
利尻島を離れて稚内へと向かうフェリーから。

夕日ヶ丘展望台のつづき、利尻島の鴛泊港フェリーターミナルです。
後方の出航したばかりのフェリーは14時35分発の稚内行き。
この約2時間後の16時40分発のフェリーに乗船して戻ります。
駐車マスの幅が広いのは強風対策なのかと思った。

フェリーターミナルにはまた後で来ます。

トラックの待機場所は分かったけど、乗用車の待機場所はあそこでよかったのか?
いわゆるフェリー乗船待ちの列を示すものが見当たらなかった。

最後になってしまったが、ペシ岬へ。

青森県の階段国道のようにちょっとだけ住宅地の横を通り抜ける。

登りながらもずっと利尻富士が見えている。

登り始めてすぐにペシ岬展望台と書かれた広場に出た。

その先を覗いてみたが、特に何かが見えるという感じでは無かった。

やっぱりこっちの利尻富士の方だよね。

頂上目指して登ろう。

利尻富士の姿は何度見てもいい。

途中から登りが急になるのと、足元が階段ではなく石になった。

15時ごろ、頂上に到着。

灯台は別ルートで行くことが分かって、時間の関係で今回はパス。

最後の方は岩の間を縫うようにしてたどり着いた。

ペシ岬の頂上から見る利尻富士。

利尻島滞在もいよいよ終わりへ。
あとは右下に見えている鴛泊港まで戻ってフェリーに乗船する。

もっといたかったけど、ペシ岬を下ります。

フェリーターミナルで乗船手続き開始時刻まで待ちます。
2階から登ってきたばかりのペシ岬を撮る。

乗船手続き時に、車の待機場所について何も言われなかったのでこちらから聞いてみた。
すると案内図が出てきて、ここで待っていて下さいと説明される。
その案内図がHP上か、現地の分かりやすい場所に掲示されていれば初めての人でも迷わないと思う。

その言われた場所へ車を移動。

確かに待機場と書かれていたけど、初めてだとこれは分からないと思った。
フェリー乗船待ちの場所が列になっていないのは初めてだった。

最後にペシ岬に行けてよかった。

途中から坂の角度が急になっているのが分かる。

そして3日間に渡って見てきた利尻富士。

別れの時が近づく。

出港の30分くらい前になってようやく船が港に近づいてきた。

ボレアース宗谷、行きとは違う船だ。

このくらいの規模のフェリーだと、あと30分の間で出航まで可能なんだなと思った。

待機場で停めていた場所が最初に乗船する位置で、
長い距離をずっとバックで進入することになった。

外部デッキへ。

3日間も滞在したのにあっという間だった利尻島ともこれでお別れ。

16時40分、稚内港へ向けて利尻島を離れる。
「さようなら」というより「また来るぞ」という想いだった。
そのくらい、この春の利尻島が魅力的で良かった。

利尻島で過ごした思い出がよみがえる。
5月上旬というのが利尻島へ行くならベストシーズンだと思った。

利尻島から遠ざかると島全体が一つの山のように利尻富士が大きく見える。
島内を巡っているとこの姿を見ることはできない。
オロロンラインから見る利尻富士というのは利尻島全体を見ていたのだと分かる。

ずっと外で利尻富士を眺めていようかと思ったが、出航から20分後の17時、
あまりの寒さに一旦船内へ入ることにした。

帰りも2等の乗船券で、この出入口に一番近いスペースに座る。
写真は出航前に撮ったもの。

そして稚内港到着まで20分余りとなった18時近く、再び外へ出る。
ノシャップ岬付近を航行。

利尻富士は遠くなってもすぐに分かる。

前方には宗谷丘陵。

18時でもまだこれだけ明るい。

稚内湖へ向けてノシャップ岬を沿うように進む。

稚内灯台と利尻富士。

出港の時は外部デッキにそこそこ人はいたが、この時は自分だけ。
乗客自体それほど多くなかったことと、観光客はさらに少ない感じだった。

船が進むにつれて利尻富士が陸地の陰に隠れて、最後は見えなくなった。

到着まであと10分あまりとなった18時10分、太陽はこの位置。
残念ながら夕日と利尻富士を見るということはできなかった。

間もなく稚内港に到着する。

そして下船。
車輛甲板は3列あるうちの真ん中1列しか埋まっていなくて、行きも確か同じだったと思う。
HP上で車輛部分に空きがあることが分かっていたので、乗船する船を直前に決めることが出来た。

稚内へ戻ってきた。
前方に見える船はサイプリア宗谷ということで、利尻島から乗船してきた船ではない。

18時30分、ノシャップ岬へ行けば夕日を見られたかもしれないが、もう今日はここで終わりにしよう。

稚内港北防波堤ドーム、ちょうど今晩放送されたブラタモリで紹介されていましたね。
9月30日の放送は利尻島ということなので、絶対見たい。

今日は真ん中に見えるドーミーイン稚内に泊まります。

19時にドーミーイン稚内の部屋へ。
窓からは北方向の海が見える。

普段だったら特に何かを感じる景色ではないが、
乗船したフェリーが通った海ということで、感慨深いものがある。
今回の渡道でチャンスがあれば行きたいと思っていた利尻島へ初めて渡り、
遠くから眺めるものという存在だった利尻富士をすぐ近くで見ることが出来て、
まさに興奮冷めやらぬという表現がピッタリ当てはまる。
明日は北海道滞在の最終日、苫小牧西港まで行きます。
本日の走行距離は242km。