※追記
この記事を書いた頃は、非純正のオイルフィルタでも別段問題は無かったのですが、その後何回か交換した頃、パッキンが弱くてオイルが吹き抜け、高回転時にオイル漏れが発生することが分かりました。また、ジェームスでオイル交換を頼んだとき、オイルフィルタを一緒に交換しても工賃・部品代込みでたったの1080円ですから、冒険はしない方向に舵を改めた次第です。
なので、この記事を参考にするのはお勧めしませんが、記録として残しておきます。(2018年5月12日)
欧州車に乗っていて厄介なものの一つに、オイルフィルタがあります。国産車のオイルフィルタは純正品・社外品ともにどこでも豊富に手に入るのに比べ、欧州車はそうは行きません。量販店でオイル交換する時もフィルタは取り寄せになり日数も掛かります。
しかし、オイルフィルタなんて、ネジの山とパッキン径、取り付け高さのクリアランスが確保できていれば、そうそう機能に違いは無いはず。社外品のオイルフィルタなどは、複数のメーカーの様々な車種を1製品で賄っているものが普通となっています。
それなら欧州車でも物理的な取り付けが可能であれば流用できるはず。
という訳でオイルフィルタについて考えてみました。
ルノーWINDのエンジンは1600㏄のK4Mですから、カングーや旧ルーテシアなども同様なはずです。
まず純正品…は持っていないので、ボッシュのOF-REN-1を測ってみました。
パッキン内径62mm
パッキン外径71mm
フィルタ高さ52mm
フィルタ径76mm
ネジ径20×1.5(以下、全て同じ)
そうそう、このフィルタはフィルタレンチも特殊なんですよね。
さて、このデータを基にして互換性のありそうなフィルタを検索です。モノタロウのカタログなどを参考にして、流用できそうなものを探しました。もし入手してみてダメなことが分かっても、一個数百円ですからダメージは小さいかなと。
そして入手したのが、モノタロウブランドのMO-14という製品。一個329円!
パッキン内径56mm
パッキン外径64mm
フィルタ高さ68mm
フィルタ径68mm
というわけで、写真(使用済)を見てお分かりの通り、このフィルタで大丈夫でした。
エンジン側の取り付け部分の形状を見るに、恐らくこれよりパッキン内径が小さいフィルタではオイル漏れが発生するのではないかと思います。
実はここに行きつく前に失敗がありました。フィルタの外径だけを頼りにして、モノタロウのUO-53(499円)を入手したのですが、外径よりもだいぶ内側にパッキンがあり、以下のような状況でした。
パッキン内径52mm
パッキン外径62mm
フィルタ高さ68mm
フィルタ径80mm
写真を見て分かるように、OF-REN-1やMO-14は缶の外周部ギリギリにパッキンが付いているのに対し、UO-53はだいぶ内側にあります。なお、このオイルフィルタをK4Mエンジンに取り付けても明らかに無理そうなので、これはKOLEOSに使いました。基本的に日産の15208-65F00系オイルフィルタとパッキン径はほぼ同じですから、多少フィルタ径が太くなるのを許容すれば幅広い日産車に適合するはずです。
ちなみに、KOLEOSに純正で付いてきた15208-65F0Aの写真は以下の通りです。
パッキン内径55mm
パッキン外径62mm
フィルタ高さ70mm
フィルタ径65mm
なお、15208-65F00系のオイルフィルタはモノタロウのNO-14が適合し、これは一個299円なり。
なお、現在WINDにはMO-14とほぼ同一パッキン径・同一フィルタ径でフィルタ高さが100mmのモノタロウUO-160(699円)を装着しています。
![alt](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/031/758/142/e4580c23f2.jpg?ct=04194cbe0e74)
整備記録にも上げましたが、WINDのエンジンルームは狭いため、フィルタ高さが80mm程度だとフィルタレンチに短いエクステンションを取り付ける必要がありましたが、このUO-160だと丁度良い案配でフィルタレンチが届きます。MO-14の低価格(329円)も捨てがたいのではありますが、フィルタ容量が大きくてフィルタレンチも届きやすいUO-160を今後はメインで使っていこうかと思っています。
まだMO-14のストックがあるので、それを使い切ってからになりますけど(笑)。
何にせよ、モノタロウのオイルフィルタは格安なうえ品質的な問題も特になさそうなので、オイル交換ごとにフィルタも交換というペースで今後も乗っていきたいと思ってます。
Posted at 2016/07/25 01:35:42 | |
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