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今日の毎日新聞で、京都大学に京都府警の公安が通告なく侵入し、一時は学生に取り囲まれ、一方大学の周囲を機動隊車両が取り囲み、騒然とした、とのこと。

92年から98年まで、この大学で学んだ立場から、コメントしたいと思います。

20年前の状況から、ひとつエピソードを。

ラボに隣接した研究室で、修士コース2回生の私は、博士コースや4回生の先輩後輩と飲み会をしてました。

夜も更け11時ごろ、隣のラボの学生が血を流すようなケガをして、飛び込んできました。わけを聞くと、帰宅しようとして自転車に乗ろうとしたら、たちの悪いヤンキーに絡まれ、殴られたとのこと。

ケガの程度も手に負えないし、そんな連中が構内にいるなら怖くて帰れないですから、まず警察に電話しました。

すると、「校門までは行けるが、中には入れない。」とのこと。例の、「大学の自治」に対する配慮です。確かに、自治を言うなら、構内の治安維持も学生の自己責任です。

仕方ないので、消防に連絡すると、救急車は構内に入れるということで、来てもらいました。

ケガ人を見送ったものの、残された自分達はどうするか？。

結局、単独行動は避ける、特に女子学生は下宿まで送ることにし、2時間ばかりすぎてから解散しました。

大学の自治も大事、警察による治安の維持も大事。

でも、結局一番大事なのは、ヒトの命です。ヒトの命を守れないようでは、大学の自治も警察権力も無意味です。

今回は学長の「事前通告がなかったのは遺憾」とのコメントが出ています。人的被害がなかった今回、これはこれで、ひとつの落とし所です。もとより、紳士協定としての「事前通告」を破ったのは京都府警ですから。

私が在学当時は、正門まわりに明らかに公安の刑事とわかるオヤジがスポーツ新聞を読みながら「警備」していたのを、思い出した次第です。

以前千葉県警バージョンを投稿しましたが、パトレイバーの神奈川県警バージョンを見つけました。

凶悪犯の指名手配写真も写りこんでますが、神奈川県内の某駅構内の掲示板に張ってありました。

よく見ると、パトレイバーのCMと、神奈川県警の警察官募集のCMとの抱き合わせなんですね。

広告の出稿、印刷、配布の費用は、パトレイバーの配給元持ちなんでしょうか？

このパトレイバーと警察のコラボレーションは、少なからず警察権力の公平性に影響しそうに思ったので、投稿してみました。