
愛媛県の高茂岬にて。

柏島のつづき、愛媛県に入って高茂岬を目指す。
写真は石垣の里を過ぎたところで、後方の坂道にある集落が石垣の里。
前回柏島に来た時はその次に襟裳岬へ行っていたので、今回は高茂岬にした。

青い海の景色。

高茂岬へ向かう県道34号、視界が開けたところで海側に停められるスペースがある。
車から降りてみて、前回もここで写真を撮ったことを思い出した。

13時半ごろ高茂岬に到着、駐車場横の展望台とトイレが建て替え工事中。
ただし前回来た時は展望台が崩落しかけていて立入禁止の状態だった。

駐車場からその先へ。

前回は3年前の2020年10月に来た。

柏島は高知県で、この高茂岬は愛媛県になる。

展望台の中から。

真ん中あたりがさっきまでいた柏島かなと思って撮った写真。

下へも行ってみる。

前回はこのあたりで引き返した記憶があるので、今回は下まで行ってみることに。

しかし遊歩道はすぐに行き止まりだった。

ということで分岐点まで戻る。

右上の展望台から下りてきて、帰りは左の柵沿いを登っていく。

海の景色は癒される。

振り返って、高茂岬と言えばこの雰囲気。

高茂岬では青い海の景色を全身で感じる。

さあ、戻ってきた。

最後に振り返って、高茂岬とはこれでお別れ。

石垣の里へ。

ここは初めて立ち寄る。

ちょっと散策。

生活している民家の間を歩く。

少し階段を上がると見晴らしが良くなる。

見る分にはいいけど、実際にここで暮らすとなると大変そうだ。

石垣の里の駐車場で、この後の行動を時間をとって考えることにした。
まず今日回避した九州に明日は行こうと決めた。
このまま海沿いを進んで八幡浜あたりで宿泊、翌朝国道九四フェリーで九州入りがいいかなと。
一番早い便で愛媛県の三崎港7時30分発で大分県の佐賀関港8時40分着のフェリーがある。
この航路は過去に一度利用している。

しかし、明日九州へ行くなら、いっそのこと今日中に九州入りしようかと思った。
八幡浜から九州へ行くフェリーが出ていることを思い出した。
このあと八幡浜17時25分発で別府20時15分着の宇和島運輸フェリーがある。
もし、これに乗船できなくてもそのまま三崎港まで行って今日中に九州へ入ろう。
明日の朝では九州に入るのが遅くなってその後の行動も限られてしまう。

出港1時間前の16時半前に八幡浜港に到着。
レーンの手前に係員がいて指示を受けてこの場所へ。
8月に五島列島や対馬に行った時は車での乗船に関して不明確な所が多くて、
こうして係員がいてレーンがあると安心できる。

ターミナルビルは新築ですっごいキレイ。
2021年に佐田岬へ行く途中に立ち寄ったが、その時は古いターミナルビルだった。

乗船するのは2022年6月に就航した新造船の「れいめい丸」。
宇和島運輸フェリーが所有する中で最も新しい船にこのタイミングで乗船することができた。

車の中で乗船を待つ。購入したのは個室の特等。
出来れば船内でゆっくり食事がしたかったので個室があればと聞いてみたが、
事前のイメージでは予約もしていなくて個室の空きは無いだろうと思っていたので、
逆に空いているのなら1人なので貸切料金が必要になるが一番いい特等にした。

出港25分前の17時に船内へ入る。

客室に入って驚いた。
まずリビングのようなスペース。

テレビと机。

前面展望の大きな窓。

日没まではカーテンを開けられるので、しばらくはこのままで大丈夫だ。

大きなベッド。

あるとは思っていなかったトイレ。
この特等がどんな部屋か知らず、受付で聞いてベッドがあるくらいの返答だった。
わずか2時間50分の船旅、こんないい部屋だとは想像していなかった。

船内散策へ。

これを吹き抜けというのか分からないが、新しい船はこういう部分が凝っている。

下の階に売店があって聞いてみると御船印はないとのことだった。

船内を歩いてみて、2等客室にほとんど人がいない。
出港してからも船内を見て回ると乗客は10人くらいだったか、驚くほど少なかった。
トラックドライバーの居住区間は別なので全体としてはもう少しいたことになるが、
2等客室だって混雑している時はここだけのスペースを10人くらいで使うと思う。
乗船していた人はこのスペースを1人で使う感じで、それが分かっていれば2等で良かったが、
8月の五島列島や対馬のすごく混雑していたイメージが鮮明に残っていた。

17時25分、八幡浜港を出港する。

出港の時に外のデッキに自分以外に誰もいないという状況は初めてだった。
フェリーの出航というと感動的なシーンの一つなので、可能な限り外で見たい。

さようなら、短い時間だったけど今年初めての四国滞在だった。

そして船は別府へ向けて進む。

佐田岬半島に沈んでいく夕日を客室から見届ける。

当然、外で見て写真を撮った方がよかったが、ちょうどのんびり食事中でした。

ベッドにも夕日が差し込む。

17時50分ごろ、太陽が佐多岬半島に沈む。

日没ということでカーテンを下げる。
フェリー乗船の夕日が見られるかどうかは天候に左右されるため、
今回は客室からとなってしまったが、見られたことはうれしい。

18時20分ごろ、再び外部デッキへ。
出港から1時間ほど経過しているが、まだ佐多岬半島を越えていない。

半島の先端の灯りは佐田岬灯台だろう。
2年前に初めて佐田岬へ行っていて、記憶に新しい。

到着まであと20分となる20時前、もう別府港は目の前。

時刻表では別府港20時15分着だが、記録を見ると20時08分に船外へ出ていた。
あとは今日の泊まる場所、別府駅にいくつもホテルがあるが、
比較的近いところで「HOTEL AZ 大分日出店」があったのでそこに泊まることにした。
別府駅周辺だと駐車場が面倒だったりする可能性があるため、
AZならホテル正面に平面駐車場があるので安心、ホテルに到着したのは20時半ごろ。
この日は前日夜出発して高知県と愛媛県を経由して大分まで、走行距離は992kmでした。
柏島でエメラルドグリーンの海を見てかなり満足度は高い一日だった。
明日はやまなみハイウェイから阿蘇へ行く予定。