。。」
とも思うし不安もあるけどそれからこの道で猫を見かけることはあってもみんなきっと守られているから大丈夫、と。
猫にあわしてくれてありがとう、みんなを守ってね、とも。
たまに道を通り過ぎる猫がいるとどきっとするし、会わせてくれてありがとうだし守られてますように、とも。
なにより自分がぼんやりしてひかないよう、もし見かけたら端によせてあげよう、ということも。
それからしばらくの後、ここでバイクでころんだおねーさんが居てまたおせっかいにも手を首をつっこんで助けた。
なにごともなく擦り傷はあったものの「一応、救急車」で。 あと、家族が迎えにきてくれるとのことで大丈夫だった。
猫が守ってくれたんだと思うと 「ありがとうね」。
なにがしかこんなことに遭遇することが多いのは神様から試されているのかそれともなにか使命があるのか。。。。。
それにしても走っていてここに来るたびに気持ちがギュッとなる、顔も哀しくなる。
対向車でも誰か見てたらいきなりショボン顔になってどう思うんだろう^^;
これにはまだ後日談のようなものもあるんですが、今夜はこれだけ。。。。。暗くてうまく書けなくてすみません。
くちびるより脳みそもないなw
猫も犬も鳥もなんでも命は。
落ちているものも、なんでも道にあるからひいていいってもんじゃない。
これから雨も多くなると視界も悪くなりがちなので、こんな哀しいことのありませんようみんながみんなでみんなも気をつけましょう。
Posted at 2019/06/25 23:28:16 | |
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猫 | 日記