
八丁浜の美しい海、丹後半島の京丹後市にて。

前日夕方に鹿児島県の志布志を出港して迎えた翌朝、5時半ごろ船室から出る。

日中は多くの人が行き交う3層吹き抜けのアトリウム。

外部デッキへ。

日の出予定時刻の6時04分まであと30分というところ。

東の空が赤く染まりだす。

ずっと外にいると寒いので時々船内に入って身体を暖める。

日の出予定時刻まであと数分、外部デッキに人が出てくる。

そして日の出予定時刻を迎える。

太陽は完全に出たが、雲がかかっていて日差しは弱い。

ここで数分待つ。

予定時刻から10分ほど過ぎた6時15分。

これを今回の乗船の日の出としよう。

動いている船上から日の出を見られるのは長距離フェリーの醍醐味の一つ。

今回は弱い日差しで感動はやや薄かったが、まったく見られないよりずっと良い。

オープン前のレストラン。
昨日の夕食はオープン前からたくさんの人が並んだので様子を見に行くと、
7時オープンの30分以上前ですでに人が並んでいたので、そのまま並ぶことにした。

どんどん並ぶ人が増えて6時45分ごろレストランがオープンする。
混雑する時、レストランはたいてい少し早くオープンする。
そしてまだ誰もいない料理が並んでいるスペースもすぐに人でいっぱいになる。

前日夜と同じ窓際の席へ。

ちょうど太陽の光を受けながら朝食タイム。

海上を進むフェリーの中で好きな物を好きなだけ食べる、こんな贅沢は無い。

朝食後、再び外部デッキへ。

雲一つない青空。

海面に輝く太陽の光。

前日の夜、ショップで購入した御船印。
以前「さんふらわあ さつま」に乗船した時はまだ御船印の制度が始まる前だった。

船内放送で1か月後に開催される大阪万博の会場が進行方向左手に見えるということで、
外に出てみると、たくさんの人が海の向こうに見えるこの会場の写真を撮っていた。

そうしているうちに防波堤内に入り、およそ14時間の船旅が終わりを迎える。
別府~大阪航路だと12時間ほどの乗船になるが、このプラス2時間の差が大きい。
朝食後もゆっくり船内でくつろげるのが志布志~大阪航路の魅力。

さんふらわあの発着場がある大阪南港と万博会場はすぐ近くであることが分かる。

まもなく大阪南港に到着する。
九州滞在3日間は終わったものの、これだけ晴れているなら直接帰るのはもったいない。

もし行くならどこへ行くか。
真っ先に紀伊半島が思い浮かぶが、立ち寄り場所が駆け足になって帰宅がかなり遅くなる。

車輛甲板開放の放送で車を停めた1階へ移動する。
パズルのように詰め込まれた車輛甲板。
9時40分ごろ船外へ出て、一旦、フェリーターミナル付近に停まって行き先を考えた。

大阪南港から3時間ほど北へ移動して13時前、京丹後市の五色浜園地の入口で写真を撮る。

今日は残りの時間で丹後半島を回ることにした。

五色浜園地に到着。

北海道から九州までの海岸線はだいたい走っているが、
この五色浜園地からほんのちょっとの区間は今日が初めて。

鳥取砂丘あたりからスタートして東へ進むと海がキレイなスポットがたくさんある。

いろいろ立ち寄っていると、どんどん時間が無くなっていって、
前回はこの手前の夕日ヶ浦海岸まで進んで丹後半島を回ることはあきらめて帰路に。

枝の方向から海からの風が強いことが分かる。

雰囲気は春の訪れの前という感じだが、このブルーグリーンを見るとテンション上がる。

五色浜園地、名前の通り良い所だった。

最北子午線塔がある場所へ。

ここからは徒歩で少し登る。

日本中央標準時子午線最北端の塔。

これから進む方向、奥の砂浜がある所の海がキレイそう。

八丁浜シーサイドパークへ。

目の前は八丁浜海水浴場。

なんだこのキレイな海はと叫びたくなるようなキレイさ。

透き通っている。

キレイな海を見ると癒される。

大満足の八丁浜でした。

琴引浜。

鳴き砂の浜として知られる琴引浜。

砂浜の方へ。

この白いポールが立ててある周辺で音が鳴りやすいと言われて行ってみた。
最初はぜんぜん音が鳴らなかったが、足の動かし方を変えてみると少し鳴るようになった。
ハッキリ分かるような大きな音が鳴るというわけではなさそうだ。

立岩の最寄りの駐車場、後ろはてんきてんき橋。

以前、道の駅てんきてんき丹後に立ち寄った時に遠くに見える立岩へ行こうか迷って行かなかった。
その時は立岩の近くに駐車場があることを知らず、今回、初めて立岩を間近で見ることができた。

15時ごろ、大成古墳群へ。

五色浜園地からこの大成古墳群までがこれまで来たことが無かった場所。

ここは想像以上に良い雰囲気の場所だった。

古墳群ということで古墳の跡がある。

この時、雲が増えてきた。

屏風岩展望台のところ。

なんとここで桜が見頃だった。

本来の目的の屏風岩。

ここで桜が見られるとは思いもしなかった。

袖志の棚田。

棚田と海、これも丹後半島の風景。

16時ごろ、経ヶ岬へ。

丹後半島を巡るときに寄ろうか迷う経ヶ岬、今回は寄ってみた。
そして灯台まで歩く。

現れた経ヶ岬灯台。

ブルーをバックに灯台が映える。

道の駅舟屋の里伊根に到着した時には時刻は17時近く。

もう少し寄りたい場所もあったが、さすがにもう時間切れ。

最後は伊根の舟屋を見て終わり、自宅に戻ったのは22時半ごろ。
この日は大阪南港でフェリーを下船して丹後半島経由で走行距離は622km。
ちょっとした隙間時間で行ったことが無かった場所をいくつか行くことができたのは良かった。
そして、やはりこの辺りの日本海の海はキレイだと改めて思う。
九州3日間に最終日は丹後半島と4日間の休みを目一杯使った感じで満足感も高かった。
4日間の走行距離は2450kmでした。