 この世に神も仏も
この世に神も仏も
あるもんか!!!
毎日に感謝し祈り。
かなりの日数をお寺さんにお参り。
それでも。
やっぱりそんな気持ちになること、「も」、あるのか・・・・・な凹
うん、ある。   もしかしたらきっと。
ココロが完全に乾いてしまって、誰の気持ちにも不感症のようになる、そんな時。
そんな時が、今日。  
そして、とある最近の先日にあった。
本当にまるで自分ではないような。本当に鬼女の形相で某所を飛び出した。
「なんとかなる」
気楽に考えていた分、現実は厳しい。
そこから、なんとしてでも自宅に帰らなくてはならなかった、が帰り道が複雑すぎて凹
ふだんっから公共交通機関に慣れていないおバカな自分にはチョと苦しかった。
「とりあえずナントカって駅まで行けば・・・・・」
ありがたいことにワンメーター分だけ、無料で乗せていただける身障チケットあった。
なんとかそのチケットが使えるタクシーをひろって乗せてもろた。  外は劇的なまでに
暑かったし、本当にありがたかった。
乗って行き先を告げ、乗り換えて乗り換えて・・・・・・・頑張って歩いて、なんとか戻れる電車に
乗るべく旨を運転手のおじさんに尋ねると
「あぁ、ほんだらソコの駅まで行ったげるわ。  料金なんか気にせんで、ええ、エエ。」
いや、そこまで甘える訳にはいかない。 
乗り継ぎに便利な最寄りの駅まで行ってくれたら
   
それで十分に助かるんだから!!!
しかしおじさんは、なんの見返りや金銭の要求をすることなくニコニコと本当に
「帰るのにその電車1本」
で済む、しかも乗り場に一番行きやすい場所まで乗せていってくださった。
正直、そのときは本当にタクシーに乗れるほど、ワンメーター分は乗せていただけるとはいえ
超過料金を支払えるほどの余裕は、なかった。 (恥
好々爺、とも呼べそうな年齢のニコニコおじさん・・・・・・涙をにじませながら後ろの座席で
おじさんの交通の無事や健康、仕事がよくいくよう精一杯、ソーーッと祈らせてもらった。
飴ちゃんも、新しいお茶も、なにか金券とか。
なにもお礼に渡せそうなものは、なかった凹
駅の手前でタクシーチケットを渡すとき、おじさん「1枚でええよ、ええよ」と言うてくれてたが
ガッツリ2枚、ちぎって渡した。
一度に一回に、1枚しか使えない凹  名前が書いてあるので同じ日や翌日に、というのも
おかしな話になるのもわかってる。
おじさんに
「来月でも半月後でも、いつでもええんでまた、この券つかってください」
降りる手前でおじさんも、コッソリ
「・・・・ほんだら来月くらい、またこれ使わせてもろてもよろしか??」
親切とはいえ赤字のサービス、1枚で1回分の乗車賃金が出るんなら1冊まるごと、もうその
おじさんに渡したいくらいの気持ちだった。
何度も礼を述べ頭を下げたままおじさんのタクシーを見送ると、ほんまに乗り場の真下。
ありがたい・・・・・・・・
ペコペコのお腹に分厚い、優しい、暖かい高級なステーキのような感謝をいただき電車に
なんとか飛び乗った。
いつも降りる駅は・・・・・車両の何番目か、くらいはなんとなく勘でわかる。
そこそこ人で埋まった車内を杖っこつきつつ荷物ガッツリ抱えてヨロヨロ歩いてたら。
お年寄りや妊婦さん、身障者に「なるべく優先」の椅子に座っている若くて元気な人は携帯や
ゲーム、読書に夢中。
いつも座るという習慣がないし、チョとでも歩いて先に進もうとヘタレ足で歩いてたら、突然
・・・・任侠「風」な、いやしかし鼠先輩(爆 があと7-8年、年を取ったらこれくらい???
、な黒スーツにサングラスのおじさんがいきなり私の前に立ち、それまで自分が座っていた
席をゆずろうとしてくださった。
なんとなくみんながみんな、杖っこついて鬼の形相でボロボロになって歩く私を奇異の目で
見ているような感じだったのに(^▽^;)
おじさんは見逃すことなく自分の席をゆずってくれようとした。   ありがたかった。
けれどしかし車内で座るのは自分が当たり前のように思っていることでもいつも座りたい訳でも
ない。
ニッコリしながら丁重に断った。  頭の中はおじさんに失礼のないよう、どう言えば角が立たずに
済むのか必死に考えつつ(^▽^;)
「ありがとうございます! でも私、もう次の駅で降りますから!」
それでも座ってもらいたそうなおじさんに
「立ってるのがリハビリなんですよ♪」
そこまで言うとおじさんもなんとなくうれしそうに、
「お、そうかそうかリハビリ、な☆ うんヨシわかった」
といって自分の席に戻ってくださった。   ペコリとお礼をしてさりげな~く次の車両へと
移動し、とりあえず次の駅ではいったん降りた(^▽^;)
んでまた隣のドアからすぐ乗った(爆
そんなこんなで予定よりも少しだけ、スムーズに家のある駅までは、戻ることができた(疲
んでからまたタクシーを探して乗ったものの、さすがにそこまで有難いことは続かなかった(笑
追加のお金はきちんと支払い、しかし 「今度、迎車は無料のサービスやってますから」と
会社の電話番号のティッシュをいただいた。
本当はもうちょっと遠回りでお金かかるとこやったのに、たまたま近いルート前を通過して
くれたおかげで少しでも短い乗車で済んだ。
最初のタクシーのおじさん。
都心の都心、一等地やし病院なんていつでも需要のあるところを走っていたら、もしかしたら
そんなに困ることもないの「かも」しれない。
余裕やゆとりがないと、とても人に親切にはできないような気がする。
けれど本当に救いの手を差し伸べられる、「相手がどれくらい困窮しているのか」を読み取る、
それに応じた過不足のない救いの手や優しさを差し伸べられる・・・・
私には、できるだろうか????
砂漠にはナンボほど水を入れても、キリがない。。。。
それでも、水が与えられればどんなに乾いた砂ばかりの地でもきっと、何かを感じることが
あるんだ。
今日も冒頭のような、、、、というか今日がほんとうは冒頭のような心境になってたんですが凹
捨てる神あれば拾う神あり。
捨てられてもいい、(苦
それでも拾うてくれる神様を信じて。
やっぱり祈りと感謝の毎日を続けてゆけたらいいなぁと思った。
気持ちも体もまだまだリハビリ中だが凹
余裕やゆとりがなくても、もしかして誰かの助けになれるようなことが1つでもできるなら、
させてもらえるなら。
それはやっぱり、ものすごくありがたくて大切なこと。
最初のタクシーのおじさんくらい、ニコニコで暖かくてみんなにきっと安心感や喜びを与えられるようになりたいなと思った。
156年、生きながらえとってもワタシには無理くさそぉだがな(^▽^;)
遅くなりましたが、とてもありがたくってうれしくて。
感謝、感謝の気持ちのうれしさ、おすそ分け。  なんじゃそりゃ旨いんか(爆