2020年10月05日
8月に追突事故に遭い、ようやく修理が終わって戻ってきたので、顛末をまとめておくことにしました。
【時系列】
2020/8/16 国道16号で追突される。自走できたのでその足でディーラー入庫
2020/8/28 代車のVitzが届く。
2020/10/4 修理完了でディーラーに代車返却、WIND復帰
私自身、追突事故は2回目でいずれも他責100%でした。
事故に遭った時、いざという場合にパニックになってどうしたら良いか分からない人も居ると思うので、参考までに対処を記録しておきます。(そんなレポートはネット上に掃いて捨てるほどありますが)
・事故発生
私は交差点を左折し、第1車線に入る。対向右折車がかなりの速度で強引気味に右折し、第2車線に私とほぼ同時に入る。その車を見つつ、危ないなぁと思いながら運転していた。
私の一台前の大型車は、左折して直接第2車線に入っていたので、対向右折車は速度を上げて私の目の前に入ってきた。私は危険を感じたのでブレーキを踏んだところ、後続車に追突される。車は動いたので、その場で左の路肩に寄せて停車。
・通報
事故発生後、まずするべきは110番通報。
警「事件ですか事故ですか」
私「事故です」
警「場所を教えてください」
私「国道16号の〇〇交差点を〇〇から〇〇方面に向かって曲がったすぐ先です」
警「近くに〇〇というお店がある辺りですか?」
私「はい、〇〇の店のすぐ手前です」
警「では近所の交番から警官が向かいますのでしばらくお待ちください」
概ねこんな感じの内容で通報します。(その他、「怪我人はいますか」等も聞かれたと思うけど割愛)
・警官到着、事故処理
10分ぐらいで自転車に乗った若い警官が登場。まず事故相手から事故状況を聴取、次に私が状況を聴取される。
相手は、結構な勢いで突っ込んできた対向右折車は認識していました。そして、その対向右折車を避けるために、俺の車が急に右車線から左車線に入ってきてブレーキを踏んだので追突してしまったと主張していました。
私はそのやり取りを聞きながら、心の中で「それは違う」と思ってましたが、その場では何も言わないでおきました。
もし相手の主張が正しいのなら、事故相手が第1車線、私が第2車線、そして対向右折車は第3車線に入っていないとおかしいんですが、現場は2車線道路。
まぁ、ドラレコという武器がありますから(無かったらとても面倒なことになっていました。後述)
警官は互いの話を聞いて書き留め、「互いに連絡先を交換してください」「事故発生な〇月〇日、八王子市〇〇町△△△。記録しておいてください」「この場でどちらが良いとか悪いとかいう判断はしませんが、お互いに気を付けて運転してください」と言って退却。
そう、警察はその場で聴取して書類を作るだけで、どちらが良い悪いの判断はしません。まぁ、人身事故ならまた別なのかもしれませんが。
・保険会社に連絡
警官が来るまでの間、任意保険の事故受付窓口に電話しました。事故発生状況と事故発生日時・場所、事故相手の名前と相手の保険会社を聞かれて答えました。
事故現場がたまたまいつもお世話になっているディーラーの近所だったので、そのまま自走して入庫する旨を伝えました。
・保険会社と電話バトル&たらい回し
ここからが面倒な話です。
保険会社は、客が伝えた事故状況をベースにして話を進めてきます。私は自責ゼロだと思ってますし結果的にもそうでしたが、事故相手は「相手が目の前に割り込んできてブレーキを踏んだから追突した」と自分の保険会社に伝えてきます。従って、先方の保険会社は互いに責任有りという事を前提に話してきます。
私の保険会社は「先方の保険会社に連絡してください」
相手の保険会社は「自分の保険会社に連絡してください」
再度私の保険会社は「やっぱり先方の保険会社に連絡してください」
再度相手の保険会社は「自分の保険会社に連絡してください」
ここで私はキレそうになりましたが、自分の保険会社に話したところ、要するに0:10の事故だと保険会社は動けない、非弁行為になってしまうとのこと。「0:10事故だと保険会社は出られない」という話は知っていましたが、自分と先方の主張が食い違っていることでこういう面倒なことになる訳です。もし自分の保険会社が事故車両の査定などに動き出してしまうと、0:10という前提で動くことが出来なくなるという話ですね。
ここで私は再度相手の保険会社に連絡し、「私の主張は0:10です。ドライブレコーダーの記録が残っているはずなので、御社の方でデータを確認してください」と伝えました。そこで先方も了承し、保険会社からディーラーに連絡、SDカードを回収してデータを確認、その上で「0:10であることが確認できました。全てこちらの保険で出しますし、代車のレンタカーも御利用頂けます」と連絡が来ました。
このやり取りの中で、自分の保険会社から「弁護士特約も必要であれば使えます」というお話を頂きました。結果的には使いませんでしたが、例えばドラレコが無くて客観的事実が証明しにくいとか、事故相手が任意保険に入っておらず修理代金が回収しにくいとか、もしくは相手がアレな人だったとか…そういう場合、弁護士を立てることができます。保険会社の担当者の間でたらい回しになっただけでも相当消耗しましたので、弁護士特約は付けておくべきだと思う次第。
・代車到着&修理
ここまで話が進めば早かった。先方の保険会社からの連絡後すぐにレンタカー会社から電話があり、直接レンタカーを配車してくれるとのこと。8月28日にVitzが届き、10月4日まで2500km弱走りました。
今回は人身ではなく物損だけだったので(後遺症も無し)こんな感じで済みましたが、人身だともっと面倒だと思います。が、ひとまずこれで全て完了。
・教訓
身を守るためにもドラレコは必須!絶対!何が何でもドラレコは付けて!!!
任意保険はケチらない。特に弁護士特約は安心感を得るためにもお勧め。保険会社とのやり取り、場合によっては加害者とのやり取り…これは本当に精神削られます。
それから、人間の認識能力って意外と適当なもんです。今回も、相手が話した事故状況は間違っていたんですが、あれはわざと自分の責任を軽くしようと意図的に嘘を言っている訳じゃなく、本当にそう思い込んでるんです。(だから事故現場での供述についても特に意を挟まなかった)
自分に置き換えても、例えば車を運転して走っていて、咄嗟に「2つ前の信号で対向右折車ってどんな車だっけ?」なんて言われても正確に覚えてないもんです。いわゆる正常性バイアスって奴ですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E5%B8%B8%E6%80%A7%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9
代車のVitzをだいぶ長く乗ったので、WINDと比較したレビュー的なものも書きたいと思ってるんですが、それは稿を分けることにします。
Posted at 2020/10/06 00:46:54 | |
事故 | 日記