
名古屋港フェリーターミナルにて、このフェリーで新しいライズとともに北海道へ渡ります。念願の北海道長旅が実現したので、その記録を順番に書いていきます。

太平洋フェリーの名古屋港フェリーターミナルには15過ぎに到着。

出航は約4時間後の19時ちょうど、乗船手続きは15時30分から。
A期間だった一年前、徒歩乗船でこちらへ来たときの乗船手続きは16時30分からだった。
ちょうどこの日から繁忙期のB期間になるため、時刻も変わるようだ。

あと15分程で乗船手続きが始まるので、ここで待っていることに。

乗船時間は全て17時30分となっている。
これも一年前のA期間の時、車は苫小牧行き17時30分、仙台行き18時00分となっていたので、
苫小牧行きの車は先に乗船できると思っていたが、バイクも含めて全て同じ時刻。
実際には順番に乗船することになるのだが。

乗船手続き後に案内された場所がここ。
苫小牧行きの車列の先頭になった。

てっきりフェリーターミナルの前に並ぶのかと思っていた。
誘導の人に聞いてみると、今日は車が多いからということだった。

おかげで普段は立ち入れないだろう、こんな近くからフェリーの写真を撮ることが出来た。

車を待機場へ置いてフェリーターミナルへ戻る。

5回分の食事券が2人分で合計10枚の食事券は圧巻、この姿はなかなか見られない。

いよいよ北海道へ行くことが出来る。
この時期に北海道へ行くのは2019年以来の3年ぶり。

乗船まで少し時間があるので外へ出る。

ここに来るとフェリー全体を写真に収めることが出来る。

船首のこの開口部分から車を入れるのだろう。

運転手と同乗者は別々の乗船となるため一旦分かれる。

17時30分になっていよいよ動き出すのかと思ったら、先に仙台行きの車から乗船となった。
10分ほど待ち、苫小牧行きの車も船内へ。

船首部分から入った先は3甲板、ここからスロープを下るよう指示される。

あ~、奥まで進むのか。

この位置、下船する時はバックすることになるので、2甲板の車両の中では一番最後になるだろう。
最初に乗ると下船も最初の時もあれば、今回の様に最後になる時もある。

荷物をまとめて船内へ、乗船中は車両甲板に戻ることは出来ない。
重厚感のある601号室の扉、この船に一室しかないロイヤルスイートルーム。

この部屋で名古屋から仙台を経由して苫小牧まで、2泊3日約40時間の船旅が始まる。

リビングリームの向こうに見えるのは寝室。

壁の装飾が寝室を明るい雰囲気にさせてくれる。

バスルームにも船首方向の窓があって楽しみ。

出航前にレストラン「タヒチ」で夕食。

入口で食券を渡すと奥のテーブルまで案内してもらえた。
ロイヤルスイートの食券には「ROYAL」の文字が印刷されている。
この専用席で食べてもいいし、他の席を使ってもいいとのことだった。

今夜がローストビーフということは明日はステーキか。

レストランがオープンした直後のため、この写真には食べている人はいない。
中央の丸い席の天井から外の光が入ってきて明るい。

鰹のたたきがなかなか美味しかった。
そのまま食べると普通の鰹のたたき、ポキ風ソースをかけるとまた違った味になる。

ローストビーフと鰹のたたきがメインの夕食をいただきます。
右下のピントが合っていない手作り豆腐も良かった。

夕食に満足して出航を見るために外へ出る。

出航時刻となる19時前、船内から続々と人が集まってきた。

そして出航、陸からはずっと手を振ってくれている。

出航したら次は名港西大橋をくぐるのもイベントの一つ。

レストランの天窓を覗くと普通に食事をしている人が見えたので、写真ではここまで。

船は後進を続け、広い場所で90度旋回して船首を橋の方向へ向ける。

名港西大橋へ向かって前進。

橋の下をくぐるというのはフェリー乗船ならでは。

名港西大橋を通過したところで船内へ戻ります。

5階の案内所前から光の壁を見上げる。
「きそ」は2005年就航、その当時、この3層吹き抜け構造はかなり豪華な印象だったのだろう。

ゲームコーナーに置いてあったメダル販売機と刻印機。
古い様子から先代から引き継がれているのだろう。
昨年乗船した「いしかり」にも同じようなものが設置されていた。

この数日前、テレビでリボンナポリンが紹介されて初めて知ったのでキリンガラナと共に買う。

あとは部屋でゆっくりしよう。
夜間航行中はカーテンを閉めることになっているので、景色は明日の朝のお楽しみ。

洗面所とは別にリビングでも水が使えたのが何かと便利だった。

スイートクラスは部屋から案内所へ電話をすると氷を持ってきてもらえるサービスがある。
リボンナポリンを飲んでみて、初めての味なので何に似ているのか考えたが思い浮かばない。
しかし、北海道へ行く時はまた飲んでみようと思った。

22時に最後の船内放送で明日の日の出は4時52分の案内があったのでその前に外に出よう。
出航してから5時間が経過したが、40時間の船旅は始まったばかり。
ちょうどこのあたりから外洋にいる感じがする揺れとなり、そして眠りについた。