
雨の苫小牧西港を離れる太平洋フェリー「きそ」、北海道に別れを告げる瞬間。

本州へ戻るために苫小牧西港に到着したのは16時。
帰りのフェリー乗り場に到着した瞬間、もうこれで終わったという何とも言えない気持ちになる。
この日は旭川を出発して苫小牧まで走行距離は269km。

19時発の太平洋フェリー「きそ」に乗船する。

フェリーターミナル屋上にある送迎デッキへ。

八戸へ行くシルバーフェリー。

仙台を経由して名古屋へ行く太平洋フェリー。

そして大洗へ行くさんふらわあ。

異なる3社のフェリーが並ぶ様子は圧巻。

小樽~新潟便の新日本海フェリーで帰るのも魅力的だったが、
太平洋フェリーは今日から閑散期のA期間に入るため、選択の決め手となった。

17時20分、船内へ入る。
車輛甲板はギッシリぎゅうぎゅう。

今回は1等洋室、A期間のため貸切料金無しで泊まれる。

窓はあるがインサイドのため外の景色を見ることはできない。

冷蔵庫とお茶セット。

トイレとシャワー、1等洋室は必要なものが全て揃っている。

船内探索へ、きそと言えばこの鳥。

レストランへと続く通路。

夕食バイキングは18時から、あと20分くらいなのでオープンちょっと前にまた来よう。

メダル販売機はまだ健在だった。

3層吹き抜け部分にある光の柱

いくつかの文字が書かれていて、真ん中下はレストランの名前の「TAHITI」。

今でこそ当たり前となった3層吹き抜けだが、2005年就航当時はかなり豪華な印象だったのだろう。

外は少し雨が降っていて濡れてしまうのでこれ以上出なかった。

さあ、夕食だ。
18時オープンの数分前から並ぶ。

鰹のタタキが見つからず、ここにあったと思って撮った写真。
2年前にきそに乗船した時と置かれていた場所が変わっていて、最初分からなかった。

好きな物を好きなだけ食べるという贅沢な時間。

出航前で船は動いていないものの、外の様子が見える窓際の席が良い。

雨が降っているので今回は外で出港を見届けず、レストランでゆっくり過ごそうかと思っていた。

それでも出航時刻が近づくと、この目で出航を見てみたいという思いが強くなり外へ出た。

19時出航、苫小牧西港からゆっくり離れていく。
いつものことながら、これで北海道ともお別れかと思うと寂しい感情になる。

しばらく外のデッキにいたいところだが、雨でかなり濡れてしまったので早々に船内へ引き上げる。

太平洋フェリーで迎えた翌朝の4時過ぎ。

ひっそりとした船内。

光の柱も消灯中。

あと10分ほどで日の出時刻になるが、この雲の感じでは日の出は見られそうにない。

太平洋航路のフェリーに乗船すると、水平線上から日の出を見ることができるので、
これが見られるとすごくドラマティックな朝を迎えられる。

朝食は7時半からで、まだ3時間以上あと。

朝食前の7時過ぎ、再び外へ。

今回の渡道では行きの新潟~小樽のフェリーと共に帰りも一度も太陽を見ることはなかった。
こればかりは天候の運になるが、乗船から下船までで一つのドラマが完結するもので、
それは日の出や夕日が見られるとより内容の濃いドラマとなるが、
今回は残念ながら行きも帰りも内容の薄いドラマとなってしまった。

7時半が近づいてきたのでレストランへ。

海を眺めながらゆっくり朝食をいただく。

バイキングなので何度もおかわりをして1時間ちょっと食べていた。

9時20分、防波堤内に入っていよいよ仙台港が近づく。
苫小牧を19時出航して仙台に翌朝10時に到着する15時間乗船するこの航路、
朝食を食べてしばらくすると下船の準備となるので、あっという間という感じ。

9時40分、車輛甲板開放の放送があり、エレベーターは混むので階段で車輛甲板へ移動。
下船まで車内で待機する。

10時過ぎ、船外へ出てフェリーターミナル前で撮ったこの写真が最後。
自宅には19時に到着して、走行距離は636km。
ルートにもよるが今回は新潟まで570kmだったので、仙台もそれほど遠くはない。
今回の渡道で総走行距離は5258km、北海道内は4052kmでした。
このあと総集編の記事を書いて終わりにします。
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北海道2024 | 旅行/地域
Posted at
2024/11/17 18:47:42