前回の作業で大活躍したビードローラー、昔から建築板金しているところにあった紐だし機というものだ。今では外国製(ほとんど中華製だが)が手軽に買えるようになった。買ったものは駒が6個付いているだけの物。まずは使ってみよう。

スタンドは別売なのでとりあえず万力に固定して使う、使いやすいように改造をする、まずガイドを付けた、これがないと直線加工が曲がってしまう。手持ちの材料で鉄のブロックやフラットバーを使い作った。

その後駒の間隔を調整するのがボルトだったのでハンドルをつけ、上側の軸を上に引っ張る為にスプリングを付けた。こうしないといつも上下の駒に隙間がなく材料を出し入れしにくい。

使って一番不便なこと、一人で使うのはほぼ不可能だと言うこと、何故なら片手でハンドルを回して
もう片方で材料を罫書きどおり送る、手の長いよほどの大男でない限り無理。仮に二人で作業するにしてもよほど息が合わないと難しい。おなじみのYouTubeを鑑賞しているとほとんどがモーターで駆動している、日本でもギアーモーターを使って改造した人が居た。そんなわけで早速ヤフオクでモーター探し。なかなか思ったものが見つからない、あったのは三相40Wのギアーモーターだった、減速機は1:30ちょっと早いか?モーターとビードローラーの接続はチェーン駆動、モノタロウで材料購入、スプロケは軸とぴったりのがあるので加工いらずだ。ここの減速比は10:24、さて使い具合はどうかな?ちょうど手持ちのインバーターがあったので取付たのでスピードを可変できさらに逆転も出来非常に使いやすくなった。駆動SWはこれまた我がガレージに30年近く埋もれていた不良在庫のフットSWを使用。スタンドも余り物の鋼材で造った、おお~段々良くなっていく、それに連れて重くなってきたので動かせるようキャスターを付けた。

使ってみるとはやり少し早い、インバーターで可変してスピードを落とせるがあんまり下げるとさすがにトルクがなくなり止ってしまう。減速比を見直そう、オリエンタルモーターは色々な減速比のギアーボックスがあるが新品は高い!中古はない!結局チェーン駆動部分の減速比を写真のように変更した。今度は10:40となり初心者で老眼の俺でも使いやすい、今回ビードローラーの下側の軸を80mm延長して取付位置を写真のAからBまで移動した。A部分の軸受けは新たに作った物。その他にはチェーンカバーやギアーカバーを巻き込み防止用で取り付けた。

これにより駒側の軸が本体より80mm飛び出すことにより加工材料が本体と干渉が減るのが狙い。
突き出すことにより多少剛性が落ちるだろうがそんなに厚いものは使わないので大丈夫だろう。

改造したビードローラー、当初に比べ大きく重くなった。

付属の駒は6組あったが気がついたら新たにこんなに作ってしまった。

これはシュリンカー・ストレッチャー金属板を伸ばしたり縮めたりする物、板金加工は材料にかなりストレスを与えることになり反ったりするのを修正する物だと思う。材料は叩けば延びる、延びれば歪その影響で反る、職人だと叩いたり酸素を使い修正できるが我々素人には難しい。その作業を少しでも簡単にしてくれるものだ。と思う。特に縮める作業は大変だ。と言うわけでまたまたネットで購入、出来るだけ安いのを買ったので一台でシュリンカー・ストレッチャーを入れ替えて使う物だった、最初はいいが使うたびに入れ替えは面倒、もう少しお金を出して別々のを買えばよかったか。それじゃもう一台分本体を作ろう。写真手前が作ったもの。現物があるので同じに作ればいい、しかし鋳物なのでそれは無理。手持ちの鉄板、鉄ブロックを加工すること一日、こりゃ買ったほうが良かったか!こういう作業もまた楽しいもんだ。スタンドもなかったのでそこらにあった材料でスタンド製作、大分使いやすくなった、あとは使う人の腕!そういくらいい道具があっても使う人しだい!道具の持ち腐れと言われないよう頑張ろう。六十肩に鞭打って。明日は荷台の前側を作ります。
では続きはまたあした。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2016/01/07 10:16:14