
太平洋で迎える夜明け、朝4時40分ごろ。

太平洋フェリー「きそ」で迎えた2日目、日の出を見るために朝4時半ごろ部屋を出る。
何度も通った通路には鳥が描かれている。

ここは6階、ステージの様になっている場所にグランドピアノが置かれている。
乗船しているフェリーは5階から7階が乗客のスペースとなっている。

今日は一日を船で過ごす日なのでゆっくりできる。

階段を下りて。

5階の案内所前、奥に行くとショップ、大浴場、ゲームコーナーがある。
早朝はほとんど人がいないため写真が撮りやすい。
それでも大浴場は24時間入ることが出来るため、ときどき人が出入りする。

外のデッキへ行ってみよう。

左舷後方に見えるのは千葉県の房総半島。

間もなく日の出時刻の4時52分になるが雲が多い。

この雲ではしばらく太陽は出そうにない。
みんな諦めて船内へ戻っていった。
地平線から上がってくる太陽の様子はドラマチックなのだが残念。

明るくなったので部屋のカーテンを開けて前方を見ていると明るくなって太陽が出そうだ。

再び外へ出てみるも、太陽は出そうで出なかった。
この時、風が強く全身で細かい波しぶきを浴びる。
カメラのレンズも部屋に戻るたびに拭いていた。

朝食まで部屋でゆっくりすることに。
4時前に起きているので7時30分からの朝食はまだまだ。

寝室の壁の装飾も良いなと思う。
日中寝ることもあるかなと思ったが、結局ずっと起きていた。

7時30分になってお待ちかねの朝食。

受付で食券を渡すと昨日と同じ人が「お席までご案内いたしましょうか」と尋ねられたが、
毎回案内してもらえる感じだったので、自分で行きますのでとお断りをした。

専用席は海を眺められるテーブルながら、ちょうど並んでいるテーブルの端っこで、
さらに人があまり通過しない場所に位置するため、ゆっくり食事をするには絶妙に良かった。

全てのテーブルとイスはチェーンで床とつながっていた。
通常の使用範囲でイスは動かせる。

太平洋フェリーのレストランはバイキングスタイル。
メニューも変わるので2泊3日、5回の食事は飽きることが無い。

「きそ」のレストランは中央の丸いテーブルの上に天窓があるため明るい雰囲気。
2005年就航と古い部類に入る中、他のフェリーのレストランにはない感じで気に入った。

フルーツにヨーグルト、スープといろいろあり、ロールパンは焼き過ぎた。
卵は生卵かと思ったら温泉卵だったので取ってきた。
昼食が12時からでそんなに時間が開かないため、あまり食べ過ぎないようにした。

朝食後は6階の船内を見てみる。
バイキング方式のレストランとは別に軽食を販売するマーメイドクラブがある。

その横にある給湯室、電子レンジも設置されている。
後ろの扉を開けて入るのだが、以前はここに店員がいて小さなお店だったのだろう。

やはり鳥だ。

こちらは魚。

ショップで購入した御船印。

この部屋に泊まると誰もが印象に残るであろう浴室の蛇口。

そのデザインではなく水の方の蛇口が通常とは逆回しという点。
最初、何も考えずに水を出そうとしたら固くて回らない。
こういうのも船旅だと面白い。

12時になってレストラン「タヒチ」へ。

乗船中5回ある食事のうち唯一の昼食。

チーズドッグが美味かった。

食事中に仙台港入港が他の船との関係で20分早く到着して出航は定刻との案内があった。

福島県沖を航行中、この時雨が降り出した。

部屋に戻ると前面展望の窓に雨が打ち付ける。
この日は午後から雨の予報になっていた。

部屋でくつろごう。

部屋から電話をして持ってきてもらったトイレットペーパー。
このあと写真は撮っていないが追加のタオル類も仙台港入港前に電話でお願いをした。
あらかじめ案内所で相談したところ、電話をしてもらえれば部屋までお持ちしますとのこと。
名古屋から苫小牧まで通しで乗船の場合、1人ならいいが同じ部屋で2人で2泊するので、
タオル類はもう一セット欲しいと思った。

放送で「いしかり」とのすれ違いがあるということで外へ。
ただし雨が降っているのでこの場所で様子を見る。
この壁で雨風をしのぐことが出来る。

時々まだかなと様子を見ていると、こんな近くに「いしかり」が現れた。
すれ違いは何度か見ていて、最初はもっと離れたところに小さく見えて、
だんだん近づいてくるものと思っていた。

近いから突然現れた感じだった。

この距離感、分かりますか?

一年前「いしかり」に乗船した時のすれ違いの写真を見たが、全然違う。
当然もっと離れている。
新日本海フェリーは結構離れていて、その一年前の「いしかり」の時でも近いと思った。

途中でレンズに水滴がついてぼやけた写真になってしまった。
晴れていればよかったが、こればかりは仕方がない。

雨のため仙台港入港は部屋の窓から見ることにした。

仙台港で下船する人の列ができていた。
ここから苫小牧までは満室になるという案内が名古屋港出航前にあった。
等級のアップグレードは名古屋から仙台までのお客様のみという案内だったと思う。

部屋に戻ってここで明日北海道へ着いてからどこへ行こうか天気予報を見て考える。
とりあえず明日30日の土曜日は天気が良いが、翌日は怪しい。
翌日以降の行動も考えつつ…、ダメだ、この天気予報ではとても決められない。
全国の天気予報で札幌の週間予報だけ見るとずっとスッキリしない感じだが、
北海道は広いので地域が変われば天気も変わるはず、何とか天気のいい場所へ行きたい。

18時になると車の列は13列か14列くらいになっていた。
右の方の列は線のないところだと思う。

暗くなってきたので忘れないようにカーテンを閉める。

18時15分ごろ、仙台港からの乗船はまだ開始前。

立体の魚。

「DRINKHUT BORABORA」と書かれている。

この給湯室がかつてその名前だったのか?

さあ18時30分から夕食。

楽しみにしていたステーキ。

鰹のたたきは「ポキ風」が無くなっていた。

とういことでステーキと鰹のたたき多めの夕食です。
窓の景色は仙台港。

この後、仙台港からの乗客も加わってレストランは賑やかになった。

また部屋から電話をして氷を持ってきてもらう。
明日の日の出は4時35分の案内があった。
そろそろ眠りにつくことに。