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avot-kunのブログ一覧

2024年07月06日 イイね!

ケン・タイレル

ケン・タイレル昨日のブログの、エンツォ・フェラーリが、
1960年代にF1のミッドシップ化で台頭した、
クーパーやロータスなどの、イギリスの
コンストラクター勢のことを「ガレジスタ
(修理工)」と呼んで、毛嫌いしていました。。。

そんな「ガレジスタ」の一人が、タイレル
チーム(ティレルとは呼ばない)の創始者
ケン・タイレルです。。。
彼は日本でもF1のケンおじさんとして
人気がありましたね。。。



そんな彼のガレージ小屋がニュースになって
いました。。。

家族で材木商を営むかたわら、ドライバー
としてローカルレースに参加していた彼は、
早々に自身の才能に見切りをつけ、チーム
運営へと舵を切ります。。。

材木置場の片隅に建てられた小屋が彼の
チームの原点となりました。。。

ジャッキー・スチュワートと共に、チームは
躍進し2度のチャンピオンを獲得、その時の
マシンもこの小屋で作られ、その後有名な
6輪のP34もここで開発されました。。。

そのガレージ小屋が、近辺の開発により
取り壊しの危機に陥った時に、手を差し伸べた
のが、ビンテージレーシングカーのイベントで
有名なグッドウッド・サーキットでした。。。

今年の9月をめどに、再現し公開の予定だ
そうです。。。エンツォが「ガレジスタ」と
呼んだレジェンドのガレージですね。。。

ヨーロッパにおける、モータースポーツの
文化の成熟度には驚かされますね。。。

グッドウッド。。。一生に一度で良いので
行ってみたい聖地です。。。😎

Posted at 2024/07/06 08:32:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | オートスポーツ | 日記
2024年06月09日 イイね!

グランドエフェクト-10

グランドエフェクト-10さて、前回から少し時間が経ったのですが
年寄の思い出話は続きます。。

ウイングカー構造には不利と言われていた、
水平対向エンジンを搭載するフェラーリが
チャンピオンを獲得した1979年のシーズン、
最大の誤算と屈辱を味わったのが、チーム・
ロータスでした。。。

前年ロータス79で大成功を得た、コーリン・
チャップマンと彼のチームは、さらなる
ベンチュリー効果の追求に進みます。。。

その答えとして、チームが開発したのが
ロータス80でした。。。

79では、サイドポンツーン内のトンネルで
ダウンフォースを得ていましたが、それを
ボディ全体に拡大することができれば、より
強力なダウンフォースを生みだし、ドラッグ
(空気抵抗)の原因にもなっていた、前後の
ウイングも省くことができると。。。

それって、一挙両得じゃんって感じです。。。💦

そして出来上がったマシンには、当初の予定通り
フロントウイングが無く、79よりもさらに低く
ワイドな仕上がりに。。。リヤウイングに見えるのは、
トリムタブと呼ばれるベンチュリー用の空力パーツ
となります。。。

「これで今年も、いただきだ」と、理想主義の
チャップマンが言ったとか、言わなかったとか。。。

さて、期待のマシンでしたが、いざ走り出すと
不具合が発生します。。。
近年のF1でも問題になった、マシンの挙動姿勢の
変化によるポーパシング現象でした。。。

風洞テストでは、理想的な数値だったのですが
いざ実際のコースで走らせると、路面状況や
コーナーリングなどにより、ひどい振動や突然の
ダウンフォース抜けに晒されてしまいます。。。

79では、ベンチュリ効果を前後のウイングで調整
できたのですが、80では絶大なベンチュリ効果と
さらに前後ウイングを取り去るコンセプトにより
問題が大きくなってしまいました。。。

実戦では、前後ウイングを追加して出場したりも
しています。。。フッフッ、いい話だなぁ。。。

さて、鳴り物入りでデビューした80でしたが、
エースのマリオ・アンドレッティも、途中でさじを
投げてしまいます。。。

79年シーズンは、アンドレッティのみ80を使用、
(カルロス・ロイテマンは79を使用)スペインGPで
3位表彰台を獲得するものの、2戦リタイアとなり
わずか3戦のみの参戦で、チームはこのマシンに
見切りをつけることとなります。。。

後から考えれば、この年が名門ロータスの終わりの
始まりとなってしまったんだと思いますね。。。😎

Posted at 2024/06/09 08:50:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | オートスポーツ | 日記
2024年06月01日 イイね!

フライング・エレファント🐘

フライング・エレファント🐘先日、ランチアのラリー復帰が
ニュースになっていましたね。。。👏

往年のマルティニカラーをまとって
発表されたのは「イプシロンHF」。。。

ステランティスグループの中で再出発を
果たした、ランチアの新型イプシロンが
ベースです。。。👇



ぱっと見は、1999年のWRCに参戦していた
マルティニカラーのフォード・フォーカスに
似ているように感じます。。。

ベースのイプシロンはBEVなんですが、
このHFは、最大出力212hpの1.2リットル
直3ターボ搭載のFFで、エントリーカテゴリー
のラリー4からの参戦を目指すそうです。。。

これたぶん、グループの中のプジョーとオペル
が展開している、ラリー4マシンと同じパワー
ユニットですね。。。

それにしてもステランティスのブランドは、
どれもモータースポーツで一時代を築いた
メーカーばかりですね。。。

ボンネットに誇らしげにペイントされた
HFマークのフライングエレファントですが、
創始者ビンチェンツォ・ランチアの息子である
ジャンニが、子象を幸運のお守りとしたこと
から採用されたという伝説があるそうです。。。

そこには、ダブルミーニングとして、「一度
走り出すと、誰も象を止めることはできない」
という意味も含んでいるそうです。。。🐘

なんてことを書いていたら、2028年(4年後)
デルタ復活のニュースが入ってきました。。。😎

Posted at 2024/06/01 07:55:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | オートスポーツ | 日記
2024年05月26日 イイね!

