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サムネイル画像は千葉の平和交通バス。本文とは直接関係はありません。

朝日新聞デジタルより、仙台市の東北大学へ向かう仙台市バス（仙台市交通局）が、受験生とその両親の多さで積み残しが続出し、結局大学当局は30分試験開始を遅らせた、とのことです。

まとめサイトも見ましたが、「一緒に付いてくる親が悪い。」とか、「受験生本人が優先なのは当たり前。」とか、受験生の立場に立っているようで実は？な指摘のツイートが気になりました。

旧帝国大学で、人口の多い首都圏や関西圏から離れた東北大学は、家族同伴で受験旅行という方は多くて当然です。さらに、わざわざ遠くから仙台まで来たわけですから、大学の門まで子供を見送りたい、という親の気持ちも理解できます。

ここはやはり、仙台市交通局の需要の読み違いと、大学当局のバス会社への要請がうまくいかなかったのが、課題ではないでしょうか？

私も実は、弟が東北大学を受験したので、あおば通りから大学まで、仙台市交通局の大学行きシャトルバスに乗りました。20年前のことですが、当時も市バスは満杯、バスの行先表示も「仙台市営」。地方からの受験生にも付き添いにも、決して親切なバスではなかったです。

「仙台市営」って、「それはわかっとるわ(`へ´*)ノ！。東北大学に行くんか行かへんのか、どっちやねん！」と、兄弟で突っ込みながらバスに無理やり乗り込んだ記憶があります。

せめて、「東北大学行き」逆は、「あおば通り～仙台駅行き」の表示、それから、充分な台数のクルマを確保してほしかったです。

あと、大学当局も、市営バスでまかなえないなら、宮城交通バスの貸切車なども動員して、受験生専用便を走らせるべきでしょう。

最後に、地方の大学を受験される方や親御さんにアドバイス。

鉄道の駅から歩いて行ける大学なら、時間の読める鉄道を信用してもほぼ大丈夫（雪国は余裕をもって）ですが、公共交通機関がバス便しかない大学は、気をつけてください。

普段の在学生の通学は、自転車・バイク・マイカーに頼りきりで、バスはあんまりあてにしていません（大学当局も教員も）。ですから、当日バス会社で増発があったとしても、今回の東北大学や仙台市交通局のような需要予測のミスは起きる可能性があります。

出来れば、時間に余裕を持って、事前に現地タクシー会社を予約しておくのをおすすめします。タクシー会社なら、渋滞の予測も出来るので、何時に出ればいいかを含めて教えてくれるはず。

また、都会の方は、「タクシーは流しや駅前で拾うもの。」と思い込んでいるむきもありますが、地方では、「タクシーは前日までに電話で呼ぶもの。」ですので、ご注意を。。。

国公立大学の受験日程も、あとは後期・B日程を残すのみ。泣いても笑ってもあと少しのチャンス、全力を尽くして頂きたいです。

受験生のみなさん、家族のみなさん、頑張ってください！