
いよいよ『いしかり』が名古屋港を出港します。

名古屋港フェリーターミナルから乗船後、部屋に荷物を置いたらレストラン「サントリーニ』へ。
4月末、名古屋港から太平洋フェリーで北海道へ車で渡る予定が消滅した。
その時の帰りは商船三井フェリーで苫小牧から大洗という予定。
今年、北海道へ車で渡るとしても日程的に太平洋フェリーで名古屋からというのは無理なので、
チャンスがあるときに太平洋フェリーに乗船してみようと思った。

今年に入ってメイン料理をステーキとローストビーフを交互に提供するという情報を公式HP内で見た。
太平洋フェリーは初めてだが、これまではステーキのみでローストビーフを追加したと思われる。
今夜はローストビーフということは明日の夜はステーキに変わるのか?

ロイヤルスイートに乗船すると、白いクロスが掛けられたテーブルに案内されます。
食事中のオレンジの札を持ってくる必要はなかった。

海側の席で料理の場所まで近くて便利。
テーブルとトースターとの間には縦長の大きなミラーが設置されていて、落ち着いて食事ができた。

メインのローストビーフ。

まだ夕食のレストランが営業した直後、平日の金曜日のためか人は少なかった。
写真左の海が見えるテーブルには人がいます。
自分も含めてほとんどが一人客という感じで静かだった。

ガーリックチップにおろしソースをかけてローストビーフをいただきます。
奥はカツオめしだったかな。

18時50分、出航が近づいてきたので6階のプロムナードを通り抜けていく。

プロムナードの至る所に装飾が見られる。

また後でゆっくり眺めよう。

6階から外へ。

外の階段から7階へ上がる。

名港西大橋がすぐ目の前にある感じだ。

出航を見届けようと人が少しずつ出てきた。

乗船した6月25日の名古屋の日の入りは19時11分、
ちょうど出航時刻あたりに夕日が見られるかもと期待したが、西の空は雲が多く無理そうかな。

定刻の19時ちょうど、名古屋港を離れる。

19時というと真っ暗なイメージだが、6月だとまだ明るい。

ここから苫小牧まで約40時間の船旅の始まりです。

『いしかり』は後進していく。

ずっと後進。

後進のまま名港西大橋の所まできた。

ここで右に旋回。

船首が名港西大橋の方へ向いたところで前進を始める。

初めての乗船で船がどんな動きをするのか分からなかった。

間もなく橋の下を通過する。

実際には余裕があると思うが、下から見るとファンネルがギリギリを通過しているように見える。

いつもは車で渡る橋を船でくぐるのが不思議な感じだ。

後進で出航した後に旋回して名港西大橋を通過までは見ていて面白かった。

西の空、雲が多くて夕日が見られなかったのはちょっと残念。

出航から30分が経過した19時30分、船内へ戻ることにした。

最上階の7階から、この吹き抜けのスペースって良いよなあと思う。

5階の売店前。

これを何と呼ぶのか分からないが、『いしかり』がその港に初入港した証と思われる。
2011年3月11日、東京での見学会の時に震災が発生したことは情報で知っていた。

その横に平成23年3月9日で大阪とあるが、同じ2011年だ。
調べると東京の2日前に大阪でも見学会が開催されていたようだ。
これまで、東京での見学会が『いしかり』の初披露というイメージがあった。

ゲームコーナーにあったメダル販売機。

その横のメダル刻印機。
年代物の感じから、先代『いしかり』から引き継がれたものなのか。

大浴場隣の給湯室。

自由に使える電子レンジが設置されていた。

20時過ぎ、セントレア付近を航行している時間帯なので7階から外のデッキへ。

後方の明るいところがセントレアなのか、真っ暗だとよく分からない。

ショップで御船印を購入。

左上のオブジェというのか紋章というのか。

廊下のじゅうたんの模様と似ていた。

明日、6月26日の日の出時刻の4時28分を確認する。

5階エントランスから見上げたところ。

『いしかり』のコンセプトである『エーゲ海の輝き』を象徴している。

最近はエントランスの吹き抜けにエレベーターが設置されているフェリーが多くなったが、
『いしかり』が就航した2011年当時はまだ珍しかったのではないかと思う。

5階案内所近くにあったオブジェ、奥の丸い窓はショップ。

部屋に戻ってきました。

ショップで購入した船印帳と御船印。

室内着にフェイスタオルとバスタオル、この他にバスローブが全て二人分用意されていた。
二人で乗船した場合、苫小牧まで2泊の乗船でもこの量なのか分からない。
今回は一人で2泊だったので、ちょうど足りた。

夜間航行中なのでカーテンは閉めた状態になるが入浴タイム。

ハンドルを回すとスゴイ勢いでお湯が出てきたのでカメラを取りに戻って写真を撮る。
平べったい蛇口からこの角度で湯が出てくるとは思わなかった。

せっかくなので電話をして氷を持ってきてもらった。
部屋に備え付けのアイスペールに移し替えるのかと思ったら、この状態で渡された。

テレビのチャンネルを変えると現在地や船の速度を表示させることが出来る。
22時13分、出航して3時間余りということで40時間の船旅は始まったばかり。

ソファでくつろぐ。

明日の前面展望が楽しみだ。

22時頃だったか、最後の船内放送で『明日の日の出は4時28分です』と案内があった。
今日はこれでおやすみなさい。