
小樽港フェリーターミナルを目の前にしていよいよ北海道へ上陸というところ、乗船したフェリーのバルコニーから。

前日のお昼に新潟港を出港して新日本海フェリー「らいらっく」で迎えた翌朝、
4時過ぎ、船は神威岬を過ぎていた。

部屋のバルコニーから、右の陸地は積丹半島。
予定通り「あざれあ」に乗船できていれば、小樽港入港直前という時間帯だった。
まだここから小樽港入港まで2時間ほど時間がかかる予定。

外の様子を見に行く。

夜間は照明の一部が落とされている。

プロムナードを抜けて。

後方の外部デッキへ。

日の出時刻の4時36分まであと20分くらい。

あの辺りが明るくなっているので太陽が出てくる場所だと分かるが、ちょっと厳しいか。

陸地を見ると山にはまだ雪が残っている。

外にいると寒いので一旦船内に入る。

そして日の出予定時刻ごろ。

う~ん、残念。

5時ごろ、小樽港入港まであと1時間。

部屋のバルコニーから陸地に太陽の光が当たっているのが見えた。
この右舷側からは太陽の様子は見えないので外部デッキへ行くことに。

船内は照明が点いて明るくなっていた。

出そうで出ない太陽。

進路を右に変えると小樽港入港が近いことを示す。

5時13分、太陽が出てまぶしい光を浴びる。
スピードが遅い臨時便に乗船になったことで、この少し遅れた日の出を見ることができた。

だいぶ青空が広がってきた。

ゆっくりこの景色を楽しみたいところだが、間もなく小樽港に到着するので下船の準備をする。
ここからは部屋のバルコニーからの写真。

朝の船内放送で小樽の天気は晴れ、気温は10℃とのこと。
前日の予報から到着の時は基本曇り空で太陽は見られないと思っていたので意外だった。

5時20分、水族館の観覧車や日和山灯台、さらにその上のホテルがよく見える。
この時間帯に個室のカギを各部屋回収に回ってきたので渡す。

5時40分、小樽港はもう目の前。

また今年も春の北海道へ来ることができて、それだけでも嬉しい。

後方の霧がかっている後志道に太陽の光が当たって幻想的。

船体は向きを変えて後進でフェリーターミナルへゆっくり近づいていく。
右舷側の部屋だと朝の積丹半島とこの小樽港入港シーンを見られるのが良い。

5時45分ごろ、このタイミングで車輛甲板開放の船内放送があったので荷物を持って移動する。

2階の車輛甲板は車でギッシリ。

6時20分ごろ、船外へ出た。
多くの車が右折して北海道の各方面へ散っていく中、左折してフェリーターミナルの駐車場へ。

帰りもまた小樽港に戻ってくるが、前回乗船した時と乗船レーンが変わっていることに気付いた。
前回小樽から帰ったのは2022年夏で、その後、北海道の帰りは太平洋航路で本州へ戻っていた。
以前は一次待機場があって、案内のあと少し移動して二次待機場という少し複雑だったが、
これならよくある一般的な乗船レーンなので分かりやすい。

フェリーターミナルの中。

新潟から小樽まで運んでくれた新日本海フェリー「らいらっく」。

こんなに晴れているが今日は全道的に曇りか雨、小樽周辺もそのうち雲に覆われるはず。
北海道上陸後はまず時間をとって今日の行き先を慎重に決めたい。
運命の分かれ道ではないが、行ってから反対方向へ行けばよかったと思っても後の祭り。

9時ごろ、道央道の比布大雪PA。
ここに来る途中、黒い雲に覆われて雨も降った。

こういう雪の塊を見ると北海道に来たという実感が湧く。

比布大雪PAは桜が咲くとキレイだが、まだ咲いていない。

反対車線の向こうには大雪山系が雲に覆われているが、何となくその形は分かる。

今日はまずサロマ湖の方へ向かうことにした。
北海道の中でその辺りが晴れている可能性がある場所だった。

10時半ごろ、道の駅遠軽森のオホーツク。

記憶ではこの道の駅は過去3回来ていて、営業時間内に来たのは初めてとなる。

斜面には雪が残る。

ここのジップラインは以前、朝の全国放送の生中継でその様子を見たことがある。
最大傾斜が日本一ということでスピードが出るのだと思う。

そして斜面にある一本の木、昨年これが桜の木だということが咲いている姿を見て分かった。
さすがに今日は咲いていない。

営業時間内でもこの先は入れないんだと思た。
あとでHPを見るとジップラインは翌日の4月26日オープンで、そういう時は中に入れるのか?

道の駅の中へ、2階にウッドデッキがあると書かれている。

しかし、そのウッドデッキへは出られなかった。

ガラス越しに外の様子を見る。
真ん中あたりはまだ咲いていない一本桜の木。

さて、小樽からサロマ湖方面へ行くと決めてここまで来たものの、
具体的にどこへ行くかは現地で状況を見ながら進むことにしていた。

せっかく道の駅が営業しているので、食事をしながら今日のこれからのことをゆっくり考えることに。

ハンバーグとソーセージの盛り合わせ、下には野菜たっぷりで美味かった。

どちらにしても今日はこのエリアで桜は咲いていない。
行ったことが無い場所がいくつかあるので、そういう場所を優先して回ることにする。

太陽の丘えんがる公園の先にある瞰望岩の手前。

昨年のこの時期にすぐ近くの芝桜を見に来ていたものの、
次の滝上公園へ早目に行った方が良いと思ってここはパスした。

ということでここは初めて来た。

歩いてすぐに頂上部分に到着。

ここは遠軽町の街並みを見渡せる。

白くなっている斜面が、ついさっきお昼ご飯を食べた道の駅がある場所。

「きけん」と書かれているが、ここの崖のフチは土で崩れる可能性があるので、
東尋坊のようにギリギリまで行って覗き込むようなことはできない。

遠軽駅もよく見える。

さらにまだ上がある。

木の枝で視界が少し遮られるので、さっきの崖の上の方が見晴らしが良い。

初めて来た瞰望岩、なかなか良い所だった。

車へ戻る。

昨年見た芝桜の斜面を遠くから撮影、芝桜もまだ咲いていない。
知らなかったらここに芝桜が咲くことは分からない。

瞰望岩の全体が分かる遠軽公園へ移動。

頂上のすぐ手前まで車で行けたのが不思議なくらいそびえたっている大きな岩。

つぼみが膨らみ始めている桜とまだ咲いていないチューリップ。

まもなく正午、サロマ湖方面へ移動する。