ドアにも帯を（2）。

以前にも書きましたが、最近のJRはようやくドアにもラインカラーの帯を入れるようになりました。

その昔、国鉄時代最期のコスト削減（私には手抜きに思えました）で、全国的に寝台車や12系客車のドアの白帯が無くなりました。

それから、JR西日本金沢支社は、485・489系特急型電車の雨どいの赤帯を20年前に省略、最期の引退まで復活することはありませんでした。ですので、個人的には金沢の同系列車はみていて可哀想でしたね。

私もメーカーの研究開発にいましたから、企業にとってコスト設計は優先事項だとわかります。しかし、一度やめた仕様はなかなか元にもどせない（コストアップになるから）のも社内の政治的な理由で、なかなか難しくなります。

JR東日本が、E233シリーズからドア帯を入れたり、車内の化粧板を明るい色に変えたりしているのは、最低限の性能と車内設備の209系の頃の考え方から、乗客に対するサービス向上にシフトしているようで、いい傾向だと思います。