
桜が咲く忠別ダム堤頂広場。

ルートインGrand旭川駅前で迎えた朝、予報通り雨が降っていた。
今日は北海道滞在最後の日、夕方までに苫小牧西港に到着してフェリーに乗る。

前日は見えた大雪山系や十勝岳連峰は見えない。

今日は全道的に雨模様の予報で、淡々と苫小牧へ向かうしかないと思っていた。
それならばと今回の北海道滞在で初めてホテルが提供する朝食をたっぷり食べる。
スープカレー、いくら、ベーコン、オムレツ、どれも美味しいものばかりだった。

ホテルを7時半に出発、最初に立ち寄ったのは道の駅ひがしかわ道草館。

東川町は初めて踏み入れた。

大雪遊水公園。

雨が降っているので傘を差して歩く。

桜は散り始め。

今日は起きてから朝食を食べている間もどこへ行こうかずっと考えていた。
旭川から最終的に苫小牧に行くので美瑛・富良野を巡るのが順当だが、雨では乗り気がしない。
地図を見ているとこの東川町から忠別湖、天人峡あたりは行ったことが無かったので、
知っている所よりも初めての所の方が新鮮な気分になれるので行ってみることにした。

池の奥にも桜がたくさん咲いている。

雨でもすごく良い雰囲気。

この時は見えなかったが、おそらく近くにある大雪山系がここから見えるのではと思った。

もし桜と残雪の大雪山系が見られるのであれば最高な場所の一つになるだろう。

奥に見える桜の方へ。

この光景もスゴイね、北海道にはまだまだ知らない場所や景色がたくさんありそうだ。

いざ行ってみると、これより先は立入禁止になっていた。

立入禁止の手前から桜を撮る。

雨の中歩いていて、この公園が想像以上に良い場所であることが分かった。

美瑛・富良野エリアへ行く時は最初に拠点のような場所になっている北西の丘に行くことが多いが、
来年はその前にこの大雪遊水公園にまず寄ってみようと思う。
晴れていれば桜と残雪の大雪山系が見られる素晴らしい場所かもしれない。

忠別ダム堤頂広場。

小雨が降り続く。

忠別湖周辺には他にもいくつか公園のような場所があるが、また天気が良い時に寄ってみようと思う。

少し高くなっている場所から忠別湖を見る。

5月上旬のこの日、まだ雪が残る。

そして桜。

濡れた路面に桜が映って、これはこれでキレイ。

桜の開花のタイミングが合うとすごく素敵な空間となる。

七福岩公共駐車場。

奥に進むにつれて道路脇の残雪が目につくようになった。
今年の4月下旬はかなり高温でだいぶ解けたはず、普段のこの時期はもっと雪が多いのだろう。

目の前には七福岩と呼ばれる柱状節理の岩。

この先が行き止まりになるので、目的を持ってこないと寄れない場所。

ゴール地点はあの宿のあたり。

秘境感があって天気が悪くてもなかなか良かった。

天人峡の終着点となる場所に到着、後方の天人峡グランドホテルは廃墟となっている。

川は濁流。

羽衣の滝は遠いのですぐ近くの涙岩へ行こうとした。

しかし、立入禁止となっていてこの先へ進めず。

廃墟となっている天人峡グランドホテルを解体するようだ。

天人峡で営業している宿は写真の一軒のみで、時刻は9時半ということで、
チェックアウトして宿を出発していく車が何台か見られた。

到着した時の車の外気温計は9℃、足湯で暖まることにした。

ホテルが解体された土地がどうなるか分からないが、
また次回ここへ来た時はガラッと雰囲気が変わっているだろう。

北西の丘に立ち寄ったのは10時半ごろ、相変わらず小雨が降り続いている。

自分以外にもう2~3組の人がいて、奥のお店から呼び込みの声が聞こえていたが誰も反応せず。
そして観光案内所からはゴールデンウィークなのになあ、という声が聞こえてきた。
営業時間帯なのに寂しい北西の丘、雨とはいえ祝日なのでもう少し観光客がいるかと思った。

前回は4月27日に来ているので9日ぶり。

9日前はまだ桜が咲き初めだったが、北海道を回っているうちに満開を迎え、
そして散り始めている状態を目にすると、何とも言えない気持ちになってきた。

小雨模様の中、うっすら見える十勝岳連峰。

深山峠さくら園、十勝岳連峰がだいぶ見えるようになってきた。

9日前に来た時は桜がいっぱい咲いていた深山峠さくら園。

もうほとんど散ってしまった。

こんな風に桜と十勝岳連峰の写真をたくさん撮ったことを思い出す。

北海道滞在の最終日は一つ一つの場所に別れを告げるようにその場を去っていく。

北星山の上のところ。

少し歩くと北星山展望台に出る。

2017年8月にリフトでこの場所に来たことはあったが、上から歩いて来たのは今回が初めて。

斜面に広がるラベンダー畑。

ラベンダーが見頃となる7月中旬から下旬は多くの人が訪れるのだろう。

そろそろ十勝岳連峰ともお別れとなる。

初めて来たので周辺を歩いてみることに。

ここを左折して中富良野森林公園という案内の場所へ入った。

桜はほぼ散っている中、これが一番残っていた桜。

ここも美瑛・富良野をめぐった9日前に来ていたら桜がたくさん見られたかもしれない。

ここ2年、美瑛・富良野で一日を過ごした日の最後はファーム富田で終わっていたが、
それからすぐ近くのこの中富良野森林公園に来て桜を見て、
さらに北星山展望台から十勝岳連峰を見るというのも良いかもしれない。

中富良野森林公園の別の駐車場、ここもだいぶ散ってしまったが桜の木の下で。
この時点で時刻はちょうど12時、旭川を出発して夕方までに苫小牧へ行けばいいので、
いろいろ寄り道が出来るかと思ったが、旭川のホテルを出たのが7時半と遅く、
そんなにゆっくりも出来そうないので、ここからは寄り道せずに苫小牧を目指す。

そして道の駅ウトナイ湖に到着したのは15時半ごろ。

目の前にウトナイ湖、この時は傘がいらない程度の小雨だった。

展望台入口にはほぼ散ってしまった桜。

こちらはだいぶ桜が残っている。
思えば北海道滞在中、毎日どこかで桜を見てきた。

こんな空模様でも最後の最後で桜を見ることができたことは感慨深い。

さあ、これで北海道滞在も終わり。
フェリーに乗船するために苫小牧西港へ向かう。