2017年10月13日
「かまやん」。
外に出るたびに呟く言葉。
夏のある日、そんなつぶやきをしようと思っていた矢先にいつもと全く別のところでひょっこりと「かまやん」に会えた。
「ありがと!」
本当にうれしい気持ちと、ちょっとだけ大きくなっていたことで良かったなぁ、暑いのに雨もあるのに頑張ってこんな大きく。。。。と胸の詰まる思いであった。
そして秋になった、、、、
きのう、ちょっと出かけていた。
用事のつもりがクヨクヨしていたために後回しなのか延期なのか中止になったのかわからないような漠然とした中途半端な気持ちでの帰り道
お寺さんのところで、いつものにゃんこに出会えた(喜)
ご飯をあげて、、、、始めの頃より、もしかして、もしかしたらほんの少しだけでも仲良くなれてるのかなと思わせてくれる。 かわいい。。。。
いろいろあったが
「寒くなるけど、がんばろう!」
といってそんなこんなでとても遅くなってようやく慌てて帰ってきたらバタバタ。。。。。。寒くなってきた頃にようやく寝る始末。
ねむい。。。。。。。。完全な寝不足ながらも、
それでも今日はもし雨でなかったらお参りに行きたかったので無理でも頑張って起きてご飯をいただいたら天気予報をチェックして降っていない事を確認。
玄関を出て道路に、、、、ポストを覗いていつものように「かまやん」と声をかけつつ家の門の外に出て足が、目が、心が固まった。
道路の、、、、自分の手前で、、、、かまやんが亡くなっていた。
無意識でもすぐ手を合わして祈ってしまうんだが、と同時に 「どうしよう」 という気持ちも。
すぐに拾い上げて埋葬に行けばよかったのかもしれないがお参りに通院に、そして自身の用事が満載に溜まっていてまずはお参りに行きたかった。 行かなければと時間を気にして追われていたのもある。
クルマまでいってから近くに寄せて車内にあった紙でちょっとつまみあげて門先の端っこに置かせてもらってお参りに。。。。
「私が轢いたんだったらどうしよう」
という思いもあり、いくらテンパって帰ってきたとはいえいつも仲良くしてくれていたかまやんを無情にも轢いてしまうなんて、、、、という自責の念というのか反省というよりも、もうまったく意味のわからないぐちゃぐちゃになった気持ち。
見えていてなお、自分が、という確証があるのなら気持ちの処理も反省も懺悔もできるのかもしれないが「もしかしたら、もしかしたら不在票の入ってた宅配のクルマかも」とか「朝の新聞配達かも」とか「そのほかの一般車」とか、いろんな考えもある。
、が、もしかしたらここまでクルマを近づけるのは私だけなのかも、、、、、とも考えたらやはり自分が、という気持ちも。
「なんてことをしてしまったんだろう。。。。。」
という半ばパニックのような動転した気持ちで、それでもつとめて冷静に(?)お参りを済ませ通院に向かったのだが走りながら
「なんの気もなしに走ってるけどもしかしたら他の虫なんてぶちぶち踏んでるのかもしれない」
「だからそれくらい気にしなくていいよ」
とはとても思えず、お気に入りで仲良くしていた「つもり」の大切な、大切な、身近な生き物が目の前で息をひきとっていた事実を目の当たりにしてどうなんだろう。
とてつもなくテンション低く、泣きそうになりながら「自分が・・・・」「いや夜だったし朝に別のクルマかも・・・」と混乱しつつ日が落ちて暗くなる前に、と夕空をにらみながら帰ってきて
玄関先に置いてあった四角いスコップで場所をなんとか探して少し穴を掘ってようやっとの思いで埋めて土をかけ。。。。。
心だけ、ほんの気持ちだけ祈って戻ってきた。
気持ちのある相手だからこんなにやるせなくなるのか?
もしかしたらふだんも知らん間に殺生しまくってるかもしれないよ?
いちおう、自分の手で埋められたことでほんの少しだけは落ち着いたのかもしれない。
けれどしかし 「いきなり」 なにもかもが回転して豹変してバランスを崩してしまって精神的にどうしようもなくなってしまっている。。。。
お参りに出て、そのままクルマに乗って医者にも寄って帰って。。。。そんな「いつも通り」が瞬時に崩れたんだもの。
かまやんを埋める時に「ごめんね」って言えなかったのかもしれない、もしかしたら言ったかもしれない。。。。
しかし私が轢いてしまったのかもしれないという気持ちが少しはあるからどうすればいいのかわからなくなっている。
外に出て、またいつものようになにげなく「かまやん」と呟くと、今度は目の前で亡くなっていたあの姿が脳内に出てきてパニックになるんだろう、、、、
そして 「もう会えない」 という思いと。 寂しい。。。。
いつか書くが、つい近い先日にも似たような事で気持ちが張り裂けそうなくらい辛い思いをした。
会えたらとても嬉しかった、かまやん。
いきなりなんで目の前で知らせてくれるかなぁ。。。。。。書いてて涙が出そうになるよ。
週末の楽しい時間だろうに、こんな暗くて長くて、本当にすみません。。。。。
「ごめんね」
って、言えない。
自分が命を奪ってしまったという確証がどこにもなくてわからなくて、、、、
けれど誰が、という犯人探しのようなことをする気持ちももちろんないし探そうとしたところでわかるわけがないのは明らかすぎる。
家を出るたんびにかまやんが居たところで胸が締め付けられる。。。。
しかし
いつか書くことだが、(たぶん)
気づかせてくれてありがとう、とかまやんに言いたい。
急いでたからって知らないまま見えない気づかないまま、もしかしたら自身でもっと踏むようなことすらしていたかもしれないし配達のクルマにまた轢かれてたかもしれないし。。。。。そうでなくてもアリんこが寄ってきてたこと、今からの雨に打たれることなく土に埋めることができて良かったと思い、、、、、、たい。
Posted at 2017/10/13 22:58:25 | |
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