テールエンダー1980-3

テールエンダー1980-3あまり裕福な家でなかったので
小学5年生で新聞配達を始めました。。。
毎月お給料をもらった後の楽しみが、
雑誌「オートスポーツ」を買う事でした。。。😎

1980年は、後にF1チャンピオンとなる
アラン・プロストとナイジェル・マンセルが
デビューした年でした。。。

前年F3タイトルを獲得したプロストは、
マクラーレンのテストで結果を出し、
翌年のレギュラーシートを獲得。。。

対するマンセルは、長い下積み生活を経て
この年ロータスのテストドライバーに採用され、
第10戦オーストリアGPでスポット参戦の
チャンスをもらいます。。。

そのレースの最中、燃料タンクのガソリン漏れで
背中に炎症を負う中、痛みに耐えながらも走る
ガッツあふれる姿を、コーリン・チャップマンに
評価され、翌年のレギュラードライバー昇格へと
結びつけます。。。

さて、来る人もいれば、去る人もいる。。。
この年をもってグランプリを去ったのは、
パトリック・デパイユ(事故死)、ジョディー・
シェクター、エマーソン・フィッティパルディ、
そしてクレイ・レガツォーニ。。。

さて、光あるところに影あり。。。
今回のテールエンダーに取り上げたのが。。。
レガツォーニがF1キャリアの最後に所属した、
エンサイン・ユニパート・レーシングチーム🇬🇧。。。

エンサインは、このテールエンダーでも何度か
取り上げていますが、この年でなんと7年目の
参加となりました。。。

新たにユニパートのスポンサーを受け、トリコ
ロールカラーが施されたニューマシンN180は、
ラルフ・ベラミーデザインによる、当時の標準的
なウイングカーの一台でした。。。

ドライバーはクレイ・レガツォーニ🇨🇭の一台体制。。。

彼は前年、ウイリアムズから参戦し、チームの初勝利
となる1勝をあげたにも関わらず、首にされてしまい
ました。。。そのウイリアムズがこの年のチャンピオン
になるとは、なんたる皮肉。。。

話を元に戻しましょう。。。
フェラーリを追い出された彼は、77年にエンサイン
から参戦しており、3年ぶりのチーム復帰でした。。。
しかし依然チーム力は低く、百戦錬磨のベテランを
もってしても、上位進出には程遠い状況でした。。。

そして迎えた第4戦アメリカ西グランプリ。。。
彼に悲劇が襲います。。。

50周目で4位につけていた彼のマシンは、なんと
ブレーキペダルが折損するトラブルを起こします。。。
減速できないままコースアウトしたマシンは、
その先にリタイアしていたマシンに接触した後、
コンクリートウォールに後部から激突します。。。

ハードクラッシュにより病院に搬送されたますが、
脚の複雑骨折、頭部の負傷の他、脊椎も損傷して
しまい下半身不随となります。。。

後のインタビューで、ブレーキペダルが折れた直後
とっさにギアを3速に入れ、エンジンスイッチを切り
減速させ、さらにリタイアしていた車にわざとぶつけ
衝撃をやわらげるという一連の操作を行い、死から
逃れたと語っています。。。すごいなぁ。。。

この大事故により、チームは新しいドライバーを探さ
ざるをえなくなり、車の開発も滞る事態となります。。。

その後、ティフ・ニーデル、ヤン・ラマース、ジェフ
・リースの3名が代わるがわる乗りますが、完走3回
(9位、14位、12位)予選不通過7回、リタイア5回
と、散々な結果に終わりました。。。

普通、このような状況になるとチームは終わってしまう
のですが、そこはエンサイン、その後数年活動を続けて
いきます。。。いい話だなぁ。。。



👆ちなみにこの年のビルボード年間No.3は、
オリビア・ニュートン・ジョンの「マジック」でした。。。
Posted at 2024/05/26 09:22:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | オートスポーツ | 日記
2024年05月10日 イイね!

AGV X-1

AGV X-1先日、ニキ・ラウダが着用していた、
赤いヘルメットが、オークションに
かけられるとのニュースを見ました。。。

1976年のニュルブルクリンクでの
事故の時に彼が被っていたもので、
衝撃で受けた傷跡や、熱で溶けた
シールドなど、当時の事故生々しさ
が伝わってきますね。。。

AGV X-1。。。当時ラウダの被っていた
このヘルメットは、カッコ良かった
ですね。。。

無骨なBELL製ヘルメットが主流だった
中で、上部にエアインテークを備えた
未来的フォルムのデザインは、実に
魅力的でした。。。

でも、これ事故の衝撃でラウダの頭部
から外れてしまい、彼の顔に火傷の
傷跡を残してしまいます。。。
確か事故後、ラウダから訴訟を起こされ
ていましたね。。。

久しぶりに「ラッシュ/プライドと友情」
を見返したくなりました。。。😎

Posted at 2024/05/10 07:25:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | オートスポーツ | 日記

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何シテル?   07/27 08:29
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