我家のモーリス君11月23日に検切れになります、初めての車検で不安がいっぱい。最近のクルマなら何ら心配はないが57年前の旧車なので早めに準備しています。

Fブレーキのパッドも半分くらい残っているが交換する。

キャリパーのフルード漏れ、ダストシール、ピストンの錆、動きを確認する。OKでした。

シフトマークがないのでいつものレーザー加工機で作る。手書きでも全然OKだがついつい機械で楽しんでしまう。

カッティングシートの端材で作る。

Rブレーキも確認、残量は半分くらいあるが交換、シューのアジャスターが特殊で渦巻き状のクサビでシューの残量が半分あるのにいっぱい回しても調整できないので新品に交換します。
シューにはマスキングテープを張り汚れ防止とする。

またこんなものを作りました、Fハブキャッププーラーです。使い込んだWPプライヤーを加工しました、いつものことで買ったほうが早い。

車検前日にテスター屋に行ってフルコースで確認しました。モーリス君は初めての車検なので現状が全く分からないからです。ヘッドライトは修理で外したりしたので光軸はだいぶ狂っていました。
サイドスリップはOK。スピードメーターは確認のみだがパッシングがないのでちょっと合図しにくいか?さて心配だった排ガスはHCはOKだがCOがちょっとオーバー、燃料を絞りあっさりOK、そしてブレーキだがもともと効きがあまいので一番心配。サイドはOK、Fも意外とOK、問題はRの制動力の差があること、右が左のほぼ半分。これはNG。ガレージに戻り対策をしなければならない。

シュー交換時に確認しているのでフルード漏れはない、右のブレーキラインを取り外してつまりを確認、もちろんOK。ホイルシリンダーの動きもOK。悪いところがないのですることもないのでシューとドラム内をサンドペーパーで研磨する。ただ一つ言えるのは今回ドラムを取り外すときにシューアジャスターが2ノッチ回ったこと、先日交換した際にはロックして1ノッチ戻したはずだが新品なので当たりの加減かな?そしてブレーキラインを組みエア抜きをして確認すると遊びも減り踏みごたえもいい感じ、もうやることはない。
車検当日の朝再度テスター屋でRブレーキを確認すると最初はよくなかったが何度かするうちに左右差が少なくなってきた、これなら何とか大丈夫かもという言葉を信じて陸事へGO。

ラインで並んでいると見たことのあるクルマが。今日一番の旧車だ。
結果はラインはすべてOKだが外観でクレームが、もう一度今度は一番ラインに入ってほしいという。
現状だと乗用登録だが積載できる形状なのでNG,どうしたらいいか聞くと貨物に変更可または積載できないように荷台に山形のものを作り簡単に外せないように固定することだというのでもちろん後者を選択。

急いでガレージに戻りベニヤとアルミ材を使って作りました。そして再度陸事に行ってラインに入って確認してもらうとこれではだめだという。荷台の床からではなくアオリ部分から立ち上がらないとダメらしい、でも最初に指示した検査員はこれでいいと言われたと主張してやっと合格の判をもらいました。

初めての旧車のユーザー車検、モーリス君はトラックで乗用登録なのでこれが一番心配だったんです。これで次の車検もOKだ。なお排ガスに関しては今年A/F計をつけたので数値で燃料の濃い薄いいられるのでセッティングが楽でした。今回もCOを下げるので絞った際はA/F計では16~17でした、理想空燃比は14.7なのでかなり薄い、しかしあまり絞ると今度はHCが増えるので数値で確認できるのは助かる。でもさすがにこれだけ絞るとエンジンが調子が悪いので陸事の行き帰りにはチョークを1ノッチ引いて少し濃くして走りました。
さてこの続きはいつかな。
Posted at 2018/11/09 13:59:29 | |
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