
名門大洋フェリーに乗船、写真は大阪南港を出港したところで新門司港へ向かいます。
当初は宮城県の松島へ行って宿泊する予定でしたが、緊急事態宣言を受けて行き先を変更、今回は妻と義母を連れた3人旅です。

名阪国道の高峰SAにて、ずっと降り続いていた雨が上がったところ。
ここしばらく名阪国道を使っていなかったので、名神ではなくこちらのルートを選択。

16時30分に大阪南港に到着、1番でした。
乗船するのは19時50分発の「おおさかⅡ」、前方には17時ちょうど発の「きょうとⅡ」が見える。

大阪南港フェリーターミナルの下の行き先表示が「東予」と「新門司」の2つしかないが、
以前は他の航路もあったということだ。

大阪南港からは毎日、この3便が出ている。
名門大洋フェリーの「名門」はかつて名古屋と門司を結ぶ航路が存在したことを教えてくれる。

1Fで乗船手続きを行います。
左はオレンジフェリー、右が名門大洋フェリーとなる。

階段で2Fへ。

徒歩乗船の場合はここからボーディングブリッジを渡っていく。
売店でもあるのかと思ったら何もなかった。

ガラス越しに「おおさかⅡ」が見えるが、ここから外に出ることは出来ない。

乗船するフェリーが良く見える場所がないかと、ニュートラム駅方面へ歩いてみる。

「おおさかⅡ」がほんの少しだけ見やすくなったが、船の全体が見える場所はないようだった。

17時になって1便の「きょうとⅡ」が出航。
今回、この1便に乗船することも出来たが、2002年就航の1便より2015年就航の新しい2便を選んだ。

18時ごろ、太陽がもうすぐ沈みそう。

ちょうどその時、鹿児島の志布志港へ向かう「さんふらわあ」が見えた。
太陽のマークが分かりやすい。

出航まであと1時間半というところで船内へ。

船に入った時点で5階部分、そこからスロープで上へ。
まだ上があるんだと思った。

6階のこの場所に誘導される。
左前方が客室への入口、エレベーターや階段を使うことなく客室エリアへ入れたのはラクだった。

6階の案内所で鍵を受け取り、部屋がある8階へ。

自分たち夫婦がスイート(洋室)、義母がデラックスを利用。

「おおさかⅡ」の案内図。
6階から8階が客室エリアとなるが、6階の一部に車両積載スペースがあるのが珍しいと思う。

8階はスイートとデラックスのみ。

スイートは通路の一番奥。

S202がスイート洋室で、隣のS201がスイート和洋室となる。

カードキーが主流になりつつあるが、ここは普通のカギ。
あと、オートロックでは無かった。

部屋に入ったところ。

バスルームは明るい雰囲気。
ちょっと違った視点で、このバスルームの扉はあれっと思うくらい軽く開け閉めが出来た。
記憶では船内のこういった扉は厚みがあって重たいイメージがあったからだ。

冷蔵庫やお茶セットなど一晩を過ごすものは揃っていて、カップコーヒーと入浴剤があった。

停泊中ということでカーテンを開けてみたところ。
夜間航行中はカーテンを開けることは出来ない。

今夜はゆっくり出来そうだ。

部屋に荷物を置いたところで外の様子を見に行くことに。

この8階の通路は何度も通ったが、床の模様とスポットライトの灯りが心地よかった。

8階からも展望デッキに出ることが出来たのは近くて便利だった。

出航1時間前の18時50分ごろ、向かいには愛媛県の東予へ向かうオレンジフェリーが停泊。

レストランが19時からということで夕食へ向かうことに。

19時少し前だったが、すでにレストランは営業開始していた。

1人シルバーだが朝食には適用されない。
手間を考えて夕食&朝食セット券を3枚買うことにした。
セット券を買うと、翌朝の朝食券を渡された。

食事はバイキング形式、並んでいる料理の写真を撮ろうとしたが、撮った写真はイマイチだった。

カツオのたたきがあった。

では夕食をいただきます。
ソフトクリームもあって、夕食を食べた感想としては非常に満足。
バイキング形式の食事は選ぶ楽しさもある。

出航の時刻が近づいてきて、せっかくなので出航の様子を見たい。
他の2人はまだ食事中ということで、自分1人だけ先に食器を返却して展望デッキへ。

19時50分、新門司港へ向けて出航です。

ここで船は180度転回。

東予行きのオレンジフェリーは22時に出航ということで、お先に~。

咲洲庁舎を通過、昨年11月はここから「さんふらわあ きりしま」に乗船したのが懐かしい。

瀬戸内海航路なので、本州と四国を結ぶ3つの橋を通過する。
ポスターには絶景三大架橋と書かれているが、21時05分通過予定の明石海峡大橋は見たい。
あとの2つの時はぐっすり眠っています。

案内所横にも橋の通過時刻の表示があった。

しばらく部屋に戻ってくつろぎます。
ベッド上の間接照明の光が柔らかい雰囲気を作り出している。

部屋のテレビのチャンネルは航路表示にしていた。
明石海峡大橋通過まであと15分位という段階になって船内放送で案内があった。

8階から外へ出てみると、ライトアップされた明石海峡大橋がハッキリ見える。

左舷側に行くと淡路SAが輝いていた。

間もなく橋の下を通過という段階になってライトアップの灯りが順番に消えていった。
ちょうど21時になったところだった。

展望デッキの両サイドには多くの人が集まっていたので、少し離れた場所から撮影。
橋の通過もイベントの一つ、可能であればこうして外のデッキで見届けたいものだ。

大型フェリーに乗船しているとゆっくりと航行しているように感じるが、
橋を通過する瞬間に意外とスピードが出ていることが分かる。
さあ、あとは部屋でのんびりしよう。

このお風呂、まさに至福のひと時を過ごせました。